Numéro n°160

2015.02.13.

Posted on 02.13.15

Numéro最新号、入荷しました!

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表紙は一瞬ハンネ(Hanne Gaby Odiele)かと思わせておいてのDaria Strokous(ダリア・ストロコウス)です。

このメイクアップアーティストが確信犯なのは間違いないですが、これはもはやヌメロのクリエイティヴチーム自体が犯罪組織の黒幕とすら疑われます。服もハンネっぽいし。

実際のモデルのダリアは、ロシア人。

2015 s/sシーズンのRodarte(ロダルテ)のランウェイの時のメイクアレンジが印象的でした。

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今号は、日本が誇る写真家アラーキーこと荒木経惟さんの作品もフューチャーされております!

 

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相変わらず素晴らしい作品です。

日本人がモードの世界最高峰に位置する雑誌でも取り上げられてるのは嬉しいですね。

 

他にも素晴らしいポートフォリオが盛り沢山です。

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ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

Vogue Italia n.773

2015.01.24.

Posted on 01.24.15

イタリアン・ヴォーグ最新号入荷しました!

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都会的でありつつも、少し色褪せた感を出した表紙が美しいです。

 

表紙のモデルは、イギリス人モデルHollie-May Saker(ホリーメイ・セイカー)です。

今号もイタリアンヴォーグとカメラマン,スティーヴン・マイゼルによる最強タッグ。

 

ポートフォリオのタイトルは“New York Diaries”と題されているのですが、スタイリングや髪型も含めてまさにニューヨークだし、メチャクチャかっこいい写真です!

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ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!

Posted on 12.28.14

1940年代から独創的な作品を排出し続けた建築家・デザイナーのひとりであるCarlo Mollino(カルロ・ モリーノ)の2000年に発売されたポラロイド写真集『Polaroids』が新しいカバーで再販されたので、この機会に購入しました!

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本書は、モリーノがトリノのスタジオで14年以上に渡り撮りだめたシュールなポラロイド写真のコレクションになっております。

 

バックドロップの前で衣装を身にまとったモデルたちをエロティック且つフェティッシュに収めた写真の数々は、モリーノがデザインにおいて追求した女性の曲線のようなフェミニンで魅惑的なフォルムのルーツが詰まっています。

 

写真はペイントブラシで細かく丁寧に加工されており、独特の風合いが醸し出されています。

 

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ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

VOGUE ITALIA n.722

2014.12.17.

Posted on 12.17.14

イタリアン・ヴォーグ入荷しました!

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ターコイズのインディアン・ジュエリーが散りばめられたフォークロアな表紙です。

 

テーマは、『STYLE: PAST, PRESENT, FUTURE』

スタイルの過去、現在、未来という意味です。(たぶん…)

 

この表紙も一見、3つの中ではPAST(過ぎ去った)のイメージに近そうですが、昔のカントリースタイルはこんなにラグジュアリーな感じではなかった訳で、ここでは近未来のカントリー・ファッションをあくまでリアルクローズ(現代的)に表現しているわけです。

(書いてるこっちも混乱しそうです…)

 

今号の中身も、モダンだけど昔っぽさも感じるポートフォリオが中心です。

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インテリアでも洋服でも、ヴィンテージの魅力は、時の経過によって変化することでのみ作られる質感や独特の風合いですが、写真においてもそういった雰囲気を作り込みで出せるというのは素晴らしい技術だと思います。

 

ちなみに今月は素敵なアクセサリー別冊付き。

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ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

Posted on 12.16.14

イギリスを代表するメンズモード雑誌のひとつAnother Manからメンズファッションの歴代ポートフォリオを厳選した書籍『Men’s Style Stories』を入荷しました。

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これは良い編集です!

