VOSTOK 第5号

2026.06.02.

Posted on 06.02.26

VOSTOKの復刊号が届きました。

 

 

3300円しますがメチャ分厚くて内容も素晴らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかなか日本でここまでこだわって誌面を作っている雑誌はそうそうないので、頑張って続けてほしいです。

新大学生とかでオシャレに磨きをかけたい人もPOPEYEとか買わずにVOSTOK買うようにしてください。

そして美容室は当店にいらしてください。

そのまま30歳くらいまで成長した頃には、晴れて拗らせた奴になっていると思います。

でも、良い拗らせ方を身につければ人生が豊かになるし、同じような感性の人と出会った時は本当に嬉しいです。

 

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話が逸れましたが、掲載されているインタビューもとても面白いです。

貴重なマルタン・マルジェラのインタビューもありました。

マルタンはほとんど取材を受けないことで有名ですが、本誌のインタビューに応じているということはVOSTOKを認めているのだなと思いました。

 

あ、マルジェラ展は東京も京都も行こうとしてチケットも取っていましたが、なんだかんだと予定が入ったり直前で体調を崩したりしてしまって結局どちらも行けずに終わってしまいました…とても残念です。

 

 

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧くださいませ。

Posted on 05.31.26

今年のKYOTOGRAPHIEにも参加していたアントン・コービンの展示を観てイコンが表紙の写真集を見つけたので購入しました。

 

 

カバーワークめちゃかっこいい。

タルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』を観てから、益々イコンに興味津々となっていた僕にはこの写真集を素通りすることはできませんでした。

 

 

 

 

 

 

2つ目の写真は、Joy Divisionの『Closer』のアートワークにも使われています。

USSRシリーズもとても面白いです。

 

 

インパクトあり過ぎ。

 

アイコニックでカリスマ的なカート・コバーンやマーク・ボランも、アントン・コービンの手に掛かるとこんなに枯れた感じに。

 

 

 

ここまでキラキラ感ゼロの2人をこれまで見たことがなかったです。

写真集は、暫くお店の目立つところに飾っておこうと思います。

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧くださいませ!

MODE et MODE no.415

2026.04.24.

Posted on 04.24.26

モード・エ・モードの最新号は、2026-27 秋冬 プレタポルテ コレクション特集号です。

 

 

表紙は2001年のブランドデビューから25周年を迎えたステラ・マッカートニーのコレクションのものです。

現在では、ファッションの最高峰であるモードの世界でも動物愛護や環境問題に配慮する姿勢が当たり前となりましたが、ステラ・マッカートニーはまさにそれらの活動にモード界で真っ先に取り組んだデザイナーの一人です。

 

たとえ時代が追いついていなくてその時はあまり注目されていなくても、自分が正しいと思うことを長年信念を持って続けていると、いつか評価される日が来るものです。

ステラ・マッカートニーさん、25周年おめでとうございます。

 

いくつかのブランドをピックアップしてご紹介させていただきます。

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CHANEL

 

 

マチュー・ブレイジーが最初にシャネルで発表したコレクションを見た時は、今までのシャネル像とは違ったことを少し残念にも感じたのですが、喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよく言ったものでこのコレクションをみてるとやはりマチューは凄いなと思わされます。

 

モダンでエレガント、そして革新性があります。

現代はテクノロジーの進化が目覚ましいですが、このマチューのコレクションはまるでファッションを10年早めたかのようなルックが並んでいます。

バランス感覚も秀逸。

 

今回マチューは、「ファッションは毛虫であり、蝶でもあるのです。昼は毛虫、夜は蝶になりなさい」というガブリエル・シャネルの言葉から着想を得たらしいです。

今の時代は昼も夜も蝶であろうとする人が多すぎる気がします。

毛虫のように必死でもがく姿があるから、蝶となった時により輝いて見えるものだと考えています。

僕は特殊だからか、人の毛虫の姿にこそ美しさや魅力を感じることが多いです。

 

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DIOR

 

 

今のモード界でマチューのシャネルが東の横綱だとすれば、西の横綱はジョナサン・アンダーソンのDIORということになるかも知れません。

 

モード界で横綱になるには王道である必要があると思うんです。

そして、今モード界に君臨する横綱は両者王道でありつつもかなり革新的でもあるデザイナーを擁しています。

今回のショーは「洋服を自然光で見せたい」とのアンダーソンの意向のもと、チュイルリー公園内の池の上にランウェイを作った舞台で発表されました。

 

