QUOTATION magazine n°23
2016.03.09.
Posted on 03.09.16
Posted on 03.09.16
Posted on 03.08.16
gap MEN’S COLLECTIONSの秋冬号が届きました!
今回のコレクションも一応目を通しましたが、もし自分がその感想を求められるような立場なら「別に…」としか言いようがないです。
ミケーレのグッチは、メンズでも見てて面白いですが、実際着るとなると別の意味の面白さになってしまいそうです…
ミケーレの新風は別格として、パリではパリコレを牽引すべきディオール・オムやメゾン・マルジェラとかの主要ブランドの出来もイマイチで、他を見渡しても「今が脂の乗り切ったピーク」と言えるようなブランドは皆無。というのが自分の率直な感想です。
あと、デザインが破壊的だったり趣向を凝らしすぎて若年化してる割にプライスは高騰という、今の日本経済ばりに悪循環に陥っていってるように思います。
今のメンズは、ウィメンズのグッチのようなポールポジションに君臨するブランドがなく(ランバンでさえもその安定感に陰りが見えるように思います)、マラソンで例えるならレース中盤でも先頭集団が団子状態になってるような状況で、多くのデザイナーがその中からの抜け出そうといろんな策を講じてますがあまり上手くいっていない、という感じがします。
一方で、ボッテガ・ヴェネタのトーマス・マイヤーやエルメネジルド・ゼニアのステファノ・ピラーティのように、派手さは無いけどメンズ・ファッションの本質を追求しているようなブランドの完成度はどんどん円熟味を増してて、さすがだなと思いました。
こんな風に思うのも、自分が老け込んだだけかも知れませんが。
先日発表されたウィメンズのコレクションは面白いブランドもたくさんありました。
ウィメンズの場合、着る前提ではなく、純粋にデザイナーのクリエイションを見てるからでしょうか…
来年のメンズの巻き返しにも期待したいです。
Posted on 03.05.16
アナザーマガジンの最新号が届きました!
V:oltaに届いたのは、ケイト・モスが表紙のやつでした。
他にもGrimesやBjörkのバージョンもあります。
表紙はどれが好みかとかは人それぞれあると思いますが、それぞれのポートフォリオは全て中にも掲載されていますので、写真は変わらずに見ることができます。
しかも、ビョークであればニック・ナイトなど、被写体の世界観にマッチしたフォトグラファーが起用されています。
どれも素晴らしいです。
他では、Chloéが特集されてたのですが、今期のChloéのジャージーは個人的にとても良いアイテムだと思っています。
とてもカワイイと思います。
トップスで20万円オーバーとアウター並みのプライスですが、恋に落ちた方は春夏はアウター買うのやめて思い切ってクロエのジャージーを買うのも良いと思います!
僕は来期、バーバリーのジャージーを買おうかと迷い中です。
という感じで、今号も見どころ沢山です!
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 03.02.16
DAZED & CONFUSEDの最新号が届きました!
今号の表紙は来月デビュー・アルバムが発売されるアーティスト, Kelelaです!
去年、発売されたEPのジャケットでは暗青くてわからなかったですが、こんなに刈りこまれてたのですね。
アルバムの発売が待ち遠しいです。
中のポートフォリオは、表紙のKelelaから派生したであろうドレッドや…
逆にこんなロマンティックで小洒落たボブ…
ザ・ロンドンな丸坊主…
など髪型にも特徴のあるポートフォリオも多かったです。
音楽繋がりでは、Arcaのポートフォリオとかもありました。
この人の音楽は好きですが、ここまでいくともうキモイでしかないです。
でも、今号に載ってた写真の中で、一番モーホーでキモイのはコレ。
IKKOさんがヅラ取ったんかと思いました。
あと、流行りどころでいうとヴェトモンの特集。
「カワイイ!」と飛びつく大人もいるでしょうけど、今の僕にはトゥーヤングです。
かと言って若者にはちょっと高すぎるくらいのプライスですが…
そんな感じで今号も見どころたくさんです!
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 02.24.16
イタリアン・ヴォーグの最新号が届きました!
