Posted on 12.26.17

Numéro parisの最新号が届きました！

 

 

 

 

テーマは“Stellaire”（恒星）

 

表紙のサンローランのワンピースも一際輝いています。

 

サンローランのデザイナーがアンソニー・ヴァカレロに変わってからもNuméroがサンローランを表紙に使ってるのをよく目にしますが、Numéroの世界観にも合ってるのでしょう。

何ならパリ生まれのデザイナーである前任のエディ・スリマンの時よりも、今のアンソニーのサンローランをパリのモード界の全体で応援しているようなムードさえ感じます。

逆にバレンシアガをはじめとする今のストリート色を強く出してるブランドの洋服は、使うけども大々的に取り上げていないです。

この辺りはパリジャンのモードに対する姿勢が現れてるように感じます。

僕は日本人ですが、このような考え方にとても好感を持ち、さすがだなと尊敬の念を抱いています。

 

 

ポートフォリオもいくつかご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれもSFっぽくて面白くも素晴らしい作品ですが、個人的に一番印象的だったのはこの写真です。

 

 

写真の大部分を空が埋め尽くしています。

上に紹介した手の込んだ作品よりも、この自然をそのまま映した写真が一番凄みを感じました。

そろそろ自分の中のネジが本格的に狂ってきてるのかも知れません。

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

 

Posted on 12.15.17

ファッションスナップ誌 STEET の最新号が発売されました。

 

 

 

 

 

最近、ビットコインのように値上がりしているのが玉に瑕ですが、世界一オシャレなスナップ誌であることは間違いないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今のモードのトレンドもこれを見れば把握できます。

 

おしゃれ好きなティーンネイジャーはお年玉もらったらコレ買いましょう。

その後の年明けセールで失敗する確率が格段に低くなるなら3000円なんて安いものです。

 

そして、20代~30代のファッション大好きレディ&ジェントルマンは、これを見て刺激されてぜひV:oltaにカットしにいらしてください。

当店はこういうテイストを好むセンスをお持ちの方に間違いなくマッチしたサロンであるからです。

もちろんティーンネイジャーの方も歓迎です！

 

 

Posted on 12.14.17

ベルギーはアントワープのデザイナー,Dries Van Noten の過去100回のショーを収めた写真集『Dries Van Noten 1-100 』

 

 

 

内容は2冊のフォトブックに分かれています。

 

 

 

 

控え目な中にも主張のあるドリスらしい装丁です。

 

ドリス・ヴァン・ノッテンは、家業がテキスタイルという家に生まれ育ったからか、数多くいるデザイナーの中でも本当にセンスの良い人だなという印象を受けます。

ファッションデザインももちろん素晴らしいですが、ドリスの場合は本人の身なりや生き方にも好感を覚えます。

 

中身も少しご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドリスには、これからも時代に流され過ぎず、自身のスタイルを貫いて、ファッションの素晴らしさ、モードの素晴らしさを世界中の人に伝え続けてほしいです。

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください！

Posted on 11.26.17

Numéro parisの最新号が届きました！

 

 

 

 

テーマは『Sauvage』

 

「野生」という意味ですね。

ちなみに、日本で昔流行った「ソバージュ」という髪型も、最初はフランスで流行した髪型で日本に入ってきた時にこのフランス語の名前がついています。

 

先日、ケリンググループの筆頭ブランドであるGUCCIが今後リアルファーを使わないということを表明しましたが、今、ファッション界でもセクハラやジェンダーなどの性関連の問題とともに、今回のファー使用禁止といった動物愛護問題などに積極的に取り組むブランドが増えてきました。

そういうことを今まで儲けてナンボでやってきたラグジュアリーブランドがやっても「良いことやってます」という企業のコンプライアンスアピールに写るところもあるので多少冷めた目で見てしまう部分もあるのですが、しかしファッション界のトップにいるブランドがこういった今世界中の人々の間で反対の声が上がってるものごとに対して肯定的な行動をとるということは、たとえ腹の底には別の思惑があったとしても良いことだと思います。

 

しかし、そんな情勢の中で表紙にドンッと毛皮のコートを持ってくるNuméro parisの心意気もとても格好良いです。

そして、これだけ技術開発が進んでフェイクファーでも見た目の遜色が全くないところまで出せるようになった現代でも、やはりリアルファーには本物の持つ圧倒的な差というのが未だにあると思います。

 

ちょっと話が逸れますが、僕は“最高級のリアルファー”を使っておきながら「これはリアルファーではない」と当たり前のように嘘の主張をするような今の日本の体制が心底嫌いです。

（そんなバカなことがあるかと思った方は、国会中継を観てみてください。与党は難しい言葉ばかり使って国民に関心を持たれないように分かりにくく答弁して、野党は国民に伝わりやすくわかりやすい言葉でときに無茶苦茶なことを言ってます。このままでは日本は将来脳内にお花畑を作って幸せに暮らしていくか方法はないかも知れません。）

 