アナザー・マンのポートフォリオは毎回素晴らしいですが、こうやってみるとメンズファッションの変化がよくわかります。

 

モードなスタイルというのは何年経っても色褪せないので、昔の作品でも今見てもスゴくカッコイイですし、スタイリングの参考にもなります。

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ヘアスタイルも然り。

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ニック・ナイトの代表的な作品からインスピレーションを受けたポートフォリオも面白いです。

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ファッションなどのセンスを効率的に向上させるには、メンズの場合は特に今のファッション誌を読み漁るよりも、過去のファッションから学ぶ方が知識の奥深さが増して良いと思います。

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!

 

Posted on 12.12.14

Dazed and Confused 最新号入荷しました!

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表紙はアメリカ人モデルのKendall Jenner(ケンダル・ジェンナー)です。

 

表紙のタイプは、お店に届いた上の画像のモノクロでシックなver.の他に、ジュンヤの浮世離れな洋服を着用したちょっとミッドセンチュリーな雰囲気のver.

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あと、そのふたつをコラージュさせたミックスモダンver.

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欲を言うなら、僕はミックスモダンが良かったです。

 

というかこの表紙にも使用されてるポートフォリオのシリーズが良過ぎます!

ニコラ・ジェスキエールがルイ・ヴィトンにおいて提案した“ネオ70’s”の流れを汲むポートフォリオで、とってもレトロな世界観ですがあくまで現代的に昇華されており、もう大変素晴らしいです!

 

Dazed and Confused はいつも尖ったイメージですが、こんなことをさせても見事にやり遂げるところがスペシャルな所以です。

 

このポートフォリオをみて「さすがだな」って思ったのですが、「さすが」って言葉はもともと全幅の信頼性があって、その上で期待値を上回ることをされると思わず出てくるのですが、自分も仕事をしてて「さすがですね」って言っていただけると照れくさい気持ちがまだ一番にくるんですけど、まだまだ高いレベルでの“さすが”を目指しつつも、お客様にそう感じ続けていただけるような仕事を心がけたいなと常日頃思っております。

 

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Posted on 12.09.14

紹介文の「レコーディングスタジオに居続けるヨーコ」の時点でおもろそうなので買いました!

 

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少なくともポールは「早よ帰れよ」って思ってた筈です。

 

「でも、ヨーコが帰るなら、ジョンも帰りますから〜!ざんね〜〜ん!」

by ジョン陽区

 

これで忙しい年末も楽しく過ごせそうです。

Posted on 11.26.14

style.comのファッション誌『style.com print』の最新号を入荷しました!

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こんな一番ダサいポーズをとってもカッコ良くなるのがスタイルドットコムの成せる技。

 

これを見れば、来シーズンのトレンドの動向がたちまちわかります。

 

今現在、ファッションの世界(主にレディス)はニコラ・ジェスキエールを中心に廻っています。

それはルイ・ヴィトンのデザイナーに就任以来、ニコラの提案する『70’s シック』は2シーズン目でファッション界全体のムードへと勢力を拡大しました。

革新的で、且つ「リアル」でもある新生ルイ・ヴィトンは、パリを始め世界のファッショニスタの間で瞬く間にスマッシュヒットとなりました。

 

そんなルイ・ヴィトンを2位に押しやる形で、style.comが今シーズンのコレクションでトップの評価をしたのがイギリスの新鋭ブランドERDEM(アーデム)であります。

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クロエ・セヴィニーやキーラ・ナイトレイ等の著名人が着用するなど、ドレスには定評があります。

今回のコレクションは、ちょっとヴァレンティノっぽいなと思う感はありますが、シルエットや色彩はとても美しくロマンティックで素敵なコレクションだったと思います。

デザイナーのアーデム・モラリオグル(Erdem Moralioglu)も1976年生まれとまだ若く、これから更に価値を高めていくブランドのひとつです。

 

しかし上記の通り、来シーズンのトレンドは70’s。

良いバッグを探してるという方もニコラの手掛けた新しいルイ・ヴィトンのバッグなんかオススメだと思います!

