Posted on 12.30.24

本日をもちまして、V:oltaの2024年の営業を終了いたしました。

今年も当店をご愛顧いただき、まことにありがとうございました!

 

今年は物価高や増税の影響が特に国民生活に重くのしかかってきた一年だったと思います。

 

美容室も美容師も淘汰される時代です。

そんな時代の中で、当店を支えてくださってる顧客様や関係者様にはいつも心から感謝しております。

みなさま、いつも本当にありがとうございます。

 

自分がV:oltaにおいて特化している部分というのは、今の時代に多くの方に振り向いて興味を持ってもらえることでは決してありません。

ですが、誰かが真似をしようと思っても簡単には真似のできないようなことはやれているのではないかなと思っています。

それは長い期間、自分の信じたスタイルを変えることなく追求してきたから身につけることができたものだと思います。

 

 

周りを見渡せば、美容室だけじゃなくアパレルショップや飲食店なども、時代に迎合しようとし過ぎて似たようなテイストのお店が増えているように思います。

BRUTUSとかの特集でおしゃれで新しい温泉旅館や施設が毎月のようにたくさん紹介されていますが、それらの施設のうち、何度も通いたいと思えるような場所ははたしていくつあるのでしょうか?

 

誰かに何かのおすすめを聞いた時、たくさん挙がってくる候補の中に入るようなお店よりも、名前を挙げる人は少なくてもその人にとってのたったひとつのおすすめのお店として名前を挙げてくれるようなお店の方が僕個人的には興味深いし、僕はV:oltaをそんなお店にしたいと思っています。

 

とは言っても無くなってしまえば元も子もないので、激しく変化する時代の中で最低限のバランスだけは意識しつつ、何より当店を選んでくださってるお客様やスタッフを大切にしつつ、これからも歳月を重ねるほどに出汁やうまみが出てくるようなお店を目指して日々精進して参りたいと思います。

 

2025年もV:oltaをどうぞよろしくお願いいたします。

 

年初は4日(土)より営業いたします。

みなさま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

 

hang all snaps

2024.12.30.

Posted on 12.30.24

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Medium Hair

2024.12.30.

Posted on 12.30.24

Mens Hair

2024.12.29.

Posted on 12.29.24

年度代表盤 2024

2024.12.28.

Posted on 12.28.24

僕の年間ベストアルバムを毎年チェックしてくれている人なんて、この世に4~5人いれば良い方だと思っているのですが、一応毎年続けていることのひとつなので今年も発表させていただきます。

 

ちなみに、毎年お伝えしてるかも知れないですが、タイトルの『年度代表盤』は競馬界で選出される年度代表馬と掛けています。

 

ただの音楽愛好者なので、10枚の選考はやや真面目ですがあまり時間をかけられず、順位付けはM-1の順番決めるくじ引く人くらい半ば適当にランキングしています。

M-1のくじ引く人は僕より遥かに真剣だと思いますが。

 

美容室が一番忙しい年末に、この年間ベストとは別に1月のプレイリストも作成しなければならないという鬼スケジュールの為、どうかご容赦くださいませ。

 

 

 

.

10th / Sinaïve – Pop Moderne

 

フランス北東部アルザスの3人組バンド, Sinaïveのセカンド・アルバム。

My Bloody ValentineやThe Vaselinesなど、男女のヴォーカルが掛け合って生まれるポップさは昔から好きです。

セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの“ジュテーム”のやつでさえ、ごくたまに聴きたくなる時があります。

 

 

.

9th / Li Yilei – NONAGE

ロンドン在住の中国人アーティスト, Li Yilei。

自身の幼少期を回想する内省的な作品。

おもちゃのピアノ、手回しオルゴール、鳥の口笛、壊れたアコーディオンなどのアコースティック・インストゥルメンタルや中国の古いテレビ番組からのサンプル、そしてエレクトロニクスを組み合わせた寓話的なサウンド。

とても癒されますが、真っ暗な夜道では絶対聴きたくないアルバムでもあります。


.

8th / SAM MORTON – Daffodils & Dirt

 

俳優兼映画監督のSamantha Mortonと〈XL Recordings〉を主宰するRichard Russellによるデビュー作。

無人島に持っていく音楽をゲストが選曲するというラジオ番組をたまたま聴いていたRussellが、その時出演していたMortonの選曲のセンスと解説の内容に感心して彼女に連絡を取ったことで始まったプロジェクトだそうです。

聴いたら一目瞭然、センス抜群です。

 

 

 

.

7th / Frederik Valentin – Rock N Roll Will Never Die

デンマークのアーティスト,Frederik Valentinによるソロ作。

僕は「エモい」みたいな言葉は、普段全く使わないんですけど、自転車での帰り道にこのアルバムを最初に聴いてる時、信号待ちで止まったタイミングで口から思わず「エモぉ」と溢れたほどこのアルバムもFrederik Valentinもエモいです。

これをエモいと言わないのなら、この世界は狂ってる。

 

 

.