上のシャネルの言葉の毛虫と蝶のように、洋服は室内と自然光の当たる屋外で見るのとではその表情が変わるものも多くあります。

僕自身も、このアンダーソンの言葉を聞いて、自分の着ている服も外に出た時にはその見え方を注意深く観察してみようと思いました。

 

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ALAÏA(左側)

 

ここ数年、アライアのバッグを持ってる人をちょくちょく見かけるようになりました。

ブランドのバッグが売れるということは、そのブランドのデザイナーが評価されているということでもあります。

(もちろんバッグより洋服に対するクリエイションが評価されているのですが、ほとんどの購買層は服じゃなくてバッグや財布などを買います)

その成功の立役者となったのは、長年ラフ・シモンズを右腕として支えたピーター・ミュリエです。

彼の仕事の出来ぶりは、ラフのドキュメンタリー映画『ディオールと私』でも垣間見ることができます。

このアライアのコレクションは、そのピーターが手がけるラストコレクションとなります。

そして、ピーターがアライアを去って次に移るのは昨年プラダグループが買収したばかりのヴェルサーチェ。

そのプラダには現在ラフ・シモンズが共同デザイナーとして君臨しています。

まさに強奪…

 

ミウッチャがラフの二の腕あたりに人差し指つけてクリクリしながら「ねぇ〜、ラァ〜フゥウ〜〜」とか言っておねだりしたのでしょうか。

ミウッチャのあの素敵な笑顔の陰には、トランプばりの腹黒さと野望があるのかも知れません。

 

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最後はちょっとだけやりすぎコージーっぽい感じになってしまいましたが、僕の拙いコレクション雑感は以上となります。

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!

MODE et MODE No.414

2026.03.27.

Posted on 03.27.26

モードェモードの最新号は、2026年春夏パリ オートクチュール&2026-27年秋冬パリ・ミラノ メンズコレクション特集号です。

 

 

gap PRESSはプレタコレクションを中心に紹介する雑誌でしたが、モードェモードはオートクチュールの特集号も組んでくれるところがありがたいです。

でも、その代わりメンズコレクションはメチャ隅っこに追いやられている感じでした。

個人的には、メンズもパリ/ミラノ コレクションをセットでいいからせめて1冊丸ごとメンズコレクションで特集を組んでいただきたいです。

 

 

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CHANNEL

 

カール・ラガーフェルドの右腕を長年勤めたヴィルジニー・ヴィアールの後を受けてシャネルのデザイナーに就任したマチュー・ブレイジーは、カールからの系譜を辿るのではなくシャネルに新たな革新性をもたらしました。

 

創業者のガブリエル・シャネルは、女性のファッションだけでなく生き方や社会的地位向上にも大きな影響を与えました。

それからでもかなりの時間が経過し、現代では女性の平等性だけでなく性的少数者の平等性も尊重される時代へと世界は変化しました。

シャネルが当時ファッションを通じて発信したものは、現代において「当たり前のこと」として根付こうとしています。

 

このオートクチュールだって、シャネル本人がデザイナーの時代では「これがオートクチュール?」と思われるくらい当時とは全く違うものだし、そうやって時代は前に進んでいきます。

モードは、その美しい洋服を見ているだけでも十分楽しいですが、ファッションだけじゃなくその時代に存在する社会問題や人々の心を映し出すようなことまで考えて作られているから、だからこそモードは素晴らしいのだと思います。

 

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DIOR

 

 

こちらも最近デザイナー交代がおこなわれたDIORのオートクチュール。

新デザイナー,ジョナサン・アンダーソンの初のオートクチュールコレクションとなります。

会場にもランウェイにも、花がふんだんに使われたまさにディオールを象徴するようなコレクション。

そしてジョナサンらしい実験的なアイデアも随所に出ていて素晴らしいコレクションでした。

ジョナサンの斬新なアイデアをこうやって極上の洋服に仕上げられるのは、トップレベルの技術を持つメゾンのクチュリエ達があってこそです。

 

 

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MENS COLLECTIONS

DIOR

 

