VOGUE N.845

2021.02.19.

Posted on 02.19.21

イタリアンヴォーグの最新号が届きました!

 

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今月は、L’UOMOも届きましたので、そちらもまた近々ご紹介いたします。

 

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ということで今回はVogue Italiaをご紹介いたします!

 

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表紙に殴り書きのように“THE EVERY DAY ISSUE”と何度も書かれています。

 

そしてストリートスナップかのような自然な写真。

 

当店はアパレル関係に従事されてるお客様にも多くご来店いただいてるのですが、コロナ禍でほとんどのアパレルはかなり厳しい状況だと聞きます。

「せっかく新作の洋服を買っても着て行くところがない」という理由で買い控えをされている方も多いのではないでしょうか?

ですが、ファッションは着る人の心を豊かにしてくれるものでもあります。

こういう困難な時こそ、好きな服を買ったり着たりして、一日一日を有意義に大切に暮らしていきたいです。

 

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いつもは「これがモードの本質だ」と言わんばかりのアーティスティックで素晴らしい写真で楽しませてくれるイタリアンヴォーグが、あえてグレードを落としてリアルクローズな写真を中心に掲載してるのは、きっとそういうファッション業界で矢面に立っている販売員の方や、消費行動でブランドや企業を支えている自分達のような一般層のカスタマーに対する応援やメッセージでもあるのかなと思いました。

 

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自分は、コロナ禍においてアン・ドゥムルメステール, ハイダー・アッカーマン, ドリス・ヴァン・ノッテンというアントワープ系のブランドの服をいくつか買いました。

どれも素晴らしいデザイナーズ・ブランドで、個人的にずっと大好きなブランドでもあります。

 

ドリスは数年前にニナ・リッチやジャン・ポール・ゴルチエを擁するPUIG(プーチ)の傘下に入ったので安泰ですが、アン・ドゥムルメステールとハイダー・アッカーマンは自力での存続を諦め、身売り先を探すことになってしまいました。

 

アン・ドゥムルメステールは、イタリアのセレクトショップ,ANTONIOLIが売却先に決まりましたが、創業デザイナーであるアンの後継者となったデザイナー,セバスチャン・ムニエは売却と同時にブランドを去りました。

 

ハイダー・アッカーマンは、未だ売却先さえ決まっていません。

デザイナーのハイダー・アッカーマンは、数年前までベルルッティのデザイナーを兼任していたり、過去にシャネルやメゾン・マルジェラのデザイナーのオファーも噂されたほどの人物です(本人はブランド名は明かしてないですが、過去にビッグメゾンからデザイナー就任のオファーがあったことは認めています)。

方やセバスチャン・ムニエは、まだマルタン・マルジェラがデザイナーとして健在な時に“マルタンの右腕”と言われていた人物で、マルタンがファッション界を去った現在に置いてデムナ・ヴァザリアよりも誰よりもマルタンの精神を受け継いでいる人物かも知れません。

 

自分のお店もコロナの影響を受けている現状において、あまり散財をしている場合ではないのですが、こういう大変な時だからこそ、応援したいブランドやデザイナーに消費活動で貢献したいという思いもありますし、大変な情勢の渦中において身だしなみはいつもよりも少しだけ気合いを入れて仕事に臨みたいという気持ちもあります。

 

仮にアンやハイダー(ハイダーはデザイナーが健在なので大丈夫だと思いますが)が身売りを機にブランドの戦略が大きく変わってしまったとしたら、(今のマルジェラみたいに)今後は買わなくなるかも知れないですが、コロナ禍で買った服はこれからも長い間大切に着続けるでしょうし、コロナ禍に買った思い出としてもずっと記憶に残っていくと思います。

 

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脱線して自分の話ばかりしてしまってすみません。

他のポートフォリオも少しご紹介いたします。

 

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本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧くださいませ!

 

 

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