VOGUE ITALIA N.859
2022.04.24.
Posted on 04.24.22
イタリアンヴォーグの最新号が届きました。
今号のテーマは『RITORNIAMO UMANI』
「人間らしく立ち返る」という意味です。
なのに、こんなにトランスヒューマニズムなポートフォリオで表現してくるところが面白いです。
この世の権力が人間からAIへと移行した世界の姿なのでしょうか。
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デニム特集もありました。
このデニムジャケットもJ.P.ゴルチエっぽいSF感があります。
デニムも技術が上がって、どんどん多様化しています。
デニムブランドとしても有名なディーゼルは、2シーズン前からY/PROJECTのグレン・マーティンスを起用して、一気にモードブランドとしても世界のファッションジャーナリストにも注目されるような斬新なデニムの使い方をしたコレクションを発表しています。
デニム業界も、染色時に大量に必要だった水の量を近年で9割以上削減させるなど、環境問題に対する改革も進んでいます。
そういう企業努力をしている素材だからモード界にも選んでもらえる、という好循環が生まれています。
デニム市場も今後更に活性化されていきそうです。
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ジェンダーレスなポートフォリオも格好良かったので、少し紹介します。
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異なるテーマを持った特集をいくつか紹介させていただきましたが、最高にオシャレな誌面の中にも今人類が抱えている課題や問題が浮かんできます。
表面的なファッション性だけでなく、そこに確固とした知性も備わっているからこそ、イタリアンヴォーグは世界一のモード誌と謳われ続けるのだと思いますし、その称号に相応しいモード誌だとも思います。
本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ。