ニューヨークにある高級百貨店, バーグドルフ・グッドマンは、ファッションデザイナー達にとって「ここで取り扱ってもらうことができたら感無量」と思えるくらいの百貨店だったらしいですが、特にN.Y.のオルタナティヴ・シーンで活動するバンドマンやアーティスト達にとって OTHER MUSIC で自身の作品を取り扱ってもらえることは、それと同等の喜びがあったと思います。
Sonic Youthに始まり、Pixies, Daniel Johnson, Galaxie500, Dinosaur Jr., Nirvanaなどの90年代初期~Beck,Nine Inch Nails,Pavementなどの中期、そしてYo La TengoやTortoiseなどが台頭する後期と、3つの時期に分類されています。
New Orderは最初に買ったアルバムは『Technique』という作品だったのですが(その中にこのブログのタイトルでもある“All The Way”も収録されています)、最初聴いた時は「なんじゃこの炭酸の抜けたような音楽は」(淡路島は田舎なので少し言葉遣いが上品ではないところがあります)と思った記憶があります。当初は、あまり好きではなかったんですね。なんせ当時はOasisとか聴いてカッコイイと思ってましたから。
事前に考えていた予定では、朝にロメールの『夏物語』を観て、そこから京都に向かいブライアン・イーノの展示会『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』に行って、そこから再度テアトル梅田に戻ってシャンタル・アケルマンの『私、あなた、彼、彼女』を観るという、外出時はロープレでいうところの“毒状態”くらい断続的にダメージを受けてしまう自分には無謀とも言えるスケジューリングを組んでしまっていて、当日のこの日も無理そうなら京都のイーノは諦めて後日に回して一旦帰ろうと自分に言い聞かせて出かけました。
帰宅後、ちょっとウトウトしてしまった場面もしっかり観返したかったので、所持していた『湖のランスロ』の封を切って、最近引っ越した際に張り切って設置した(アラジンとかの類ではなくガチの)プロジェクターに、これまたベランダで読書したいなと思って購入した折り畳み式のリクライニングチェアが届いたところだったので、プロジェクターを設置した寝室(子供に邪魔されないように寝室に設置したのに、たまに子供向けの映画館と化すという…)のベッドの隣にリクライニングチェアを広げて部屋の照明を落として早速再鑑賞したのですが、 NASA が考案した「ゼログラヴィティ(無重力)」姿勢理論が導入されているというリクライニングチェアの座り心地は並大抵のものではなく、途中くらいまでは観てた記憶があるのに気づいたらタイトルのチャプター画面に戻ってて、結局昨日ようやく全部観返すことができました。