VOGUE ITALIA N.836

2020.05.05.

Posted on 05.05.20

イタリアンヴォーグの最新号が届きました!

わかりやすいように周りを黒の背景にしましたが、今号のイタリアンヴォーグは真っ白です。

 

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もちろんVOGUE全誌においても、真っ白でモデルはおろか何も印刷されていない号なんて初めてのことです。

 

この白の表紙は、新型コロナウィルスの世界的な蔓延で世界各地でロックダウンや緊急事態宣言が出されている現在において、その最前線で戦ってくれている医療従事者のユニフォームの色を象徴しています。

 

「自分も感染するかも」という不安の中、今まさに目の前で苦しんでいる患者に向き合い、昼夜問わず対応に当たってくださっている医療従事者の皆様への最大の敬意を示しているのです。

 

そして、VOGUE ITLIA編集長のエマニュエレ・ファルネティは“白”についてこう続けます。

「白は、降伏の色ではない。 このページは“新しい物語の表紙”が 書き込まれることを待っている」

 

G.W.の真っ只中において、自粛活動を続けている皆様におかれましても、疲れやストレスが出てくる頃だと思いますが、その自粛活動の継続で助かる命がたくさんあります。

 

コロナの陽性患者を受け入れている病院でも、当初の予想よりも病床数にゆとりの取れるところも出てきていると聞きます。

それは、間違いなく多くの国民の自粛活動への取り組みによる賜物だと思います。

今は、家で自粛生活の中で、楽しみを見つけましょう!

 

本誌の中身も少しご紹介します。

 

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本号には、40人以上のフォトグラファーやアーティストが作品を寄贈しており、さらにミウッチャ・プラダやアレッサンドロ・ミケーレなどのデザイナーはオリジナルスケッチを寄稿しています。

 

イタリアンヴォーグは、普段から「表面的なファッション」ではなく、その深い知識や考えに基づいた紙面作りが素晴らしかったですが、この危機の中にあっての今号における素晴らしい取り組みは、コロナ以降のファッション界において、今まで以上にその存在感を発揮することになるだろうと思います。

 

自分たちもこういう非常事態の経験を通じて、コロナ以降の美容室としての在り方をもう一度見つめ直したいと思います。

 

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