Benin City – Faithless
2018.07.07.
Posted on 07.07.18
Posted on 07.07.18
Posted on 07.06.18
Posted on 07.06.18
Posted on 07.06.18
もう巷では早くも夏のセールが開催されていますが、それと同時期にパリでは来シーズンSSのメンズファッションウィークが開催されていました。
今回の最大の注目は、ルイ・ヴィトンのメンズデザイナーに就任したヴァージル・アブローと、ディオールオム(キムのデザイナー就任と共に“ディオール”に改名しました)のデザイナーに就任したキム・ジョーンズです。
ルイ・ヴィトンのデザイナーに就任したヴァージルは、他にもハイエンドなストリートブランド“オフホワイト”を自身で手がけています。
ヴァージルが就任するまでルイ・ヴィトンで前職を担っていたキム・ジョーンズもストリート色の強いデザイナーですが、キムの場合はあくまでラグジュアリーなモードの中でストリートのエッセンスを上手く取り入れるデザインが得意ですが、ヴァージルの場合は近年のアメリカン・ラグジュアリー・ストリートブームの旗手で、カニエ・ウエストのブランド“yeezy”でもデザイナーを務めていたようにゴリゴリのストリートデザイナーです。
そういう人物がパリコレの中でも最高峰に位置するラグジュアリー・ブランドのルイ・ヴィトンのデザイナーに就任するのは、ある意味、バラク・オバマがアメリカの大統領に就任するよりも革命的なことなのかも知れません。
しかし、自分のような偏屈な人間には、どうしてもこういった今のモード界のトレンドを好意的に捉えることができないでいます。
黒人(ガーナ系移民)であるヴァージルは、ショーで自身と同じアフリカ系のモデルをはじめ、様々な国籍のモデルを起用しました。
自分は、もちろん差別主義ではないですし、街中とかでもどちらかというと外国人にはカインドネスに接して日本を良い国だと思ってほしいと考えているほうです。
そして、黒人デザイナーのヴァージルがまだ差別意識がなくなり切っていないフランスにおいて自国が誇る最高峰のブランドのデザイナーに就任してこういった演出をすることで世界中にメッセージを発するということはとても素晴らしいことだと思いますが、それとファッションデザインの考え方が共感できるかどうかは別問題です。
オバマ元大統領だって、黒人だったから大統領になれたのではなく、国民がバラク・オバマ氏の考えに共感したから当選できた訳です。
僕も、ヴァージルが黒人だから嫌いなわけではないですし、黒人であれ、中国人や韓国人であれ、それこそ北朝鮮の人だとしても、その人の考え方や生き方が素晴らしいと思うのに国籍や肌の色なんか関係ありません。
それこそ、ヴァージルはルイ・ヴィトンからオファーをもらってデザイナーに就任しただけであって何も悪くありません。
ヴァージルを起用したルイ・ヴィトンをはじめとする今のモード界の流れに疑問を感じているだけです。
モード界はここ最近でニッチなものから、もっとオープンで若々しくてステータス性が高く仲間意識の強いものへと急速に移り変わっています。
今回のルイ・ヴィトンのショーのフロントローにも、カニエ・ウエストをはじめとするマーケットに強い影響力のある若者に人気のセレブ達が並んでいました。
そこには、かつてモードがモードらしくあり得た、小難しくて、ニッチで、排他的で、それでいて謙虚で気品漂うスピリットはひとつも感じられませんでした。
未だにモードに対してそんな願望を抱いている僕の考えがアナログで今の時代にマッチしないのかも知らないですが、僕は今の時代においても「売れるから」とか「時代がこういう流れだから」とかではなく何をするでも自分の考えにピンっと一本筋が通ったような生き方をしている人を応援したいです。
自分自身も20代前半くらいの頃は、まだモードに見た目のインパクトを求めていたように思いますが、歳を重ねてくるにつれてモードの本質というものが表面ではなく、より内面に存在するのだなということはわかるようになってきました。
(それに伴って同じブランドでも欲しいと思う服も変わっていきました。それでも数少ない買うブランドが変わらなかったのは、やはりそれらのデザイナーの生き方や考え方が変わらず好きだからです。)
そして、その本質を変えずに継続していく期間が長くなるほどに、それらは、より素晴らしいものへと昇華されていきます。
そういう作り手の考えが複雑で凝縮されているものの方が、一般的には小難しくて理解し難く、共感も得にくいゆえ時代にもマッチしてないのかも知れないですが、そういうものこそ貴重で尊く次世代に受け継がれていくべきものだと思っています。
今のモード界は限りなく表面的で短絡的に感じます。
と偉そうに語ってますが、何の肩書きも持たず、さして有名でもない小さな美容室を営む一美容師でしかない僕自身は、全然まだまだなレベルで、こういうことを言うことすらも身の丈に合ってないのですが、これからもそういう考えだけは大切に持って精進していきたいです。
僕は僕で、今来ていただいてるお客様をガッカリさせることがないようにしっかり頑張ります!
ここまで長文読んでいただいた方、ありがとうございました!
Dressing is a way of life.(服装とは生き方である) by イヴ・サンローラン
Posted on 07.06.18
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Posted on 07.05.18
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Posted on 07.04.18
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UK出身で、現在はL.A.を拠点に活動するプロデューサー, Sophieの待望のデビュー・アルバム『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』
イギリスを代表するカルチャーファッション誌,DAZED & CONFUSEDの企画できゃりーぱみゅぱみゅとの対談をしたり、さらにマドンナや安室奈美恵などの大物歌手がプロデューサーに招いたりと、割とポップカルチャーに近いところで活動してるのに、そういうポピュラーにも浸透させられる感覚を持っていながらこういうアルバムを完成させてるのだから凄いと思います。
90年代後半、日本で宇多田ヒカルがデビューした時のような普段ポップ・ミュージックを聴かない層の人達までをも巻き込むような、ポップミュージックの領域を洗練させながらもさらに下部へと開拓していくような作品です。
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