Posted on 09.21.14

おかげさまで本日、V:oltaは6周年を迎えることができました!

お客様や関係者のみなさまには、スタッフ一同、日頃より感謝しております。

 

ちょうど一年前に今の場所に移転いたしましたので、移転して一周年ということでもあるのですが、美容室の域を半ばはみ出したような今の空間は、「よりアーティスティックなサロンを目指そう」という意思表示でもあったのですが、自分のやりたいことを全て詰め込んだだけなので、やはりどこかに不安な気持ちも少しありました。

しかし、蓋をあけてみると心配してたのがバカらしく思えるほどに、お客様は新しいサロンに共感してくださり、今思えば、自分たちのスタンスとしてここまでこだわり抜いたことが、お客様の期待に応え得る唯一の方法だったのではないかと考えています。

それだけ洗練されたお客様方がいてくださるから、V:oltaは今日を迎えられたのです。

 

もちろん、サロンの持つ世界観が強くなった分、新規のお客様は少なからず厳選されることになりましたが、これは、たくさんの方に訪れていただく店というよりは、「ここじゃないと理解してもらえない」という方を守る為にV:oltaは存在したいという考えに基づいた結果ですので、正しい選択だったと思っております。(その分、「ここの世界観が好きだな」という方が通ってもらえないとV:oltaは死んでしまいますので、そういう方は「敷居高そうで無理」とか思わずに是非一度V:oltaへご来店ください!)

 

お店やサロンの打ち出しは、当初にも増してターゲットを絞ったものになっていますが、自分の理想はそれに反して真逆のものとなってきております。

V:oltaをオープンした当初は、エッジの効いたファッションを愛するお客様で一杯にしたいというのが理想でそれこそがカッコイイサロンだと思っていましたが、今となってはその考えがとてもつまらないものだったと思えます。

もちろん、ハイセンスなファッションを好むお客様がV:oltaの軸になってるので、その数はかなり多いほうだと思いますし、それ相応の価値のあるヘアスタイルを提供できているという自負も今ではあります。

しかし、ファッションに対する関心はさほど高くなくとも、それ以外の部分で特別感を感じてV:oltaへ通ってくださる方もたくさんいらっしゃって、そういった方も(見た目は普通そうな方でも)やはりどこか『普通』ではないコアな部分をお持ちで、最近では、そういう方々に支持していただいていることの方がより価値が高いのではないかとすら思っています。

ファッションにしても、見るからに目立つ個性のあるファッションだけが究極(ひとつの境地ですし、もちろん素晴らしいです)ではなくて、その先にある世界の方が広いし深いことも今なら理解ります。

 

「モードとは何か?」

その答えは、モードの本質に向き合おうとする程に難解なものになっていきます。

(そのことを考えると眠れんくなります。)

ファッションを追い続けるのに嫌気がさした時期もありました。

 

商業的に成功を収めるには、一般的な流行の少しだけ先をいく打ち出しが間違いなく成功しやすいのだと思いますが、ファッションの先頭を走っているごく少数の方々は、絶対にそれでは満足できませんし、それはもはやダサイのです。(でも徹底的にダサイと逆にカッコ良く思えるから不思議です)

V:oltaは、そういった方の為にも、常に個性的で革新的な存在でありたいと思っています。

その上で、商業性を両立し続けることができるなら、それは間違った方向へは進んでないことを証明してくれます。

 

これから先も、今、V:oltaを支持していただいてる皆様をガッカリさせることのないサロンであり続けれるように、スタッフ一同、精進して参ります。

 

これからもV:oltaをどうぞよろしくお願いいたします。

 

V:olta  代表 中田 大助

 

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