今回のテーマは『Laugh』
フォトグラファーはMario Testinoです。
ご存知の方も多いかと思いますが、モードの世界では基本的にモデルは笑いません。
(ちなみにラフ・シモンズも名前に「ラフ」とついてるのに全然笑いません。綴りが“Raf”なのでそれとは全然関係ないのかも知れません)
パリ・コレクションなんかにしてみても、かっこいいエレクトロニック・ミュージックなんかが流れる中、モデルはそんな音楽のリズムなど無視して無表情でひたすらウォーキングします。なぜならそれがシックでモードだからです。モデルはあくまで洋服を引き立たせる為の道具に徹するべきなのです。
間違っても某東京ガールズコレクションとかみたいに、センスの悪いクラブで流れそうなイケイケの音楽がガンガンに流れる中で、「ホラ、有名な私ですよ」とばかりに笑顔で手を振りながら我が物顔でステージを闊歩し、観客からキャーキャー言われるなんてなことは、世界基準で言ってしまうと悪趣味なこと極まりないわけであります。
(そっち系の関係者の方でもしこのブログを見てしまった方はスミマセン。より大衆的で商業的なファッションビジネスも(特に日本では)必要なのも理解しています。)
それを踏まえて、あえてLaugh(笑顔)というテーマに挑んで「さすが」と思わさないといけないわけですから、イタリアンヴォーグにとっても、いつものようにクールな表情でカッコイイ写真を撮るよりもハードルが高くなる筈です。
今、モード界では“グランパ”と呼ばれる、悪趣味なファッションをギリギリのバランスでハイセンスに着こなすトレンドが流行してますが、今回のイタリアンヴォーグの『Laugh』もそういった流れと関連させてるのでしょうか?
それでは、本誌の一部をどうぞご覧ください。
おっと、いくらイタリアンヴォーグとはいえ、子供の笑顔を出すのは反則です。
でも、それ以外のポートフォリオも笑顔でいてセンス抜群です。
V:oltaのスタイル写真も笑顔のモデルがひとつも無いので、今度これを見習ってやってみようと思います。
(そして、その写真は多分お蔵入りになると思います)
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!
Posted on 02.12.16
Posted on 02.10.16
Posted on 01.26.16
イタリアン・ヴォーグの最新号が届きました!
表紙はアメリカ人女優のJulia Garner(ジュリア・ガーナー)です。
僕はこの人の出てる映画は見たことがありませんが…
先月はティム・ウォーカーが特集を飾っておりましたが、今月はスティーヴン・マイゼルがカムバックしております。
表紙のヘンデルみたいなクリクリパーマのポートフォリオも素敵ですが、『Girls&Boys』と題された特集がとてもカッコ良かったです!
“Girls&Boys”といえばBLURの素晴らしき代表曲ですが、テーマの範囲としては明らかにデビュー間もない頃のミック・ジャガーに寄せてるモデル(4枚目の一番左)もいますし、ブリッドポップだけでなく60’s後半のロック黎明期~90’sのブリッドポップまでのロンドンの音楽シーンとそれに関連する当時のストリートカルチャーを網羅した内容になっています。
まさに「ロンドン・コーリング」なポートフォリオです。
他では、アレッサンドロ・ミケーレの素晴らしいクイリエイションによるグッチの洋服を使ったポートフォリオも素晴らしかったです。
ノスタルジックでもありますが、単なる懐古主義ではなく、とてもモダンです。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
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Blur – Girls And Boys
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The Clash – London Calling
Posted on 01.23.16
台湾が誇るモードでセンス抜群の出版社InStyleよりInBeautyを新たに購読することにしました!
とてもセンスの良い表紙です。
内容は、コレクションのヘアメイクを中心にフォーカスしています。
各パーツ毎に分類したページ…
ブランド毎に分けて紹介されています。
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Lan Nguyen
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Vivienne Westwood Red Label
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Fendi
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Prada
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Haider Ackermann
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Maison Margiela
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Junya Watanabe
これは一部抜粋で、コレクションブランドはほとんど網羅されており、情報量はかなり多いです。
年2回の発行で1冊1万円近くするみたいですが、ヘアメイクに関してここまでハイセンスな本もなかなか無いですし、日本の美容専門誌よりもこういう方がV:oltaに合ってると思うので、これを見て勉強して仕事に活かしたいと思います!
お店に置いてますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 01.12.16
Numéro parisの最新号が届きました!
テーマは『Celeste』
イタリア語で「空色(そらいろ)」という訳ですが、深くは「神居ます至高の天空」という意味だそうです。
前者と後者の解釈の差が、例えばその人の着こなしがただのトレンドなのかモードなのかの分かれ目となります。
前者はわかりやすくキャッチーだけれどもそれゆえに平凡で、後者は難解でとっつきにくいけど理解を深めるにつれてどんどん魅了されていきます。
Numéroの描く“空色”はどんなものかと楽しみに見てみたのですが、それは素晴らしいポートフォリオが並んでいました。
これはもう「あっぱれ」と言うよりないです。
(え〜、空色とかけぇましてぇ〜〜…)
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 12.27.15
Posted on 12.24.15
ERECT Magazine の最新号を早速手に入れました!
