VOGUE ITALIA N.884
2024.05.28.
Posted on 05.28.24
イタリアンヴォーグの最新号が届きました。
アナログで無機質な信号機がカッコイイ。
素晴らしいロケーションにストーリー性を感じさせるモデル、そしてそれを低い解像度で撮影した表紙が最高です。
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今号のテーマは、『SEGUMI IN PISTA』
“SEGUMI”は「巡る,フォローする」の意、“PISTA”は「足跡,痕跡」という意味があります。
現代的に捉えると「SNSでその人が挙げた投稿を通じて近況を把握する」みたいな感じになると思いますが、この背中が物語る表紙にこのテーマだと「彼女を追いかけて世界を旅する追跡劇」みたいなストーリーを思い浮かべます。
追いかける側は男女違いますが、この表紙を見た時、ヴィム・ヴェンダースの映画『夢の涯てまでも』を思い出しました。
ディレクターズカット版は288分(約5時間!)もある映画ですが、映像も音楽も素晴らしく、ロードムーヴィーの傑作をたくさん生み出してきたヴェンダースにとってもロードムーヴィー作品の集大成的な映画となっていますので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください!
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他の作品も少しご紹介させていただきます。
このドレスの特集は圧巻でした。
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ジョン・ガリアーノによる素晴らしいオートクチュールコレクションの写真も掲載されていました。
間近くのショットで見ると、改めてメイクも本当に面白いなと思います。
これはコレクション終わりにあらかじめイタリアンヴォーグが撮影することをお願いしてたんでしょうか?
それとも、ショーがあまりにも素晴らしかったから、後日もう一度マルジェラ側へオファーしてヘアメイクとスタイリングをし直したのか。
前者であれば、イタリアンヴォーグのエディター達はショーを見る前から「このショーは間違いなく素晴らしいものになる」と確信してあらかじめ撮影をお願いしていたことになりますし、後者であれば再度この世界観を作り上げた技術者達の凄さが改めてわかります。
まあでも誰が一番凄いってこんな発想を思いつくガリアーノが一番ヤバいです。
それを理解して今マルジェラを持っている人は、残念ながら日本人で100人に1人もいないと思いますが、が、が、があぁぁぁん。
(最後の変な感じのはヴェートーベンの真似です)
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本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧くださいませ!