VOGUE ITALIA N.870
2023.03.15.
Posted on 03.15.23
イタリアンヴォーグの最新号が届きました。
つい先日、Tatjana Patitzが表紙の号が届いたばかりで、そこから間髪入れずに本号が届いたので、僕の曜日感覚も遂におかしくなったのかと脳神経外科を受診するべきか少し悩みましたが、おそらくこちらが本命で、先日届いたTatjana Patitz追悼号が特別号ということなのでしょう。
全く調べてないので違うかったらすみません。
今号の表紙は、ブラジル出身のモデル, Gisele Bündchenです。
ほんのちょっとだけ美輪明宏さんが入ってる気がします。
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この右の写真も現代の若者像を写し出したもので、とても面白かったです。
恋人と愛し合う二人の手元にはスマホ、お互いの画面にはInstagramが表示されていました。
もし、片方だけがこんなことしてたら相手は激オコになると思いますが、バレてないかなとコッソリ相手の方を見たら「お前もかい」ってなるんですね。
そして先に気づいた方は、(あたかも自分はそんなこと絶対にやらない人かのように)「どういう神経?」ってツメるのでしょう。
そして、僕と一緒に脳神経外科を受診することになります。
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今号には日本で撮影したと思われる(報道風の言い回し)写真もありました。
でも、やっぱり撮影がイタリアンヴォーグのチームと言えど、日本人を被写体にした写真はその隣の写真と比較してもその美的洗練度にまだまだ雲底の差があるように思えます。
と言うか、イタリアンヴォーグは日本の“カワイイ”カルチャーが伝わるように、あえて日本の感性に寄せてこの写真を撮ったのだと思います。
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日本の美容室でオシャレなイメージがあって人気のサロンや美容師なら、東京を中心にいくつか頭に思い浮かぶ(僕は全く詳しくないしあまり興味も湧かないので知識不足なのですが)方もいらっしゃるかと思います。
でも、それは海外から見ると“トーキョー・ストリート”や“ハラジュク・カワイイ”というイメージのワードが浮かんでくるようなもので、“世界基準の感性”なものではないと思っています。
日本ではKing Gnuやサカナクションのようなアーティストを好きな方(別に悪いわけではないのですが)はたくさんいると思いますが、じゃあそれらのバンドを聴く外国人がロンドンやニューヨークに多いのかと言われればそんなに多くはないと思います。
でも、日本にも「今一番アップカミングなロンドンのバンドは?」と聞かれて熱く語り出すような人はそれなりにいますし、この写真の左側ではなく右側の世界観に寄せたヘアスタイルにしたいという方も(全体で見たらかなり少数ですが)います。
V:oltaは、世間一般にはあまり伝わりにくくとも、世界基準の感性に近いヘアスタイル作りを目指して、今までもこれからも切磋琢磨していきたいと思っています。
(理想だけはいつも一丁前で、技術がまだまだ追いついていなくて申し訳ございません)
本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!