サスペリア

2019.01.29.

Posted on 01.29.19

先週の日曜日は仕事が早く終わったので、これはチャンスと公開前から観たいと思ってた映画『SUSPiLiA/サスペリア(リメイク版)』をレイトショーで観てきました!

 

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本作は1977年に制作されたイタリアの同名ホラー映画のリメイク。

監督は、前作『君の名前で僕を呼んで』で注目を集めた、こちらもイタリア人映画監督のルカ・グァダニーノ。

 

【あらすじ】

舞台は1977年ベルリン。

世界的舞踊団「マルコス・ダンス・カンパニー」に入団するため、米ボストンからやってきたスージー・バニヨンは、オーディションで振付師マダム・ブランの目に留まり、すぐに大きな役を得る。しかし、マダム直々のレッスンを受ける彼女の周囲では不可解な出来事が続発する…

 

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【感想】

今作のリメイクはアーティスティックなリメイクながらも、カテゴリは普段あまり観ないホラー映画というジャンル、さらにかなりグロテスクな映像も多々あるとの事前情報も得ていたので、映画館に向かう道中から、果たして自分のノミレベルの心臓は映画を観終わった後、夜中の11時半から無事に自転車で自宅に帰れるくらいの精神的耐久力を残しているだろうか…と早くも不安な気持ちになりました。

 

まずは無事に到着してチケットを買って、僕は映画館で映画を見る場合はだいたいの場合においてパンフレットを購入するので、今回も買おうと思って売店に行ったのですが、まさかの売り切れ!

この時点でめっちゃホラーを感じました。。

(後日、わざわざパンフレットだけ買いに行きました)

 

 

作中にも出てくる舞踊団の演技はコンテンポラリー・ダンスで、ダンスカンパニーを率いるティルダ・スウィントン演じるマダム・ブランは、ピナ・バウシュやマリー・ヴィグマンなどをオマージュした役柄ということで、とてもシュールで世界観のある映画でした。

 

ナチスドイツやフリーメイソン、フェミニストなども絡められており、内容的にも一筋縄でいかない作品になっていました。

 

トム・ヨークが手がけた音楽は、事前に作品を何度も聴いてたのですが、とてもこの映画に合っていたように思います。

ただ、家でBGMとして聴くとサンシャイン池崎くらいのテンションの人でも、次の日にはもれなく抜け殻みたいになってしまうくらい暗いです。

 

ルカ・グァダニーノ、ティルダ・スウィントン、トム・ヨークの3重奏がとてもミステリアスで、素晴らしい相乗効果を生み出していました。

 

噂に聞いてたグロテスクな映像や不気味なムードは満載で、帰りはこの能面みたいなティルダ・スウィントンの不気味過ぎる顔が脳裏に焼き付いて、次第に自転車のペダルを漕ぐスピードも上がりました。

 

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こっっっぅわ!!!

 

 

気になる方は、ぜひご覧になってみてください!