こちらはDIORのメンズコレクションです。

デザイナーは、同じくジョナサン・アンダーソン。

ジョナサンが自身のブランドでデビューしたコレクションは、“変態貴族”と形容されるほどセンセーショナルでインパクトのあるものでした。

今のジョナサンのデザインはその頃より遥に洗練されましたが、今もどこか貴族感があります。

富裕層の優等生的な息子や娘はエルメスとかシャネルを着るのでしょうが、ジョナサンのDIORとかコムデギャルソンの洋服とかを好んで選ぶような人がもっと増えてほしいなと思います。

 

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DRIES VAN NOTEN

 

こちらも創業者,ドリスの跡を継いでまだ間もないジュリアン・クロスナーによるコレクション。

モード界の新たなトレンドのひとつに「愛着のある服(センチメンタルバリュー)」がありますが、ドリスはその旗手となっているブランドのひとつです。

愛着のある服というのは、クローゼットの中に長年あるお気に入りの服とか、両親や祖父母から譲り受けた時代を感じる服などのことを指します。

そんな感覚の洋服を探したいと思った時は、新作を売っているお店に行くより古着屋に行ったほうが理にかなってると思うのですが、今のモード界はそういった“今の感覚”ではない洋服を最新のコレクションで発表し出しています。

少し難しいですが、その中に新しい感覚も入っているからモードなんです。

だからモードの洋服は高過ぎて買えないという方でも、これらのスタイリングを参考に古着屋で似たような洋服を探してみるのも面白いかもしれません。

女性の方なら、Chloéの最新のコレクションとかもおすすめです。

 

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という感じのコレクション雑感でした。

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!

VOGUE ITALIA N.904

2026.02.18.

Posted on 02.18.26

イタリアンヴォーグの最新号が届きました。

 

 

 

表紙は、イタリアの大統領,セルジオ・マッタレッラ氏の令嬢,ローラ・マッタレッラさんです。

被写体も素敵ですが、バックの壁紙もとても良いです。

 

 

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中のポートフォリオも素晴らしかったです。

 

 

 

 

彼女の持つ知的な雰囲気や教養だけでなく、イタリアがこれまで歩んできた歴史の壮大さまで感じる写真でした。

 

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他の写真も少しご紹介いたします。

 

 

 

 

最後のシネマティックなポートフォリオは、JOHNNY JEWELによるイタリアの音楽レーベル,Italians Do It Betterの世界観を彷彿とします。

そのひとつ上の被写体のいない写真もイタリアンヴォーグの誌面でみると斬新でとても面白いです。

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ!

VOGUE ITALIA N.903

2026.01.17.

Posted on 01.17.26

イタリアンヴォーグの最新号が届きました。

 

 

今号のテーマは、『Break The Dress Code』

 

カッコイイですね。

今月は、誌面のモデルもとても若い世代、しかもまだ子供くらいの年齢じゃないかと思うモデルも起用されていました。

 

 

 

 

 

大人びたムードにスタイリングされたものから、若さを存分に活かしたスタイリングまで、とても面白いポートフォリオが並んでいました。

 

SNSなどの影響もあってか、日本でも若い世代になるほどそれ以前の時代に比べて同じようなファッション、同じような髪型、同じようなメイクをした人を多く見かけるようになった気がします。

その現象は、もしかしたら世界でも同じようなことが起こってて、イタリアンヴォーグはそんな今の世の中や若者に対してメッセージを送ったのかも知れませんね。

 

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他の写真も少しご紹介いたします。

 

構図や色遣いも本当に素晴らしいです。

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧くださいませ!

MODE et MODE No.413

2026.01.08.

Posted on 01.08.26

長年購入していたgap PRESSの紙版の発売が休止することになってしまったとのことで、仕方がないので今後はMODE et MODEを購入することにしました。

 

 

gap PRESSの発売がなくなるのは本当に残念です。

これも時代ですね…

 

MODE et MODEは頑張ってほしいです。

最初に今季のトレンドがピックアップされています。

 

 

モードのコレクションは難しいという方でも、ここだけ押さえてれば日本でも1~2年後に巷で流行る可能性があるものを先取りできます。めちゃ俗っぽい表現ですけども。

 

中に掲載されているコレクションのものから、僕の素人味が存分に表に出てしまっているコメントと共にこちらでも少しご紹介させていただきます。

 

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CHANNEL

 

 

 

 

