ny street style
2019.09.12.
Posted on 09.12.19
Posted on 09.12.19
Posted on 09.12.19
Posted on 09.12.19
Posted on 09.11.19
Posted on 09.11.19
Rick Owensのコレクションを過去10年間捉えてきたフォトグラファー,Danielle Levittによるリック・オウエンスのビジュアルブック『Rick Owens Photographed by Danielle Levitt 』
リック・オウエンスは、今コレクションを行なってるブランドの中では、恐らく最も芸術に近い洋服を発表しているブランドだと思います。
かつて、アルチザンの祖 CARPE DIEM(カルペディエム)が解散した時、リック・オウエンスはカルペディエムで働いていた職人達に自身のメゾンの職人として働いてもらえるよう働きかけたらしいです。
リック・オウエンスの芸術的で創造性の高い洋服を創り上げるには、優れた職人なしには実現しませんでした。
この書籍には、そのリックのこれまでの歩みが素晴らしいポートフォリオで纏められています。
どれもとても力強い作品です。
まだまだ載せたい写真はたくさんありますが、実際この書籍で見てほしいという思いもあります。
これらの写真を見て、ファッションが好きな人でもとても着れないと思うようなデザインの洋服が多いと思いますが、リックはこれらの服も全て売り物として実際に販売しています。
自分もリック・オウエンスは、存在を知ってからずっと好きなデザイナーでありブランドですが、デザイン性の高過ぎる洋服は流石にあまり買えません。
ですが、自分のスタイルとして取り入れられる範囲内で、リック自身の思いや考えが詰まったデザインの洋服は多少高くても頑張って買ってきました。
Rick Owensというブランドも数年前、今のヨウジみたいにモテたくてカッコつけたいような人達に目をつけられたことがありました。
今でも「リック来てるんだぜ」みたいに流行りのスニーカーと合わせて着てる人も、まだまだたくさんいるのだと思いますが、リックの洋服もヨウジとかと同じで、本来はデザイナーに敬意を表して謙虚に着るべき洋服だと思います。
と言いながら僕もリックの中でもミーハー心で買ってしまったものも今思えば少なくないですが、他のブランドも合わせた僕自身の全てのワードローブの中でも「ずっと大切に着続けたい」と思えるものもリック・オウエンスのものが本当にたくさんあります。
この本の最後に、リックの最愛のパートナーであるMichele Lamy (ミシェル・ラミー)の写真が掲載されていました。
このリック・オウエンスとミシェル・ラミーを写した写真は、感動的なまでに美しいです。
リックが今まで作り上げてきた作品も本当に素晴らしいですが、結局、駆け出しの頃から苦楽を共にし、厳しいモードの世界で生き続けてきた2人の姿は、その素晴らしい作品群よりも見る手に伝わってくるものが遥かに大きいです。
自分も、リックとは住んでる世界も生み出すクオリティも全く足元にも及ばないですが、美容師として自分なりに創意工夫しながらリックのような生き方ができればいいなと思っています。
お店に置いてますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧ください!
Posted on 09.11.19
Posted on 09.11.19
Posted on 09.10.19
Posted on 09.10.19
Posted on 09.08.19
Posted on 09.08.19
Rick Owensがビジュアル・ブックを2冊同時に発売しました!
もちろん、そこは頑張って2冊とも買いましたので、1冊ずつご紹介いたします。
まずは、自身の2019A/Wコレクションでもテーマとした、リックの敬愛するデザイナー,Larry LeGaspi(ラリー・ルガスピ)をオマージュした書籍『LEGASPI』
ラリー・ルガスピは1950年、NY生まれ。
彼は70年代にKISSなどの衣装を手掛けました。
彼の功績は、ジェンダーの境界を曖昧にしたこと。
KISSの衣装を見ても男性がプラットフォームブーツを履いたり、体にフィットしたボディスーツを着たり、そういう派手でインパクトのあるスタイルをポップカルチャーに打ち出したことで、若者のファッションがより一層自由なものになりました。
本誌には、そのラリーの手掛けた衣装と共に、リック・オウエンス自身が彼の影響を受けて作った服が掲載されています。
僕はグリッター系の洋服は興味ないので、KISSのスタイルを真似したいと思ったことはなかったですが、見る分にはとても面白いです。
でもどちらかと言うと、手を合わせてるオジイ(Juan Fernández)の宗教めいた洋服とか、その下のSF映画に出てきそうなキョンシーみたいな写真の方がより興味深かったです。
お店に置いてますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧ください!
