VOGUE ITALIA N.774
2015.02.21.
Posted on 02.21.15
イタリアンヴォーグの最新号が届きました!
表紙のモデルは、Lexi Boling(レキシー・ボーリング)
これだけでも十分カッコイイ表紙ですが、実は折り込まれてる分を合わせて3ページ分あります。
隠されてた部分も含めて改めて見ると、イタリアが世界一に誇れる職人のムードが漂っています。
ここはアトリエであり、モデルは縫製の職人。
職人と言っても現代のエレガントなサルトリアのイメージというよりは、まだインフラが整備されてない時代の「服作りの労働者」という感じ。
本当の職人魂というのは、誰もが憧れを抱く優雅な仕事ぶりというよりは、もっと地道で泥臭い姿の方が本質に近いように思えます。
そして、そういった本来あるべき職人の姿というのは、今やどの分野においても人材不足で、伝統の存続すら危ぶまれる時代になりました。
SNSなどで簡単に自分のライフスタイルを発信できるような時代だからこそ、職人さんの技術の素晴らしさなど裏方で働いている人たちの姿がもっと多くの人に知ってもらえるようになるといいなと思いました。
自分の働いてる環境とは正反対くらい違いますが、汚れなど気にしなくてもいい丈夫な服を着て、飾り気のない作業場で、香水などもちろんつけずに汗水流して働いている人の姿こそ、一番カッコ良い姿なのではないかと思います。
そんなことを考えさせられるポートフォリオでした。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。