6th / Tristan Arp – A Pool, a Portal

 

プログレッシヴ・パーカッション・トリオ, Asa Tone のメンバーでもあるTristan Arpによるセカンドアルバム。

自然界とデジタル界の間の鮮やかな辺縁系空間を描き出す静寂のリズム。

目を閉じて心安らかにアルバムを聴くと、新感覚の瞑想体験に浸れます。

 

 

.

5th / Crack Cloud – Red Mile

 

カナダのアートパンクコレクティヴ, Crack Cloud。

今作もとても良かったです。

こういう新しい音楽をもっと年齢を重ねても聴き続けていたいと思う。

ラスト曲なんて、僕が高校3年生の夏休みの最終日に聴いたらきっと泣いていたでしょう。

今聴いても泣きそうになります。

 

 

.

4th / Lisa Lerkenfeldt – Suite For The Drains

ノイズ・デュオPerfumeの一員としても活動していたオーストラリア人女性電子音楽作家,Lisa Lerkenfeldtによるリミックス・アルバム。

電子の音色が空から降り注ぐ雨のように美しいネオクラシカル作品。

ぜひ休日の雨の日に室内で外の景色を眺めながら聴いてみてください。

 

 

.

3rd / Geordie Greep – The New Sound

black midiのフロントマン, Geordie Greep のソロアルバム。

black midiも抜群にカッコよかったですが、このソロ作も素晴らしい。

ハイレベルな演奏としゃべくりヴォーカル。

それさえあれば良い。

 

 

.

2nd /  Jabu – A Soft and Gatherable Star

 

ブリストルの3人組、Jabuのサードアルバム。

個人的にこういうシューゲイズで退廃的な世界観に目がないです。

初期4ADのようなゴシックも少し効いたムードがあります。

ポーティスヘッドやマッシヴ・アタックの時代はもちろんですが、2020年を過ぎた今もブリストルがこういう音楽を発信してくれるのは嬉しいことです。

 

 

.

1st/ Beings – There Is a Garden

NYのサックス奏者,Zoh Amba、実力派シンガーソングライター,Steve Gunn、オーストラリアから世界中にスロウコアを知らしめたDIRTY THREEのドラマー, Jim White、Lou Reedからも信頼を寄せられていたベーシストのShahzad Ismailという凄腕4人組のスーパーバンド,Beingsのデビュー作。

格好良過ぎ、演奏凄過ぎ。

もし、やよい軒でこのアルバムを注文することが可能なら、僕はご飯を5杯くらいおかわりすると思います。

彼らがビルボードで来日公演してくれるなら、僕は仕事を早退してでも観に行くでしょう。

 

 

 

 

_

だいぶ駆け足でのご紹介でしたが、これが僕の今年のベスト10です。

来年も素晴らしい音楽に出会えることに期待しています。

そして、こうして日々平和に音楽を楽しめる環境に感謝しています。

 

ご興味のある方は、上に挙げた作品をお時間のある時にぜひご視聴してみてください!

Short Bob

2024.12.28.

Posted on 12.28.24

Posted on 12.27.24

 

 

 

 

 

BAGDAD CAFE

2024.12.27.

Posted on 12.27.24

先日、映画の前売り券を買いに行ったらバグダッド・カフェの4Kレストア版が上映されている期間だったみたいで、懐かしいなと思ってついでにパンフレットを買ってきました。

 

 

『バグダッド・カフェ』は、当時ミニシアター系映画ブームを象徴するような作品だったようです。
僕もリアルタイムでは観ていない世代ですが、それでも10代後半くらいで初めてこの作品を観た時は、それまで自分が観てきた映画とは全く違ってて衝撃を受けた記憶があります。(それももはや曖昧)

特に10代後半~20代前半くらいの視野が広まる頃に見たり聞いたりして影響を受けたものは、その先の人生やその人の感性の礎になることも大いにあると思いますので、若い世代の方もぜひ若いうちにこういう作品を積極的に観てみてください!

Semi-long Hair

2024.12.27.

Posted on 12.27.24

down to down

2024.12.26.

Posted on 12.26.24

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted on 12.26.24

いつもV:oltaをご利用いただき、まことにありがとうございます。

いよいよ今年も残すところあと1週間を切りました。

 

V:oltaは年内30日まで営業いたします。

.

最新のご予約状況です。

26日(木) – 比較的ご案内しやすい状況です。

27日(金) – 午後以降の時間帯でまだ少しご案内可能な時間がございます。

28日(土) – 既にご予約満員です。

29日(日) – 15時以降でまだ少しご案内可能な時間がございます。

30日(月) – お時間帯によってまだご案内可能な時間がございます。

.

