Numéro n°149
2013.12.18.
Posted on 12.18.13
Posted on 12.18.13
Posted on 12.13.13
Posted on 12.11.13
イタリアン・ヴォーグ入荷しました!
今号は、皆さまお待ちかねのアクセサリー別冊付きです!
テーマは、『リゾート・コレクション』
リゾート・コレクションは、本格的な次シーズンの春夏コレクションの前に、展開されるプレ・コレクションのことを言います。(クルーズ・コレクションとも言います)
以前はほんの数えるほどのメゾンの参加しかありませんでしたが、年々早まるトレンドのサイクルや世界的な経済不況等の影響も受け参加メゾンの数がここ最近一躍増加してきました。
温暖化の影響もあり春夏が早く立ち上がるようになり、今やリゾート・コレクションはネクストトレンドの発信の場所として注目を集めています。
先日、クリス・ヴァン・アッシュ率いるディオール・オムは他のブランドに先駆けて、このリゾートとプレフォールのシーズンの狭間に展開するふたつのラインを、年2回パリコレで発表しているコレクションの服と同等の価値に格上げさせ年4回に分けて異なるコレクションを展開すると発表しました。
近年、それだけ各メゾンがプレ・コレクションにも力を注ぐようになりました。
もしかしたらそう遠くない将来、パリコレが年4回開催される時代が来るかも知れません…
次の春夏シーズンのトレンドがいち早く垣間見れるリゾート・コレクション特集。
みなさま、ぜひご覧になってみてください!
Posted on 12.01.13
写真家リチャード・アヴェドンの集大成的写真集『Avedon Fashion 1944-2000』を入荷しました!
表紙は1965年4月号のハーパーズバザー(Harper’s Bazaar)で使われたもの。
カバーガールを飾ったJean Shrimptonが見る角度を変えるとウィンクする特殊加工が施されています。
i-D Magazineみたいですね。(モデルがウィンクした表紙でお馴染み)
ハーパーズバザー(Harper’s Bazaar)、フランスのハイエンドヴィジュアル誌エゴイスト(EGOIST)やヴォーグ(VOGUE)、などで撮影されたファッションフォトがカラー・モノクロ含め370ページというボリュームで収められています。
リチャード・アヴェドン亡き後も、彼の作品における影響は、近年のファッションフォトグラファーにも大いに受け継がれています。
アヴェドンの名前をあまりよく知らない方でも、写真集を見れば目にしたことのある有名な写真もたくさん掲載されています。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 11.28.13
Posted on 11.26.13
いつもお世話になってる洋書屋さんにオススメしてもらって、台湾から発行されている“in snap”というスナップ誌を入荷しました!
コンセプトはファッションショーに参加するモデルや業界関係者の私服にフォーカスすること。
年4回発行されているらしく、今号で既に11号目。
日本で発行されているスナップ誌で有名なのは、V:oltaでも買ってる“street”ですが、streetと比べてニューヨーク・ロンドン・ミラノ・パリと4都市同時に掲載されており、斬新なストリートファッションと共に小物や髪型にもフォーカスしているのが魅力的です。
オシャレな本屋さんでもそうそう置いてない雑誌だと思うので、ご興味のある方はご来店時にぜひ!
Posted on 11.24.13
Posted on 11.23.13
Posted on 11.21.13
アレキサンダーマックイーンのバックステージを撮り続けることを唯一許された写真家Anne Deniau(アン・ドニョウ)による写真集『Love Looks Not with the Eyes』
アン・ドニョウが1997年から13年間、マックイーンの作業をおさめた写真集です。
リー・マックイーンの突然の死後、ブランドはサラ・バートンによって受け継がれましたが、やはりマックイーンは圧倒的でした。
その服に対する情熱や姿勢,芸術性,インスピレーション…
そのどれもが超越していました。
自分は職人的なマックイーンが好きです。
だから、彼のバックステージでの仕事風景が垣間見れるこの本は、とても臨場感があって凄く好きです。
マックイーン亡き今となっても、彼を尊敬し続けていますし、より多くの影響を受けたいと思い続けています。
本当に素晴らしい本ですので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
Posted on 11.20.13
イタリアン・ヴォーグ最新号入荷しました!
今回のテーマは、『Winter’s Rich Mix』です。
今月は、深読みしなくてもよいストレートなテーマですね。
脳みそに優しいです。
内容は、この判で押したようなテーマとは裏腹に、とてもこだわりの感じられる奥深いものばかりです。
内容が“圧倒的”でなければ、逆にこんなテーマはつけれないですね。
「一番写真にこだわりのある雑誌は何だと思いますか?」と聞かれたら、「思い~」ぐらい位置で「イタリアンヴォーグです。」って言いますね。
カール・ラガーフェルドみたいにソファで足組んで肘ついた片手の手の甲から拳広げながらそう言います。
という訳で、今月も素晴らしいので、ぜひご覧ください!
Posted on 11.17.13
Chloé創業60周年を記念した本“Chloé: Attitudes”を入荷しました!