今の若い世代の人は知らないと思いますが、昔テレビでマジカル頭脳パワーとかいう頭脳の1/100000も使わないで観れるような大人気番組があったのですが、その大人気番組の中でも大人気コーナーに“マジカルバナナ”というみんなでアホみたいにリズムを刻みながら進めていく連想ゲーム(バナナと言ったらカリウムみたいな感じで)があって、そのリズムが今も僕の頭脳に深く擦り込まれて困っているという恐るべき後遺症に悩まされている次第であるのですが、もしそのゲームの中で「シャネルと言ったら?」で回ってきて回答するとしたら「ガブリエル」もしくは「カール(ラガーフェルド)」しか答えたくないくらい、シャネルのDNAにはこの二人の人物のものが深く刻まれています。

そして、今回シャネルのデザイナーに就任した(抜擢と言っていいくらいの起用)マチュー・プレイジーはシャネル第三の人物(第三のビールみたいには言うてないです)となり得る活躍ができるのか、シャネル顧客はもちろんモード界の関係者にとっても熱い期待が注がれています。

 

個人的な感想としては、シャネルに新時代の息吹を注ぐ素晴らしいコレクションだと思いますが、一方で創業者ガブリエル・シャネルからカール・ラガーフェルドへと受け継がれたシャネルのアイデンティティとはまた違ったアプローチだなと感じました。

前に進めるという意味ではとても高評価になると思いますし、ガブリエルの思想を受け継ぐという意味では少し残念にも感じるようなコレクションではないかと思います。

個人的には少しだけ残念な気持ちが勝っているかも知れないです、古い考えの人間なもので…

 

 

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DIOR

 

 

こちらも老舗の名門,LOEWEをモード界でも注目されるブランドへと導いた立役者,ジョナサン・アンダーソンが新しく就任した新生DIORのコレクション。

DIORも前任であったマリア・グラツィア・キウリとの相性抜群で、フェミニストでもあるマリアがファッション界の中核ブランドであるDIORにおいて女性の地位向上をクリエイションを訴えかけていたことも素晴らしかったので、やはり少し未練がましい気持ちもあるのですが…

でも、ジョナサンも素晴らしいデザイナーだなとDIORでのメンズ,ウィメンズのコレクションを見て改めて感じました。

マチュー・プレイジーも、ジョナサン・アンダーソンも、ともにまだまだ若く、これからのモード界を長く牽引していくような存在になるんだろうなと思います。

 

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MAISON MARGIELA

 

こちらもジョン・ガリアーノ退任後、新デザイナーにグレン・マーティスを迎えての初のプレタ・コレクション。

グレン・マーティスは、すでにOTB社傘下のブランド,ディーゼルのデザイナーでもありますが、同じく同社が擁するマルジェラのデザイナーにも掛け持ちで起用させました。どれほど彼の才能を評価し期待しているかが表れています。

そして、もともとインディペンデント気質の強いY/プロジェクト出身という背景もあり、個人的にはグレンのクリエイションはディーゼルよりマルジェラの方が向いているのではないかと思います。

 

創業者であるマルタン・マルジェラのカリスマ性やデザインに魅了されていたような古いマルジェラ・ファンはガリアーノ期で離れていった方も多くいたと思いますが、グレンにはそれらの一度離れたファンを呼び戻すくらいのマルタンのDNAを繋ぐようなクリエイション能力を発揮してほしいと応援しています。

 

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DRIES VAN NOTEN

 

クリエイションの感性においても一人の人物としても、玄人に愛される存在だった稀代のデザイナー,ドリス・ヴァン・ノッテン退任の後を引き継いだのは、卒業後から間のない2018年にドリス社に入社しドリスとともにウィメンズコレクションのデザインと開発に携わってきた愛弟子ジュリアン・クロスナーでした。

こういった内部人材を起用する姿勢をみても、ドリス・ヴァン・ノッテンというメゾンが、どれだけブランドのDNAを大切にしているかが表れています。

僕はドリスの大ファンだったので、ジュリアンのクリエイションには前任と比べてまだ若さを感じるところも少しあるのですが、それでもまだドリスがメゾンにいるかのようなコレクションを披露してくれるのはとても嬉しいですし、ジュリアンがデザインした服も買って応援したい気持ちになります。

ジュリアンがドリス本人と同じくらいの歳になるまで、ドリス・ヴァン・ノッテンのデザイナーの職を全うしてほしいなと願っています。

 

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という感じのコレクション雑感でした。

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!

VOGUE ITALIA N.902

2025.12.13.

Posted on 12.13.25

イタリアンヴォーグの最新号が届きました。

 

 

表紙はイングランドの女優,ミア・ゴスです。

個人的には『ニンフォ・マニアック』と『サスペリア』で観ましたが、個性のある良い俳優さんです。

 

 

ミア・ゴスのポートフォリオも良かったですが、今月号は他にも素敵な写真がたくさん掲載されていました。

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若き日のジョニー・デップが演じたシザーハンズみたいなのもありますね。

 

ご興味のある方は、待ち時間などにぜひご覧になってみてください!

VOGUE ITALIA N.901

2025.11.20.

Posted on 11.20.25

イタリアンヴォーグの最新号が届きました。

 

 

今月もノスタルジックな表紙が素晴らしいです。

 

今年の9月に亡くなったファッション界の巨匠,ジョルジオ・アルマーニ氏の写真が紙面にありましたが、今号はアルマーニ氏を追悼した一冊にしているのだと推測します。

 

 

 

“モードの帝王”と呼ばれたアルマーニ氏は、イタリアのファッション界を50年以上に渡って牽引し、91歳で亡くなる数日前まで仕事をしていたそうです。

カール・ラガーフェルドとも重なる晩年の生き方です。

今のモード界を見ても、トレンドが激しく変わるファッション業界において一人のデザイナーが同じブランドに君臨し続けることがどれだけ難しいことかがわかると思います。

本物が残るのだと言われたらそうなのだと思いますが、どんなに才能に満ち溢れた本物だって、やはり努力を重ねて常に感性を磨き続けていないと、クリエイションの少しの綻びさえも関係者は見逃してくれない世界です。

 

ジョルジオ・アルマーニ氏に心からの追悼の意を表します。

 

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中の写真も少しご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!

WWD TREND BOOK

2025.11.12.

Posted on 11.12.25

今週のWWD JAPANは、2026 SPRING/SUMMERのトレンドブックとなっています。

 

 

表紙は、ジュリアン・クロスナーによるドリス・ヴァン・ノッテンのものです。

 

ジュリアンは2018年にドリス ヴァン ノッテンに入社し、ドリスと共にウィメンズコレクションのデザインと開発に関わってきました。

 

今シーズンは、ミラノでは“グッチ” “ヴェルサーチ” “ボッテガ・ヴェネタ” “ジルサンダー”が、パリでは“シャネル” “バレンシアガ” “ロエベ” “セリーヌ”などのメジャーブランドが新たなデザイナーによるデビューコレクションを発表しましたが、近年ではメジャーブランドのデザイナー交代劇が頻繁におこなわれています。

 

昔はメゾンのアイデンティティを継承しつつ前に進めるような人選が主流でしたが、近年はメゾンよりデザイナー個人のアイデンティティが全面に出たコレクションが発表されることが多いので、デザイナーが変わるとブランドが発表するコレクションもガラッと変わります。良くも悪くも。

 

今はSNSなどでもブランドの最新情報が誰でもいち早くキャッチできる時代になったので、ブランド側も少しでも多く新鮮な話題を出していかないとトレンドから置いていかれて売り上げにも影響が出るということなのだと思いますが、何事でもやりすぎは良くないような気がします…

 

ドリスは、他からデザイナーを招いてくるのではなく、創業デザイナーであるドリス本人のもとで共に服作りをしてきた人物をデザイナーに起用しました。

デザイナーの名前に今は“バリュー”はなくともメゾンのアイデンティティが継承されていく起用で、ドリスらしい考えだなと感じました。

 

この表紙のルックも素晴らしいですが、このドリスのコレクションを表紙に起用したWWD編集部の方も、僕と同じようなそういった受け止め方を持って、ドリス・ヴァン・ノッテンの新デザイナーとなったジュリアン・クロスナーにエールを送る気持ちで表紙に起用した意味もあるんじゃないかな、とかちょっと思ったりしました。

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!