今号はインドネシアのアンダーグラウンド・シーンを掘り下げています。
しかもインドネシアの貴重な音源を収録したMix CD付き!
モンド・ジャカルタ…
怪しい響きです。
インドネシアの音楽が最近面白いと噂には聞いておりましたが、また新たなカルチャーが生まれてるのですね。
大変興味深かったです。
今号では大阪特集もあり、バンド~DJまで音楽の垣根を越えて活躍している日野浩志郎さんのDJ名義YPYのインタビューや、そのガテン系の容姿とは想像もつかないクールな選曲で圧倒的なパフォーマンスをするDJ行松陽介さんのインタビューなど、ローカルコミュニティとしてではなく、しっかりと世界に向けても発信できるようなアンダーグラウンドシーンの人や組織が紹介されています。
付属のCDもとても面白かったです!
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 12.22.15
いよいよ今年も年間ベストアルバムの季節です!
発売前からエレキングはOPNだろうなと思ってて、表紙を見て「やっぱり」と思って、どれどれと中身を見たらまさかの1位ケンドリック・ラマーでした。
ピッチフォークに買収でもされたのでしょうか。
今年観た数々のどんでん返し映画なんかよりも遥かにどんでん返りました…
毎年、この時期になると、音楽好きのお客様とは年間ベストの話をよくするのですが、選考方法を“再生回数順”という、とても潔い選考基準で選ばれてる方がいらっしゃって、なるほどこれほど明確な答えはないなと感服いたしました。
それなら、自分がどう見られたいかという心理テストのような偽りのリストにはならないですからね。
それを踏襲するなら僕の年間ベストはJamie XXの『In Colour』でした。
ベタですが仕方がない。
このアルバムを一番聴いたという証拠がipodに存在するのですから。
また来年も素晴らしい音楽に出会えることを期待して、今はエレキングを爆読みしようと思います。
Posted on 12.12.15
DAZED & CONFUSEDの最新号が届きました!
表紙はオランダ人モデルのRianne van Rompaey(リアン・ヴァン・ロンバエイ)です。
シャネルの香水でボウリングしてた人ですね。
豪快かつエレガントなフォームです。
今号も取り上げたい写真がたくさんありますが、たまには美容師らしくカッコイイ髪型をピックアップしてみました。
この絶妙なシルエット、カッコ良すぎ!
襟足パーマぐりんぐりんもかっこ良し。
めっちゃエフォートレス…
イイ感じのパーマです。こういうのをおしゃれパーマというのですよ。
おっと…これはただのチーモンチョーチュウでしかないです。
髪型以外でも素晴らしい作品がたくさんありました。
雨の日にこんな人歩いてたらオシャレ過ぎますね。
WANDA NYLONのレインコートに、LikaのPVCハットです。
真似したい人は、ネットで鬼のように探してみてください。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!
Posted on 11.28.15
gap COLLECTIONSの2016 s/s号を入荷しました!
向かって右からウィメンズのパリ、ミラノ、NY、そして黄色はちょっと隠れてますがウィメンズの東京とメンズのNYが掲載されております。
一応、右からコレクションの格付け順に並べてみました。
今なら本当は紫と緑を入れ替えたい気持ちです。
本来、トレンドの中核にいるのはパリコレのブランドであるべきですが、現在はミラノコレクションに所属するグッチのアレッサンドロ・ミケーレが一番ホットな人物です。
素晴らしきロマンチシズム&エレガンスです。
デザイナー自身も雰囲気あります。
名の通ったデザイナーでさえもビッグメゾンのデザイナーに就任したら“置きにいったような”デザインをする人もいる中で、グッチ・グループの頂点に君臨するグッチにおいて名も無きデザイナー,アレッサンドロ・ミケーレが革新的に変えたわけですから、本当に素晴らしい仕事をやってのけたと思います。もしかしたらニコラ・ジェスキエール以来の衝撃かも知れません。
若い頃はパリコレに夢中で、ミラノコレクションなんてそんな重視して見てなかったですが、年齢を重ねたからそう思うようになったのか、ミラノのトレンドに流されすぎない職人の芯の通った伝統的な服作りに素晴らしさを感じています。
もちろん、刺激を与えてくれるのは今もなおパリですが。
ヴェトモンのクリエイティヴ・ディレクターであるデムナ・ジヴァサリがバレンシアガのデザイナーに就任することが発表されてヴェトモン自体の人気が急加速したように、次の秋冬ではバレンシアガも相当注目されると思います。
ディオールやランバンのようなビッグブランドは、デザイナーが決まれば間違いなく話題になります。
来シーズンのコレクションも非常に楽しみです。