クロエがファッション界に登場するまで、ファッション界に存在したのは、一部の富裕層の為のオートクチュールか安値な服かのどちらかでした。
クロエが取り組んだのは、上質な素材を使用した既製服。これらの服はオートクチュールと分けて「プレタポルテ」と呼ばれました。
現在では、プレタポルテの方がオートクチュールを遥かに凌いでファッション界に存在するまでになりました。
上はエルメスやシャネルから、よりストリートと関連深いところでは、今を時めいているAcneやKENZOといったブランドまで、自分たち一般人がそれらをより身近に感じられるのは、Chloéがプレタポルテの扉を開いたからというのも大きく関係しています。
そんなChloéの総勢9人のデザイナーが奏でた代表作や未発表作まで、60年の歴史が詰まった素晴らしい本に仕上がっています。
この本は、Chloé創業者であり、最初のデザイナーであるGaby Agbion(ギャビー・アギョン)による言葉で幕を開けています。
“I’ve always thought women look better naked…”
(私は、女性をより良く魅せたいという思いをずっと持っていた…)
その客観的な観点が、ブランド名にギャビーの友人の名を冠したChloéらしさの象徴ですね。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひ!
Posted on 11.15.13
Numéro最新号入荷しました!
テーマは『SurréeL』
「超現実的」という意味です。
テーマ見ただけでカッコ良過ぎてブルッときます。
“リアルクローズ”というものが消費者の興味を引いている現在ですが、リアルクローズとは、要するに「普段、着る為に現実的で使い易い(着易い)服」(購入しやすい服という意味もあります)
巷の服屋さんに置いてる服はもちろんのこと、ラグジュアリーの世界でも各メゾンのデザイナーは、このフレーズに相応しい服を創る為にもそのクリエイティビティを働かせています。
ひとつ“リアルクローズ”とは言え、パリコレ・クラスのブランドともなれば「それをどれだけ洗練されたアプローチで形にできるか」でそのメゾンの品格が守られ、評価されるのです。
自分は、このテーマはおそらくそういった意味を指している部分もあるのではないか、と思っています。
「現実」という限られた表現の中で、今のファッション界を牽引しているデザイナーたちのクリエイションという名の芸術をぜひご覧になってみてください!
Posted on 11.14.13
Posted on 11.13.13
遅くなりましたが、Fashion News 2014 S/S 各号、入荷しております!
今から16年前の1997年、マーク・ジェイコブスがLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)と正式契約し、Louis Vuittonのクリエイティヴ・ディレクターに就任しました。同じくその年に、ジョン・ガリアーノは“ディオール”に、アレキサンダー・マックイーンは“ジバンシィ”にそれぞれクリエイティヴ・ディレクターとして就任しました。そして、その翌年には、当時無名だった若干27歳のニコラ・ゲスキエールが“バレンシアガ”のデザイナーに抜擢されました。
この2年間は、ファッション界では、まさに時代の転換期でした。
そして、今、マックイーンはこの世を去り、ガリアーノはデザイナーを更迭され、マークとゲスキエールはそれぞれのビックメゾンを辞任しました。
ニコラ・ゲスキエールのあとの“バレンシアガ”は29歳のアレキサンダー・ワンが引き継ぎ、バレンシアガ伝統のクチュール・ライクな技術にワンが得意とするスポーツテイストが溶け込み、伝統あるメゾンに新たな風を吹き込んでいます。
ディオールには、ミニマリストのラフ・シモンズが就任しました。これは、ディオールにとってもラフにとってもそれぞれをより高みへと昇華させた素晴らしいマッチアップだと自分には写っています。
マークが去った“ルイ・ヴィトン”は、先日、ゲスキエールのクリエイティヴ・ディレクター就任を発表しました。
ルイ・ヴィトンは、独特のフューチャリスティックなアプローチを持つゲスキエールに長年魅力を感じてたらしいです。
サン・ローランは、現代のカリスマデザイナー,エディ・スリマンを三顧の礼で迎え入れ、サンローランに若く新しい世代の層を取り込むことに成功しています。
今、パリのファッションシーンは再び大きく動き出しています。
マーク・ジェイコブスによるルイ・ヴィトンの最後のショーの演出のように…
(会場の音楽が止まり、モデルたちが静止し、時を刻む音が鳴り響く中でまたモデルたちが歩き出す)
「リアルクローズ」や「ファストファッション」という言葉が飛び交う現代にあって、ファッションの未来を創造し、真摯に服作りに取り組んでいるデザイナーたちに敬意を表します。
Posted on 11.05.13
入荷しました!
ヴァレンティノのアクセサリー史を紐解くファインブック『Valentino: Objects of Couture』
著者は、同ブランド クリエイティヴ・ディレクターのMaria Grazia Chiuri(マリア・グラツィア・キウリ)とPierpaolo Piccioli(ピエールパオロ・ピッチョーリ)のお二人。
二人は、最初、ヴァレンティノのアクセサリーラインのデザインを長年手掛けていました。
その才能が認められて、今日、全ラインのクリエイティヴ・ディレクターとなった訳ですが、その2人のデザインの原点ともいえる作品集となっております。
2人がデザインするアクセサリーは、良質な素材と職人技に都会的な感覚が吹き込まれていて、世界中のファッショニスタを魅了し続けています。
撮り下ろしの写真で構成された本書のカメラマンには、デビッド・ベイリーやルイーザ・ランブリ、荒木経惟、デュアン・マイケルズ、シュルテンス&アベネス、フィリップ・ロルカ・ディコルシア、ダグラス・ゴードンなど、蒼々たる名が連なっております。
素晴らしい本ですので、ご興味のある方はぜひご覧ください!