そんなしょーもないことは置いといて、素晴らしいポートフォリオをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれも美しいです。

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

Posted on 11.23.17

gap PRESS 2018 S/S パリ/ニューヨーク特集号です。

 

 

 

 

表紙はCÉLINEのコレクションより。

 

最近はトレンドセッターの位置から少し距離が離れてきてフィービーの退任も噂されてましたが、やはりフィービーは素晴らしいデザイナーだなというのを再認識するようなコレクションでした。

シンプルな中にも控えめの甘さがあるセリーヌのデザインは、日本の最近のマス向けブランドにも真似されまくってますが、逆にそれだけセリーヌのデザインがモードな人だけでなく一般の人が見てもオシャレに感じられるのだと思います。

 

その他のブランドも見応えタップリです。

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください！

 

Posted on 11.22.17

イタリアンヴォーグの最新号が届きました！

 

 

 

 

この表紙にもなってるエレベーターを利用したポートフォリオが面白いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異なる趣味やファッションを持ってる人達が矢継ぎ早に入れ替わるエレベーターの様子は、今のファッション界を表しているようにも思います。

否、ファッション界だけではなく、今の世界全体の縮図になっているのかも知れません。

 

 

他では、このヴェイパーウェイヴな雰囲気を感じさせるポートフォリオもとても良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェイパーウェイヴとは何ぞや？な人はBandcampで調べればたくさん出てくるので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

Posted on 11.05.17

gap PRESSの最新号は、ミラノ/ニューヨークの2018 S/Sコレクションです。

 

 

 

 

表紙はPRADAのコレクションから。

近年のミラノはPRADAとGUCCIが絶対王者として君臨しています。

 

15年コレクションからGUCCIのアレッサンドロ・ミケーレがシーンに彗星の如く登場するまでは、ミラノからはなかなか新しいトレンドが産まれていませんでしたが、近年はデザイナーを刷新するブランドも増えてきて、また新たな風が吹こうとしています。

 

ミラノで今面白そうだなと思うのは、今シーズンからジルサンダーのデザイナーに就任したルーシー・メイヤーとルーク・メイヤー夫妻。

 

 

 

 

奥さんのルーシー・メイヤーは、ラフ・シモンズが退任したディオールでマリア・グラツィア・キウイ就任までの間、セルジュ・リュフィウーと共にデザインチームを率いていた人物です。

 

わかりやすい派手さはないですが、ミニマルな中にも職人の手仕事の美しさが伝わるようなデザインは、ジル・サンダー本人やラフ・シモンズほどストイックなものではないにしてもブランドの本質に近く、そこに夫であるルーク・メイヤーのメンズブランドで培った細部にもこだわりのある服作りが加われば、近年のヴァレンティノのマリア・グラツィア・キウイとピエールパオロ・ピッチョーリのような相乗効果を生み出せるかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジル・サンダーやラフのデザインに比べて、シンプルな中にも甘さを感じるデザインは、前任のロドルフォ・パリアルンガよりも遥かにジル・サンダーらしさを守りつつも顧客を広げることに成功できるかも知れません。

 

 

続きましてニューヨーク・コレクション。

プロエンザ・スクーラーやアルチュザラ、トム・ブラウンなどの主力ブランドがNYを離れ、会場ではモデルも観客もインスタグラマーというNYコレクション自体の格式にも危機感を覚える今シーズンですが心配御無用、今のニューヨークにはラフ・シモンズがいます。

 

ラフによる新生CALVIN KLEINのセカンドコレクション。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのカルバン・クラインがここまでオシャレになるなんて…

ファースト・コレクションも、ラフ・シモンズの素晴らしさを改めて噛み締めましたが、よりストリート色も感じるこのコレクションで世界のファッションコンシャスの心を本格的に掴みそうな感じがします。

 

今、バレンシアガ買ってる人も、カルバン・クラインの方がニッチだしアングラだしまだ値段もマシなので、ぜひチェックしてみてほしいです。

 

という感じのコレクション雑感でした。

 

Posted on 10.20.17

イタリアンヴォーグの最新号が届きました！

 

 

 

 

表紙は齢73を数える女優Lauren Hutton（ローレン・ハットン）です。

とてもクールな表紙です。

 

中のポートフォリオもカッコ良かったです！

 

 

 

 

 

 

 

 

今号は『The Timeless issue』ということで、他の特集も老いてなお盛んなマダム達の素敵なポートフォリオが並んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください！

Posted on 10.15.17

Numéroの最新号が届きました！

 

 

 

表紙はオランダ出身のモデルYasmin Wijnaldum（ ヤスミン・ワイナルドゥム）です。

Yvan Fabing（イヴァン・フェイビング）による撮影。

 

中のポートフォリオもカッコ良かったです！

 

 

 

 

 

音楽では、先日アルバムが発売されたばかりのKelelaが特集されていました。

 

 

 

 

 

 

この一歩間違えたらリアム・ギャラガーみたいになってしまいそうな髪型もカッコイイです。

 

 

 