12/31~1/3 – 年末年始休暇をいただきます。

年始は4日(土)から通常営業いたします。

 

_

以上のスケジュールとなります。

みなさまのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております!

 

 

Wide Bangs

2024.12.26.

Posted on 12.26.24

WWD JAPAN

2024.12.25.

Posted on 12.25.24

シャネルの新デザイナー就任の舞台裏についての記事を楽しみに買ったのに、記事の内容ペラペラやんけ!

 

 

と、年末にも関わらずクレームすることをお許しください。

 

だって、ほとんどがこれ読まずとも知り得た内容ばかりだったもので。。

せめてマチュー以外の有力候補だった2人の名前だけでも推測でもいいから挙げてほしかったです。

 

素人の個人的な予想では、セリーヌを退任したばかりのエディ・スリマンと、先日メゾン・マルジェラの退任が発表されたジョン・ガリアーノが他の有力候補だったのではないかと推測します。

 

ビジネス的には、カリスマ性のあるエディ・スリマンが最もシャネルにフィットしそうでした。

 

近年のシャネル復興の立役者として長年メゾンのデザイナーを務めたカール・ラガーフェルドがその才能に惚れた人物でもあります。

(カールは、エディのデザインしたDior HOMMEのスーツを着る為に、実に40kg以上!のダイエットに成功しました)

シャネルのレガシーを尊重しながらも自身の色でメゾンを染め、就任と同時にメンズを立ち上げて売上規模も倍増という青写真が描けそうなキャスティングに映りましたが、やはり長年ウィメンズのファッションにおいては最高峰に君臨するシャネルとしては自身もウィメンズは苦手と公言しているエディをデザイナーに据えること対して最大の障壁となったのかも知れません。

 

 

ジョン・ガリアーノは、現在のモード界において、そして特にオートクチュールにおいては最もデザイナーとしての才能に溢れた人物だと思います。

 

過去に起こした公衆の場での差別的発言により一度はモード界を追放されましたが、メゾン・マルジェラのデザイナーという与えられたチャンスに全身全霊で応えるようなコレクションの数々は、メゾンのビジネス志向が全体に蔓延している現在のモード界において希望の星のような存在となっていました。

ただ、ガリアーノの造り出す唯一無二のクラシカルでスペクタルな世界観は、「シンプルで着心地が良く、無駄がない」独創的なスタイルを次々と生み出しそれまでの時代で美の象徴とされていた貴族的エレガンススタイルを葬り去ってきたガブリエル・シャネルのスタイルとは対照的にも思えます。

 

そこで新しい才能, マチュー・ブレイジーに次世代のシャネルを託したのかも知れません。

 

 

マチューはブリュッセルのラ・カンブルを卒業後、ラフ・シモンズのメンズコレクションのデザイナーとしてキャリアをスタート。その後、メゾン・マルジェラにて「アーティザナル」(オートクチュール)ラインのデザイン、そしてウィメンズのレディ・トゥ・ウェアのデザインに携わります。2014年にセリーヌのシニア・デザイナーに就任し、2016年から2019年まではカルバン クラインで再びラフ・シモンズと共に仕事をしています。そして2020年からボッテガ・ヴェネタのRTWデザイン・ディレクターを務め、2021年11月に同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任しました。

こうして並べてみると、もの凄いキャリアです。

デザイナーズブランドやオートクチュールでの経験もあるし、ラグジュアリーメゾンはヨーロッパだけでなくアメリカ(カルバン クライン)でも仕事しています。

その上で獲得したボッテガ・ヴェネタでのクリエイティヴ・ディレクター就任後は、ブランドとしてもデザイナーとしても常に業界から注目され続けるようなカッティングエッジなコレクションを連発していました。

カールが得意としていたようなアイコニックな演出もできるし、フィービーのような玄人を唸らせる服作りもできて、ラフのようにカルチャーにも通じた面も感じられます。

 

とは言え、マチュー・ブレイジーのシャネル新アーティスティック ディレクター就任のニュースには驚きましたが、他にも候補がいる中でまだ40才と若いデザイナーを抜擢したシャネルの決断はあっぱれだと思いますし、経験豊富で聡明なマチューが導くこれからのシャネルはどんなものなのかと今からワクワクします。

 

あ、それと余談ですが、今回のWWDのメインの特集であるウィメンズ・リアル・トレンドには全くこれっぽっちも興味がないです。

 

でも、せっかく買ったのでお店に置いてるので、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ!

Hair Arranges

2024.12.25.

Posted on 12.25.24

winter denims

2024.12.24.

Posted on 12.24.24