今回のパリコレで特に注目されていたブランドといえば、「クリスチャン・ディオール」とイヴ・サンローラン改め「サンローラン・パリ」

ともに、ラフ・シモンズ(ディオール)とエディ・スリマン(サンローラン)という素晴らしいデザイナーを新たに迎え入れての“お披露目”コレクションでした。


個人的にも、この2人のデザイナーがどんなディレクションをするのかとても楽しみにしていました。

どちらかと言うと久々ということもあり、エディ・スリマン(サンローラン)のディレクションの方が楽しみだったのですが、いやいや、自分の感想としてはディオールにおけるラフ・シモンズのショウの方が上回りました!

サンローランも素晴らしかったです。何なら期待していた以上に良かった。

ディオール・オムで一世を風靡させた“スキニー”さも残しつつボヘミアンで、とてもシック!

イヴ・サンローラン自身が手掛けていたオートクチュール・コレクションをも彷彿とさせる素晴らしいコレクションでした。


しかし、ラフ・シモンズによる「ディオール」はそれをも凌ぐ圧巻のショウでした。


少し前に発表されたオートクチュール・コレクションでもそうでしたが、この人はどのメゾンに雇われても絶対にブレないんでしょうね。

めっちゃミニマル!


ムッシュ・ディオールによるファッション革命であった“ニュールック”に準えて、バー・ジャケットやAライン,Hラインといったメゾンコードの洋服がラフ流に解釈されてモダンに蘇りました。


ジョン・ガリアーノがやってた頃のディオールも唯一無二のファンタジーな世界観で素晴らしかったですが、個人的にはラフのディオールの方が圧倒的に好みです。


偏った意見ですみません…