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でも当分はニコラかというと、一転、来シーズンのファッション界はメゾン・マルタン・マルジェラのデザイナーに就任したジョン・ガリアーノ一色に染まると思います。

これも非常に楽しみ!

 

というわけでスタイルドットコム・プリントを読んで来たる2015 S/Sの準備をしましょう!

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

VOGUE ITALIA n.771

2014.11.25.

Posted on 11.25.14

イタリアンヴォーグ最新号入荷しました!

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表紙は、実はこんな感じで横にだだ長いです。

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一目隠してますが、ピントは花火に合わせられており、そこから星の火花が散ってるように構成されており、とてもファンタジックであります。

 

スティーヴン・マイゼルの見事な仕事ぶりが今号でも遺憾なく発揮されています。

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他では、ニック・ナイトの教え子としても有名なノルウェー人の写真家ソルヴァ・スンツボ(Solve Sundsbo)によるポートフォリオが美し過ぎでした!

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ニック・ナイトの影響が強く感じらせるフォトショップなどのデジタルを駆使したテクニックと、動物や草木などの自然とを調和させた作品は、今や彼の代名詞となっています。

素晴らしい!

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

IN SNAP issue.15

2014.11.19.

Posted on 11.19.14

IN SNAP最新号入荷しました!

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相変わらず安定感のあるクオリティです。

スナップ写真は今のご時世、ネット上に溢れかえってますが、本誌は質の良いスナップ写真を上手くまとめてレイアウトしてくれていることで、見ていて楽しいですしトレンドも一目でわかります。

 

ハイセンスだからと言って洗練されたスタイリングばかりでなく、こんな気合い入りまくりの髪型も載せてるところも面白いポイントです。

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ココ・マーク… 見事な完成度です。シャネルの世界観と全然違う人がやってるから面白いですね。

他にも少し中身をご紹介します!

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ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!

Numéro n°158

2014.11.12.

Posted on 11.12.14

Numéro最新号入荷しました!

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アメイジングな表紙です!

今回のテーマが『アニマル』で、表紙のポートフォリオのテーマは「La louve(始まり)」でした。

 

上記から推測するにテーマは「動物」というよりは「原始」に近いイメージで、原始人のような“野性的な人間”像が今回のテーマにより近いと思います。

そのイメージからヌメロらしいフューチャリスティックな“原始人”を創り上げています。

 

対極的なものの融合というのは、近年のファッション界の傾向としてたくさんありますが、この「近未来の原始人」もまた素晴らしいアイデアだと思います。

それを洋服のデザイナーではなく、エディトリアルとして表現しているのだから、ヌメロは素晴らしいわけです。

 

他も素晴らしいポートフォリオばかりですが、とりあえずこの『La louve』だけでもチェックしておくべきでしょう。

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!

 

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Lula Japan

2014.11.06.

Posted on 11.06.14

Lula Japan 創刊号 入荷しました!

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本誌は、ロンドンの人気ファッション雑誌『Lula magazine』の日本版として創刊しました。

 

Lulaは、少し若めの層をターゲットとしたガーリーモードな雑誌ですが、近年は誌面がよりモード寄りになり大人びてきた印象でしたが、今回の日本版もFUDGEやPALMといったガーリーモード誌を愛読されてる方~GINZAなどの高感度なカジュアルモード誌を読んでいる方まで楽しめるような誌面だと思います。

 

外国の料理なんかをそのままの調理法で食べるよりも、日本人向けにアレンジされてる方が口に合うように、日本版Lulaもそのあたりのバランス感覚を絶妙に落とし込んでいます。

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!

Plethora Magazine

2014.11.04.

Posted on 11.04.14

「最も芸術作品に近い雑誌」といわれるデンマークはコペンハーゲン発の雑誌『Plethora Magazine』(プレソラ・マガジン)のVol.1とVol.2を入荷しました!