 

Posted on 11.09.25

フランス人アーティスト,Stéphan Crasneanscki(ステファン・クラスニアンスキー)による作品集『WHAT WE LEAVE BEHIND/私たちがあとに残すもの』を購入しました。

 

 

 

本当は本作に序文を寄稿しているパティ・スミスのサインが入ってるサイン本のほうを死ぬほど欲しかったのですが、情報を得た時には既に売り切れてて、今回はノー・サイン本の通常版のほうを購入しました。

 

いつかパティ・スミスと街で偶然すれ違うようなことがあれば、この本にサインしてもらおうと思ってるので、普段から肌身離さず携帯しておこうと思います。

でも、本当にそんな奇跡が起こるなら、もっと欲をかいてパティ・スミスの詩集とか他の本にサインしてほしいです。神様、どうかお願いします。アーメン…

 

本書は、ジャン=リュック・ゴダールのアーカイブを題材に制作した作品『What We Leave Behind』を見つめ直し、1冊の本にまとめたものです。

 

箱、静物、コラージュ、ノートの4部構成から成っており、映画界の巨匠,ゴダールのアーカイブを探求するにあたり、作者はゴダールが個人的に収集していた短編映画,オープンリール,歴史的なエフェメラを撮影しました。

 

買いたてホヤホヤの状態なので、あまり折り目をつけたくなかったので、真ん中あたりに掲載されていたコラージュのページからいくつかご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他の“箱”と“静物”と“ノート”の写真は、ゴダールに興味ある人じゃないとあまり面白くない内容ではないかと感じましたが、この“コラージュ”のパートは多少なりとも芸術に興味のある方なら魅了されるような作品群ではないかと思います。

 

僕なんてここらへん見てる時に、見る用と保存用と布教用の3冊分追加で買おうかしらと血迷った考えが脳裏によぎったほどです。

 

もちろん、他のシークエンスも僕も含めゴダールが好きな方には大変興味深い内容となっておりますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧になってみてください。

 

 

東京で開催されている展覧会には行けなさそうなので、ネットで『ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ』展の公式図録を注文しました。

 

 

ペドロ・コスタ監督の映画は、どれも映像が芸術的で素晴らしいので、どこを切り取っても絵になります。

 

 

 

 

 

秋の読書に楽しみな一冊が増えました。

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。

そして、ペドロ・コスタの素晴らしい映画作品も、ぜひご覧になってみてください!

VOGUE ITALIA N.900

2025.10.11.

Posted on 10.11.25

イタリアンヴォーグの最新号が届きました。

 

 

表紙は、アメリカ人の女優, マイキー・マディソンです。

 

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は観ましたが、『ANORA アノーラ』は観ていないので、個人的にはまだよく知らない俳優さんです。

 

でも、表紙のデザインが良いですね。

日本のメディアでちょくちょく見かけことがある、質問を投げかけられた相手が気の毒になるほど大の大人がとんでもない感覚のオファーをする感じで「“エモい”表紙にしてください」と、ほぼほぼ炭酸の抜けた生ぬるくてしかも体に悪いドリンクを何の悪気もなく勧めてこられた時みたいな無茶振りというか相手のクリエイティヴィティをまる潰しにするようなオーダーをされたとしても、イタリアン・ヴォーグならこれくらい圧倒的なクオリティで納品するだろう、というような仕上がりです。

 

長々とわかりにくくて、しかも不快な例を出して失礼いたしました。

石破首相の出した戦後80年所感を3回読み直して勉強してきます。

 

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その前に中身も少しご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

表紙も素晴らしいですが、中身も素晴らしいです。

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はぜひ待ち時間などにご覧くださいませ。

KUNSTKAMERA

2025.09.09.

Posted on 09.09.25

現在、ヤン・シュヴァンクマイエルの新作映画公開に合わせて東京のGalerie LIBRAIRIE6で『エヴァ&ヤン・シュヴァンクマイエル博物誌』展が開催されているのですが、展覧会が月火休みということもあって行きたいけど観られそうにないなと思ってたところ、LIBRAIRIE6さんが展覧会の開催を記念して写真集『KUNSTKAMERA』を刊行してくださると聞いたのでこれだけは絶対に手に入れておきたいと思って、オンラインショップの発売開始時間にネットにかじりついて無事購入することができました。

 

 

先日、同名映画の『KUNSTKAMERA』を観た時、「これの写真集を出してほしい」と内心思っていたのですが、LIBRAIRIE6さんが実現してくださいました。

(欲をいえば、大迫力の大型写真集で作品全部を網羅したものを出してほしいと思っていますので、もしヤン・シュヴァンクマイエル本人と話す機会があれば、ぜひ本人をその気にさせていただきたいです)

 

 

カバーワークもいいし、本当に素敵な写真集を作ってくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

表紙に書かれているシュヴァンクマイエルの言葉をここでも紹介させていただきます。

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想像力は人類に与えられた

最大の贈り物である。

人間を人間らしくしたのは想像力であり、

仕事ではない。

すべての権力を想像力に!

