†Psycho†
2009.01.15.
Posted on 01.15.09
作品 『サイコ』 “Psycho”
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 アンソニー・パーキンス
音楽 バーナード・ハーマン
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『サイコ』は1960年に制作されたモノクロ映画。
原作はロバート・ブロックによる同名のスリラー小説で、エド・ゲインによる実際の犯罪に触発されて書かれている。
現在、一つのジャンルとなっている“サイコ・サスペンス”はこの映画のタイトルが由来となっている。
◆あらすじ ◆
地方都市に住むマリオンはサムと昼間から情事を重ねている。マリオンは結婚をねだるが、サムは経済的な理由をつけて結婚に応じない。昼休み明けに出勤したマリオンは仕事で大金を預かるが、出来心から横領してしまう。逃避行の末、とあるモーテルにたどり着いたマリオンは若い経営者ノーマンと会話を重ねるうち、自首を決意する。独りになり、シャワーを浴びるマリオン。突然、シャワー室に入ってきた影が、手にした包丁をマリオンに振り下ろした……。
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SAWやキューブ、セブンなどでオチに目が肥えている現代感覚では、ベタに思える方もいるかとは思いますが、50年も前にこの展開が描かれてることが凄いと思います。
ハデな演出の映画や色鮮やかな映像にこだわった作品も素晴らしいと思いますが、この映画は、白黒映像であるが故のよさというものがあって、そこが素晴らしいなと思います。
バーナード・ハーマンによる緊張感を盛り上げる音楽も素晴らしいです。
白黒なのにこんなに引き込まれる映画はこれかチャップリンぐらいです。