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プレソラマガジンは、伝統的な印刷技術に対する深い情熱から生まれた出版物で、ポスターサイズという雑誌としては規格外のサイズです。

 

その高い印刷技術は、なんとヒンズー寺院の僧侶によるもので、その商業性度外視の高度な印刷にかかる膨大なコスト面をサポートすることでその伝統技術を守る為、ベルギー政府が多額の援助をしているらしいです。

 

今回は、Vol.2の内容を少しご紹介させていただきます。

 

まず表紙がコチラ。

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これは、1930年代の初めにコスタリカで発見された石球で、古代の人が作ったのか、はたまた宇宙人による仕業なのか…その詳細な作成年代や作成目的は現在でも不明です。

現在までに大小さまざまな200個以上の石球が発見されています。

石球のほとんどはタラマンカ山地のふもとに産する花崗閃緑岩が素材であることがわかっていますが、発見された場所からは50km以上も離れているらしく、ますますその謎は深まるばかりです。

 

そして、写真では伝わりにくいと思いますが、その高度な印刷技術はこの表紙をみればすぐにわかります。

モノクロを2回刷り、そして更にその上からシルバーでもう一度、計3回重ねて印刷されているらしいですが、その濃淡の表現力は素晴らしいです。

日本で印刷技術が高いとされている業者さんでも黒が潰れた印刷になってしまう程に高度な表現力です。

 

その工程は、印刷するものに合わせてそれぞれ異なる手順を選択しているらしく、そんな凝ったことはまず売り上げ冊数ありきな大手の出版社では選択肢にも上がらない手法で、だからこそ価値があります。

 

『Vマガジン』編集長のスティーヴ・ガンによる『VISIONAIRE』(ヴィジョネア)は、その創作性が素晴らしく、これも世界に誇るアートな出版物ですが、このプレソラマガジンはもっと派手さはなくより職人的だと思います。

 

他に掲載されているものも素晴らしいものばかりです。

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アイザック・ニュートンの墓の設計図。

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実際にこの墓が実現することはありませんでしたが、今みたいにCADなどの技術がない当時の時代に描かれたものとして、その完成度も構想力も素晴らしいです。

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品種改良を繰り返されたカナリア。

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頭の中が狂ってるとしか思えない、ある科学者によって、品種改良を繰り返されたカナリアの写真。

「世界一美しい鳴き声を持つ」と言われているカナリアに、更に品種改良を重ねることでその美しさを追求し、部屋の中で聴いていたらしいです。

まだ比較的最近の作品ですが、この印刷はモノクロの上にゴールドを刷ることでアンティークな雰囲気を醸し出しています。

他のカナリアたちの写真も収録されています。

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今から50年前、アフリカのザンビアで宇宙進出計画が持ち上がりました。

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当時のザンビアは、今の北朝鮮のように国内で情報を閉鎖することで、事実と異なることを国民に信じさせていました。

その写真が上のほうの一見、宇宙服のようなものを着て村中を闊歩している異様な光景です。

これで国民に「宇宙へ行ってきた」と印象づけている訳です。

実際は、勿論、宇宙へ行くこともなく計画は頓挫しましたが、最近になって、スペイン生まれ、ロンドン在住のアーティストCristina De Middel(クリスティーナ・デ・ミデル)によって現代アートとして蘇りました。

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この写真は、月に有人着陸を成功させた時の写真として公開されていたもの(もちろん後ろに雲が写ってるし、あの変な宇宙服さえも着てないし、でツッコミどころ満載の大ウソ)を、ミデルによるモダンなデザインの旗で、とても面白い作品へと昇華されています。

他の作品もとても面白いものばかりです。

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下の作品は、電話の発明で有名なアレクサンダー・グラハム・ベルによる、なんとも幾何学なデザインの凧。

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電話の発明によって莫大な財産を得たベルは、飛行機の実験として、様々な形の凧を設計しました。

今みても、とても秀逸なデザインだと思います。

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そして、今号の目玉とも言えるジャン=ミシェル・バスキアの写真

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マドンナが愛し、ウォーホルが嫉妬した…という程、素晴らしい才能に恵まれ、1250点を超えるドローイングと900点を超える絵を残し、今でも人々に多大な影響を与え続ける、20世紀で最も重要なアーティストのひとりであるバスキア。彼は27才の若さでこの世を去りました。

彼を被写体にした写真は、アンディ・ウォーホルと一緒に写ったボクシングの写真以外はほとんど皆無で、今回の作品のようなバスキアの素顔を捉えたものは非常に貴重です。

 

この写真が撮られたのは、1979年。当時18歳のバスキアは、アーティスト思考でしたが、もっと手堅い仕事をして欲しいと望む父親とは仲が悪く、ある夜についに家を飛び出します。

「待っとけよ、世界一有名なアーティストになってやる!」という言葉を残して…

家を飛び出したバスキアは、NYのマッドクラブで当時「Gray」というバンドで活躍していたニコラス・テイラーと出会い、その夜に撮られた写真が今回の作品です。

ニコラスはその後、家のないバスキアに半年間寝床を提供し、一緒に生活しました。

その後、ウォーホルを始めとする著名人や画商たちに認められ、絶大な人気を手に入れました。

現在においても現代アートの世界に多大な影響を与えています。

 

他にも紹介したい作品はたくさんあるのですが、実際に見てもらった方が、その素晴らしさを感じていただけると思いますので、ご興味のある方は、ご来店時にお気軽にスタッフにお問い合わせください。

今回はVol.2しかご紹介できませんでしたが、Vol.1もお店にあります!

 

現物は既にあるのですが、展示できるのは11月中旬あたりからになると思います。

 

アートがお好きな方は、必見の書籍です!

Posted on 10.30.14

gap collections 最新号入荷しました!

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表紙は、今回からタンパクなものになりました。

でも、中身は変わらず充実しております!

 

パリではニコラ・ジェスキエールの就任したルイ・ヴィトンがかなり売れてるみたいです。

バレンシアガ時代は、ニコラの創造性が十分に発揮された着る着ない度外視のクチュールライクなコレクションが素晴らしかったですが、今回、ルイ・ヴィトンのデザイナー就任時には、いろんな女性に「今どんな服を着たいか?」を聞いてまわったそうです。

結果、ファースト&セカンド・シーズンのニコラのクリエーションは以前に比べてリアルなものになりましたが、それでもその出来映えは素晴らしく、さすがニコラ・ジェスキエールだなと感動いたしました。

おそらく、現在のファッション界において“デザイナー”という意味では、ニコラ・ジェスキエールがその中心に一番近い存在で、彼のクリエーションに影響を受けたデザインの服が他のブランドでも多く出てくると思います。

 

そして、来シーズンから、ニコラ以前の時代に“デザイナー”の頂点に君臨していた人物、ジョン・ガリアーノがメゾン・マルタン・マルジェラのクリエイティヴ・ディレクターとしてファッション界の表舞台に復帰します。

多分、ジョン・ガリアーノには「今の女性達たちがどんな服が着たいか?」なんてことも重要なことではないでしょう。

そんなふうにコレクションを発表できるデザイナーが今のファッション界にどれだけいるでしょうか?

だからこそ、来シーズン、ガリアーノがどんなコレクションを見せてくれるのか、今から楽しみで仕方がありません。

 

美術手帖 vol.66

2014.10.26.

Posted on 10.26.14

今月の美術手帖はティム・バートン特集です!

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11月から日本でも始まる『ティム・バートン展』に行かれるくらいのファンの方は勿論、ハロウィンの仮装のインスピレーションに困ってる人まで、要チェックでしょう!

 

ご興味のある方は、待ち時間などにぜひご覧ください。