本日、30日をもってV:oltaの2019年の営業を終了いたしました。

今年もたくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました!

スタッフ一同、心より感謝しております。

 

今年は、新しいスタッフを迎えることもできました。

V:oltaにも新たな風が吹いて、自分自身ももう一度新たな気持ちで頑張ろう!と気持ちを込めることができた一年だったように思います。

 

V:oltaをオープンした頃は、まだモードというものがニッチな存在で、どこの美容室もカワイイ系ばっかりでした。

それから10年の歳月となって、モードもマスも変わりました。

モードは多様性を口実にマスへと歩み寄り、マスな人達のファッションも多様化され、モード好きの人達以外のワードローブにもシンプルなモノトーンの洋服が普通に並んでるような時代になりました。しかし、マス層にとってのモードとは、「今日のコーディネートをどうするかの選択肢のうちのひとつ」でしかありません。

 

バレンシアガやマルジェラなど、今まで素晴らしい歴史を築きあげてきたようなブランドも、「今までのこだわりはどこにいったのか?」と思うくらいブランド戦略における変貌をしてしまいました。

SNSなどの台頭で、時代は大きく変わったと思います。

 

そういった時代の変化にうまく乗っかった方がビジネスを拡大できるのだと思いますが、自分は生粋のビジネスマンではないので、自分が良いなと思うものを追求して洗練させていく方が断然興味があります。

 

V:oltaは、美容室において常にニッチな存在でありたいと思っています。

そして、そういう考えに共感してくださっている多くのお客様がいるからこそ、今のV:oltaのスタイルをなんとか貫くことができています。

 

今年はオープン時からずっと変わらずに維持してきたカット料金を初めて値上げさせていただきました。

そのことで来にくくなったお客様もいらっしゃったと思いますが、「全然大丈夫です、通い続けますよ」という温かいお言葉をたくさんのお客様からいただきました。

こちらとしてはお客様に負担を強いることになるので、本当に申し訳ない気持ちでお伝えしていましたが、そういう温かいお言葉をいただく度に、内心、泣きそうになりました。

V:oltaを支えてくださってるお客様方には、本当に感謝しかありません。

自分たちは、その気持ちに技術やホスピタリティの更なる向上で応えなければ、とより一層身を引き締めて日々の営業に望んでいます。

 

これからも時代は更なる変化をしていくと思いますが、自分たちは地に足をつけて一歩ずつ前を向いて歩いて行こうと思います。

 

まだまだ未熟な面もたくさんありますが、謙虚な気持ちを忘れずに精進してまいりますので、これからもV:oltaをどうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

 

 

V:olta 代表  中田 大助

 

 

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