Posted on 09.08.19
Posted on 09.08.19
Posted on 09.08.19
〜僕の大好きなギャ〜プ・プレス♪ とカラオケ嫌いの僕の頭に変な替え歌が突然流れ出すのには訳があって、長年愛読していたコレクション誌のGap Pressがメンズコレクション発表後しばらく経っても一向に発売されず、毎日のようにネットで発売情報をチェックしてましたが、9月に入りさすがに遅いと痺れを切らしてgap japanに直接問い合わせたところ、今回のメンズコレクションの発行は見送ったとのこと。
「え゛っ?」
電話応対してくださった方はすかさず「ウィメンズは通常通り発売いたしますので~」とフォローを入れてくださいましたが、いやいや、それで「ホッ、それは安心♡」とはならないですから〜!
お店に置いとけるメンズコレクション誌ないし〜、アプリじゃ見にくいし〜、いい年こいてウィメンズ着てたら松尾伴内みたいになるしぃ〜…
ファッションニュースが無くなった時も寂しかったですが、gapがあるからまだ大丈夫という気持ちも正直ありました。
gap COLLECTIONも擁するgap japanは、日本のコレクション誌において最高峰であり最後の砦でもありましたが、今回の決断は断腸の思いだったと思います(今回のメンズコレクションはgap COLLECTIONも発行を見送り)。
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この画像は、左側が今年の秋冬号の掲載順、右側が今秋冬の掲載順です。
gap独自の目線で、そのシーズンでコレクションのデキの良かったブランドを順に掲載しています。
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2019 S/S LANVIN
LANVINは、現CELINEデザイナー,エディ・スリマンのディオール・オム時代のアシスタント・デザイナーだったルカ・オッセンドライバーが務めて尚いですが、素晴らしいクリエイションを連発していた5年前頃に比べると近年は低迷気味で、ストリート旋風がメンズモード界に吹き荒れたくらいからはトレンドセッターの位置からは完全に外れていましたが、そういうブランドでもコレクションの出来をフラットに判断してこうしてトップ評価を付けたりできるのは、見ている方としてもとても面白かったです。
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2019 A/W VALENTINO
ヴァレンティノのデザイナー,ピエール・パオロ・ピッチョーリはマリア・グラツィア・キウリと2人でやっていた頃からとても素晴らしいクリエイションをしてて、メゾンには最高のクチュリエ陣も要しており、大好きだし応援したいブランドの一つなのですが、最近、変なロゴが悪流行りしてるのがとても残念に感じていました。
gapがVALENTINOをトップに持ってきたのも、ロゴではなくそのクリエイションの出来が良かったからという評価だと思います。
大きく掲載されているルックはロゴが入っていないものばかりでした。
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阪急メンズ館に行ってもホスト風の人やEXILEに憧れてそうな人を多く見かけたり、モードの風紀が乱れている昨今、モードを正しく伝えてくれる媒体の方が苦境に陥るという状況はとても悔しく思います。
名前も顔も知らないですがそのへんに絶大な影響力がありそうな三代目の人とかは、SNSにブランドの服とか載せるなら「gap press買いました!」とか「STREET(スナップ誌)オシャレ過ぎ!」みたいな投稿もガシガシして欲しいです。
Viva,MODE!!!
Posted on 09.08.19