想像力、

想像力、

想像力。

 

ヤン・シュヴァンクマイエル

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とても力強い言葉です。

そして、それがひとつの本質だと思います。

 

自分が好きな作家さんや芸術家,音楽家なども、作る作品にその人の“生き方”や“考え方”が現れています。

そういった個性の多くは、わかりやすい大胆なものではなく、内面には圧倒的な知識と溢れんばかりの情熱があったとしても表面に出てくるのはそこからこぼれ落ちたごく僅かなエキスから成っているものです。

それらには共感できるものも(ブッ飛んでて)できないものもありますが、そういった類のものこそが人間らしさだと思います。

 

今の世の中にインターネットがなければ、人の個性というのはもっと多様性があったでしょう。

今は、インターネットやSNSから入ってくる情報の影響で選択しているのだろうな、と思ってしまうような外見や身に付けるものの選択をしている人がたくさんいる時代です。

(とか言いつつ、僕自身が選んでいるものも好むのは少数派ではありますが、結局インターネットの情報の影響によるものと言わればその通りだと思います)

それはそれで尊重されるべき選択肢だと思いますが、その中にひとりの人間らしさを感じるかというとなかなか強くは感じにくいです。

 

情報を収集するのは良いことだし僕も好きですが、それをそのまま鵜呑みにするのではなく、自分のフィルターを通して自分の色をつけて吸収することで人間らしさや想像力の向上に繋がるのだと思います。

 

 

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写真集はお店に置いていますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧くださいませ!

 

ちなみに、本書は現時点ではオンラインショップでもまだ売り切れていないので(888部限定)、絶対欲しいという方はすぐに公式オンラインショップをチェックしてみてください。

http://librairie6.shop-pro.jp/?pid=188206996

 

 

VOGUE ITALIA N.899

2025.08.31.

Posted on 08.31.25

久々にイタリアンヴォーグが当店に届きました。

 

 

イタリアンヴォーグが届いた時は、いつもこちらでも紹介していたし、お客様のテーブルにもお出ししていたので、中には「もうイタリアンヴォーグの購読は辞めたのかな?」と思われていた方もいらっしゃったかもしれませんが、そうじゃなくて少し事情があったのです。

 

そのことについてこちらでも少し書かせていただきます。

当店がイタリアンヴォーグを定期購読するようになったのは今から15年くらい前で、その頃はまだフランカ・ソッツァーニが編集長を務めていました。

ヴォーグの編集長といえば映画『プラダを着た悪魔』でもモチーフとなったアメリカ版VOGUE編集長のアナ・ウィンターが最も有名だと思いますが、僕はイタリア版VOGUEを手掛けているフランカ・ソッツァーニの感性の方が余程素晴らしいと思っていましたし、業界に詳しい人達の認識も「世界最高峰のモード誌はイタリアンヴォーグ」というものだったと思います。

 

V:oltaをオープンして最初の頃は、海外の雑誌も取り扱ってる書店などで気に入ったモード誌を買っていたのですが、ファッションデザイナーをされているお客様にファッションやインテリア系の洋書籍に精通している代理店を紹介していただき、そこからイタリアンヴォーグやフランス版Numeroなどを定期購読させていただくようになりました。

うちに洋雑誌の案内を持ってきてくださってた担当の方も知識とセンスのある良い方で、僕の知らない雑誌も色々教えていただきました。

たまに余ったgap COLLECTIONS(一般販売されているgap PRESSではなく、業界人向けの2万円くらいするやつ)をくださったりして、本当に良くしていただきました。

 

ですが好きだった書店が無くなったり、雑誌や書籍も苦境の時代になっていく中で、こちらの代理店の関西支部がなくなることになり、お世話になった担当さんも会社を辞めることになりました。

