VOGUE ITALIA N.885
2024.06.23.
Posted on 06.23.24
イタリアンヴォーグの最新号が届きました。
今号の特集は『Bohemian Rhapsody』
ボヘミアン・ラプソディと聞けば、Queenのフレディ・マーキュリーの伝記映画を思い浮かべる方が多いと思いますし、本誌のタイトルもそれに掛けているのでしょうが、これはモード界の新しいトレンドとして“ボヘミアンスタイル”の復興があったことに起因しています。
このトレンドの火付け役であり中心にいるのは、Chloéの新クリエイティヴ・ディレクターに就任したシェミナ・カマリです。
彼女は、2016年から、アンソニー・ヴァカレロによるサンローランでウィメンズ・レディ・トゥ・ウェア・デザイン・ディレクターを務めていました。
サンローランは、前任エディ・スリマンのデザイナー就任を機にクリエイションがガラリと変化しました。
当時のエディは、西海岸(L.A.やシアトル)のカルチャーから大きな影響を受け積極的にコレクションに取り入れていました。
そのひとつがボヘミアンスタイルでした。
現デザイナーのヴァカレロも、エディが改革したサンローランのスタイルに近いクリエイションを続けています。
シェミナは、そのサンローランで行ったボヘミアンスタイルのクリエイションを、今回就任したクロエで“クロエらしく”表現しました。
どこか清楚でフォークロアなイメージを持つクロエと、シェミナのモダンさを内包するボヘミアンスタイルのアプローチは、まさに相性抜群でした。
というモード界の最前線のトレンドを先にお伝えさせていただきました。
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そこにいち早くトレンドの芽を掴み、このような素晴らしい特集を作り上げてくるイタリアンヴォーグもやはり素晴らしいです。
今年の秋くらいには、日本のファッション誌でもボヘミアンスタイルを取り上げるところも増えてくるかと思いますが、イタリアンヴォーグ→海外主要モード誌→日本のモード誌→日本のカジュアル系ファッション誌→日本のコンサバ誌みたいなミラミッド構造で、マスに広がる程どんどんスタイルの落とし込み方が違ってくるので、そのあたりにも注目して見てみるのも面白いと思います。
ちなみにV:oltaは、主にピラミッドの一番上のイタリアンヴォーグに共感する感性をお持ちの方~日本のモード誌読者層(もしくは日本のカジュアル系ファッション誌読者層の一部の方)の皆さんに対して、ヘアスタイルに関して安心してお任せしていただきご満足いただけるような存在の美容室でありたいとの考えのもと、オープン当初から一貫した理想のスタイルを追求して精進しております。
みなさま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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他の写真も少しご紹介させていただきます。
本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!