Posted on 05.05.26

昨日の夜は、シネヌーヴォで特集されているアルゼンチン生まれのフランスの映画監督,ネリー・カプランの作品『海賊のフィアンセ』を観てきました。

 

 

この映画のカヴァーは、マッチを燃やした炭でアイライナーを引いて、唇には木苺の果実で口紅代わりにしているシーンです。

アヴァンギャルドでありつつ牧歌的という、素晴らしいセンスを感じるシークェンスです。

 

 

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あらすじ

マリーと彼女の母親は、保守的な村社会でのけ者扱いを受けてきた。だが、母の死をきっかけに、マリーは村人を相手に売春をするようになる。男を利用して得た金銭で、さして必要のないものまで浪費を重ね、彼女の暮らすあばら屋は、次第に物であふれていく。

 

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娼婦のベッドシーンを見せないのはアケルマンの『ジャンヌ・ディエルマン』と共通しますが、こちらは全く異なるタイプの女性像が描かれていました。

 

一人の女性によって村社会が滑稽に崩壊していく。

その様子は、まるでヒエロニムス・ボスの名画『快楽の園』のようでした。

 

コメディ要素もメチャ面白かったです。

そこまで映画詳しくない方でも、コアなお笑い好きでも彼女の作品にハマる人はそこそこいるんじゃないかと思うレベルでした。

(僕の笑いのツボがバグってるだけかも知れませんが)

 

千鳥のノブさんの映画知識もとても面白いんですけど、そろそろネリー・カプランくらいにアップデートしてほしいです。

それくらいシネフィル寄りのツッコミしてくれたら僕も今以上にファンになってノブさんの顔面を大きくプリントしたTシャツ着て仕事します。

 

知性も感性も素晴らしい監督だなと思いました。

他の作品も全部観たいです。

 

ご興味のある方は、ぜひ映画館に足を運んでみてください!