Posted on 03.21.25

先日のお休みは、シネヌーヴォでアラン・レネ監督の1968年作『ジュ・テーム、ジュ・テーム』を観てきました。

 

 

愛に破れ、自殺未遂した主人公が回復後に参加したタイムトラベル装置の実験で1年前の自分を追体験することになる。

しかし事故が発生し、装置が暴走。

結果的に彼の意識は過去の断片的な記憶をランダムに飛び回ることになる…

 

というストーリーで、いかにもアラン・レネ節炸裂といった作品でした。

 

 

アラン・レネでは『去年、マリンバードで』の方が断然有名ですが、本作も映画の作りが面白かったです。

 

クリス・マイケルの『ラ・ジュテ』、ファスビンダーの『あやつり糸の世界』、ノーランの『メメント』などの理系脳を感じるSF作品でありつつ(ラ・ジュテ以外は本作の方が先)、恋愛における繊細な感情を独特な表現手法で映像化してて、観ている自分もいつの間にか夢うつつに微睡んでしまっていました。

 

ご興味のある方は、ぜひ映画館に足を運んでみてください!