他のポートフォリオも相変わらず秀逸でした！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

Posted on 10.13.17

STREETの最新号が届きました！

 

 

 

今のモードを知るなら、gapなどのコレクション誌とSTREETを見ることをオススメします。

 

現在はオシャレなファッションスナップもSNSやインターネットなどでお金をかけずとも簡単に見ることができる時代ですが、その中でもSTREETはハイレベルなスタイリングばかり掲載されているのが特別なところです。

しかもハイブランドばかりで纏めてるスナップばかりではなく、特にコレクションモデルのスタイリングなんかはビンテージショップで買った古着やスポーツウェアを取り入れたスナップも多くて、とても参考になると思います。

 

スナップ誌を続けること自体が難しいであろう今の時代ですが、STREETにはなんとか頑張って続けていってほしいです。

 

Posted on 10.06.17

QUOTATIONの最新号はパブリックデジタルアート特集です！

 

 

 

メジャーな雑誌はたとえモード誌でも、どんどん大衆的になって面白くなくなっていっている昨今ですが、片やこの本が売れない時代に頑張って意志を貫いているインディペンデント誌も少なからず存在します。

 

そういう雑誌が少しでも報われる時代が来て欲しいと切実に願っております。

 

中身も少しご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直島とかには行って写真撮りまくってインスタにアップしまくってるのにこんな雑誌には興味を示さないような人はそれはもう“自分をアート好きな人だとアピールする為にアートを利用してるだけの人”だと思うので、そう思われたくない人はぜひこの雑誌もチェックしましょう！

 

お店に置いてますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

Posted on 09.29.17

AnOther Magazineの秋冬号が届きました！

 

 

 

 

表紙は、ニューヨーク出身の女優Rooney Mara（ルーニー・マーラ）です！

 

使用されてるフェイスピースは、ロンドンのジュエリーブランド Slim Barretteのカスタムメイドです。

 

これをジバンシィのウェディングドレスに合わせて付けて、安藤忠雄の光の教会で結婚式をあげれば、ミドルネームに“イエス”と入れることを許されるかも知れません。

そして誓いのキスの時、新郎はこの先新婦と上手くやっていけるか不安に思うことでしょう。

結婚は色々なことを鑑みてOK出したけど、唇はNGという新婦の方にもオススメです。

 

 

そして中のポートフォリオもいつもながら面白いです！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう変幻自在ですね。

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください！

Posted on 09.26.17

少し前に拝読した本をご紹介します。

 

 

 

元NUMBER GIRL、現在はZAZEN BOYSで活躍する“This is”向井秀徳による自身の半生を赤裸々に語り下ろした書籍『三栖一明』

 

三栖一明とは？

これは四文字熟語ではなくて、向井の高校時代の同級生であり、現在まで向井の活動をアートワーク面を中心にサポートしてきたグラフィックデザイナーの名前。

 

もう面白すぎて瞬く間に読み終わりました。

 

序盤、「恋に恋するゼア・シー・ゴーズ」が4回くらい出てくるのですが、もうこれだけでThe La’sファンは読む理由があります。

あの突然言い出した「“This is” 向井秀徳」の元ネタがミッシー・エリオットだったり、ナンバガ時代の名曲「IGGY POP FAN CLUB」のタイトルの由来など、向井トリビアも満載です。

 

そして読み終えた方は、 “This is 中田大助” による1本の狂った鋏の振動カットをぜひ味わいにいらしてください！

 

The La’s – There She Goes

 

Posted on 09.24.17

イタリアンヴォーグの9月号が届きました！

 

 

 

毎年言ってるような気がしますが、各VOGUEの9月号は全世界共通で一番気合いが入っています。

何故ならファッションの一番の華型である秋冬コレクションの立ち上がり時期で、各ブランドの広告が一番入るからです。

 

この分厚さを見てください。

 

 

高級トンカツ店も（はたまた氷河を流れる氷のごとく衣でカツを水増ししてる激安大特価店も）ビックリな分厚さです。

 

クリエイティヴやアーティスティックに興味のある方で普段洋雑誌を買わないという方が年に1冊だけ買うなら、このイタリアンヴォーグ9月号がオススメです。

 

ポートフォリオももちろん秀逸！

特集は全てキス写真でその発想も群を抜いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください！

Posted on 09.15.17

Numéro parisの最新号が届きました！

 

 

 

テーマは『Dualite』

「双対性（そうついせい）」という意味です。相対性ではなく、“双対”性。

 

相対性があるものと別のものとの関係性を表すのに比べて、双対性はそのもの自体の裏側という意味合いが強いということでしょうか。

アインシュタインを呼んできたいです。

 

表紙のモデルも片方が黒髪ロングでもう片方がブロンドショートと実に双対的であります。

 

中のポートフォリオも「あぁ、双対的…」というため息混じりの独り言が思わず漏れてしまいそうになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ僕自身、双対性なんて今回初めて耳にした言葉ですけども。

 

 

 

他のポートフォリオも良かったです！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください！