Posted on 07.28.24

2020年にオランダの〈Eye Film Museum〉で開催されたシャンタル・アケルマンの大規模回顧展の図録『Passages』を手に入れることができました。

 

 

 

カバーワークからして構図も色彩も美し過ぎます!

この回顧展図録ではシャンタル・アケルマン自身によるテキストに加え、シリル・ベギン、ダナ・リンセン、ルース・ファン・デル・リントによるエッセイと、豊富な写真図版が収録されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファンなら見てすぐにシーンを思い出す写真もたくさん掲載されていました。

やはりアケルマンのショットは絵になります。

 

個人的には、アケルマンの映画では『一晩中』という映画のショットが一番美しく感じました。

アケルマンの作品は、これまでなかなか観ることができませんでしたが最近になって作品のBlu-rayが発売されたり、一部のサブスクサービスで配信されたりと、多くの代表作は観ようと思えば観れる環境が整いました。

オススメ作品をいくつか挙げると、『ジャンヌ・ディエルマン』『一晩中』『アンナの出会い』『オルメイヤーの阿房宮』『囚われの女』『私、あなた、彼、彼女』などです。

 

最近は暑い日が続いて外出するのも億劫に感じる方も多いかと思いますが、ぜひ涼しい部屋でアケルマン映画も鑑賞してみてください!

 

本書はお店に置いていますので、ご覧になりたい方はぜひスタッフに一声おかけくださいませ。