とても残念な知らせでしたが定期購読は本社で引き継ぐとのことだったので、イタリアンヴォーグなどもそのまま続けて取らせていただくことにしました。

そこから年に1回、更新時期が近くなった時だけ会ったこともない本社の担当の方からお電話があり、こちらも継続の意思であることを伝えるということを何年か続けていました。

 

しかし去年の頭くらいから、世界情勢などの影響で配送が遅れているとの理由で到着が遅延したり2ヶ月分が纏めて届くというようなことも出てきました。

それは色んな事情があるだろうし仕方ないと思って、去年も定期購読の継続をさせていただいたのですが、今年に入ってついに雑誌が届かなくなりました。

それでもまあ、色々事情があるのだろうと気長に待っていたのですが、3ヶ月くらい届かないし連絡もないのはさすがにおかしいと思って電話したら、既にその会社は音信不通の状態になってしまっていました…

 

何があったんだと思ってネットで検索してみたら、その代理店に書籍を取り扱ってもらっていた出版社のホームページに「(その)代理店から納品が途絶えた方はこちらに直接連絡ください」とあって、僕の取っていたものとは違うかったのですが、何か事情を知ってるかもと思って連絡させていただきました。

そちらの出版社も代理店と急に連絡が取れなくなったらしく、詳しいことはわからないが書籍が届かなくなったお客様が困っていると思ってホームページで告知したとのことで、代理店はどうやら夜逃げのような感じで無くなったらしいと教えてくださいました。

僕が悲しく思ったのは、定期購読で前払いしていた分を損したということではなく、長年お世話になっていた代理店さんが突然何の連絡もなくいなくなってしまったということです。

 

海外のトレンドは今の時代アプリやSNSとかでチェックできるし、わざわざ高いお金払ってまで海外のフィジカルの雑誌を毎月買うなんて人は、センスのいいお金持ちか僕みたいに世間から見たらだいぶ拗らせている風に映っている人くらいしかいないのだろうから、海外の(それが世界最高峰のモードであったとしても)ニッチなカルチャーで生計を立てるということがどれほど難しいことかは理解できるし、それをわかっているからこそ応援していたところもあるので、最後に連絡くださったら労いの言葉と共に今までの感謝をお伝えしたかったというのが本心です。

 

 

そういうことがあって、慌てて海外モード誌を扱っている別の業者さんを探して契約したのですが、輸送や手続きなどの関係で購読が開始されるのがそこから3~4ヶ月後の今になったという流れです。

 

少し前に梅田の蔦屋書店を久々に訪れた際、洋雑誌のコーナーをのぞいてみたら海外のモード誌は韓国版のものがその一角を覆い尽くしていて、以前はそこに書店のクリエイティヴな姿勢をアピールするように数多く置かれていたフランスやイタリア,イギリスのカッティングエッジなモード誌はほぼ無くなっていました。

 

韓国版はK-POPのアイドルや人気俳優が表紙になっているので、その多くをファンが買うという需要で賄っているのだと思いますが、誌面の芸術性などのクオリティはこのイタリアンヴォーグやフランス版Numero,イギリスのアナザーマガジンなどの方が優に勝ることは言うまでもありません。

今、もしアセンスやスタンダードブックストアというような書店がまだ大阪に存在していたら、韓国版のモード誌だけを並べるなんてことは意地でもしなかったかも知れません。

(それをしないスタイルのお店が無くなってしまう世の中というのは、とても哀しいです)

 

LOEWEやDIORのバッグなんかでもアイコニックなものが日本でも人気を博しましたが、デザイナーが見てほしい評価してほしいと思うような商品は全く別のところにある訳です。

でも、そんな難しいことまでほとんどの人は興味を示さなくなっているし、もっと簡単で伝わりやすいものを好む世の中になってしまいました。

 

僕が生業にしている美容室、まして都心部のヘアサロンなんてものは、そういった世間のトレンドというものがもしかしたら書店以上に影響してしまう業種だと思うのですが、そんな時代にまたこんな世間と逆行するようなことを長々と書いても未だに潰れずに頑張れているのは、そんなスタイルの当店を支持して通ってくださっている顧客様をはじめとする多くの方が応援して支えてくださっているからに他なりません。

いつも感謝しております。ありがとうございます!

 

 

久々に届いたイタリアンヴォーグを開いて、やはり素晴らしいなと思いました。

(厚さはより一層ペラペラになってるように感じましたけれども…)

 

 

 

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ!