Posted on 04.02.26

ベルリンのサウンドアーティスト, Jana Irmertと、アメリカの実験音楽家, 7038634357 によるスプリット作『Portals / Rope』

 

 

Jana Irmert の「Portals」は、ブラジルとコロンビアのアマゾン熱帯雨林で録音された音のみを素材として制作された作品。

人間の耳には届かない超音波や水中の響き、無数の昆虫やカエル、コウモリやイルカの活動音を可聴域に変換して使用することで、森の奥に潜む見えない世界を音楽として提示しています。

 

7038634357 の「Rope」は、タイトル通りロープというモチーフを起点に、合成繊維と自然繊維が絡み合い、張力と摩擦によって結び合わされる構造を電子音によって探求した作品。

ロープ自体の構造は、一定間隔で結び目があり掴むことができるようになっています。

ロープが撚り合った繊維で張力を保つように、音も複数の層やテクスチャが組み合わさり、緊張感と支え合う構造を作り出しています。

 

どちらも音もコンセプトも素晴らしい作品です。

 

桜が咲き、春がやってきました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

4月は新年度となり、毎年お客様の中にも就職や転勤などで遠くに引越しする方がいらっしゃいます。

長年通ってくださったお客様との別れは悲しいものですが、また新しいお客様に出会える機会も多くなるシーズンでもあります。

 

新しく大阪に引越しされてきた方、美容室を変えてみようと思われている方で当店にご興味を持ってくださっている方は、ぜひ一度いらしてください!

お店を気に入っていただけるように、全力で頑張ります。

 

ということで、今月のプレイリストです。

 

 

 

新しい音楽との出会いも僕にとっては大切な日常です。

ご興味のある方は、ぜひプレイリストもチェックしてみてください!

 

KAKUHAN – KAK

2026.03.21.

Posted on 03.21.26

日野浩志郎と中川裕貴によるユニットKAKUHANの新作『KAK』

 

 

ノーウェイヴのように奏でられるチェロの音色と乾いたエレクトロニクスという組み合わせで緊張感のある素晴らしい音世界を創り出しています。

 

平野泰子さんによるアートワークも美しい。

 

最近は物価の高騰もあってレコードも高くなってきましたが、こういう作品はフィジカルで持っておきたいなと思わせてくれます。

 

 

 

Posted on 03.14.26

日野浩志郎と中川裕貴によるユニット KAKUHANと、ポーランドの即興打楽器奏者 Adam Golebiewski による作品『Repercussions』

 

 

 

メチャかっこいい。

曲順と曲名の数字が違うのも物理学っぽくて良い。

 

即興的でありつつ、ストイックに作り込まれたような音世界が素晴らしいです。

 

 

Maria BC – Marathon

2026.03.05.

Posted on 03.05.26

カリフォルニア州オークランド拠点のシンガーソングライター,Maria BCの新作『Marathon』

 

 

アンビエントなフォークが心地良い作品です。

本作は、かつての「帰宅の目印」であったマラソン・ガス・ステーションの看板への懐かしさと、化石燃料資本主義や広告という「サタニック・ポエトリー」がもたらす環境破壊への嫌悪感という、相反する感情がテーマとなっているそうです。

 

アメリカでは、トランプ大統領が環境はおろか、他国の主権をも破壊してしまうような驚くような世界になってしまっていますが、世界の人々は道徳性を持った目で見ている人が大多数であると信じたいです。

 

 

 

 

最近は少しずつ暖かい日も増えてきましたね。

もう今年も3月。早いものです。

長年新譜を追い続けていると、時にはそれに疲れてくることもあるのですが、でもそうやって継続して聴いていると、その中に宝石のように輝く音楽を見つけることがあります。

そういう作品に出逢う為に、音楽を聴き続けています。

 

 

今月のプレイリストは気づいたら寒色系が多かったです。

僕が好きな映画監督の一人にエリック・ロメールというフランス人監督がいるのですが、彼の作品は色彩の使い方も本当に素晴らしくておすすめです。

そしてロメール作品は、花も効果的に使われています。

ということで真ん中には花のアートワークのものをあしらえたのですが、エリック・ロメールは僕と違ってそんな野暮なことは絶対にする人ではなりません。

 

まだ観たことがないという方は、僕のプレイリストなんかよりロメールの映画の方をぜひチェックしてみてください。

 

 

 

僕のプレイリストもよかったら聴いてみてください!

 

Chalk -Tongue

2026.02.18.

Posted on 02.18.26

Posted on 02.08.26

マンチェスターを拠点とするバンド, Mandy, Indianaのセカンドアルバム『URGH』

 

 

個人のトラウマや世界の混乱など、内面に満ち溢れた感情が爆発した作品です。

 

今日はこのアルバム聴きながら投票所に行ってきました。

今、世界情勢は混乱の一途を辿っていますが、日本は日本らしく思いやりの心を大切にした国であってほしいなと、個人的には思っています。

 

 

Posted on 02.06.26

Charli xcxが主演の映画『The Moment』のサウンドトラックを盟友,A.G.Cookが手がけた作品。

 

 

A.G.Cookは、ポップ界の異端児とも呼ばれています。

日本のポップシーンでも売れているけど“オタク”みたいな人はいるかと思いますが、世界基準ではそこそこ売れてるオタクはA.G.Cookのような人物になります。

 

その音は、ストイックでもありますが、耳馴染みが良く普段エレクトロニックとか聴かないという方でも比較的聴きやすいかと思います。(知らんけど)

最近、ランニング中によくこのアルバムを聴いています。

良かったら、皆さんも試してみてください。

気づいたら1月が終わりかけてて慌てて2月のプレイリストを作りました。

 

 

1曲目は、僕が大好きなTalking Headsの“Pyocho Killer”のXiu Xiuによるカヴァーを持ってきました。

Talking Headsの方が1000の1000乗はカッコイイですが原曲が良いのでこのカヴァーもまずまずだなと思ってたのは最初の45秒くらいまでで、run,run,run,away~~←ここの部分に変なデジタルこぶしみたいなのを効かせてて途中から聴いてられなかったです。

そんな曲をわざわざプレイリストに入れて1曲目に持ってきたのは、その気持ち悪いデジタルこぶしを少しでも多くの人に共有したかったからです。

ヘッドホンとかで聴いてると漏れなく寒イボが立ちます。

皆さんにもぜひその感覚を味わっていただきたいです。

 

ラストの曲は新譜ではないですが、先日観た映画『グッドワン』のエンドロールに流れていた曲で、とても美しい曲だなと思ったので、最後に入れてみました。

歌詞もとても良いです。

都市に住んでいると日々時間に追われてお過ごしの方も多いかと思いますが、たまには周りの景色や自然の中で生きている動物たちをゆっくり観察してみてください。

きっと心に穏やかな風が流れると思います。

 

 

Posted on 01.15.26

みなさま、あけましておめでとうございます。

今年も張り切って毎月プレイリストを更新していこうと思っていますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

 

新年最初のアートワークは、めでたく白と円形多めです(?)。

 

 

 

そんな中、女の子の表情が秀逸だったTony Bontanaのアルバムを中心に添えました。

「今年もやったる」

まだとても若いであろうにそんな芯の強い精神性が感じられます。

 

僕も負けずに今年も頑張ります!

 

年度代表盤 2025

2025.12.23.

Posted on 12.23.25

今年も早いもので、一年を振り返る時期になりました。

何人くらいが見てくれているのかもわからないようなランキングですが、毎年発表しているので今年も一応発表させていただきます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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5th.

TLF Trio – Desire

 

ミニマルで彫刻的…

こういう落ち着いたムードの室内楽作品は、近年特に好んで聴くようになりました。

僕の場合、今から取り組んでもかなり絶望的だと思いますが、いつか何かの楽器を習いたいなという野望も持っています。

 

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4th.

Joanne Robertson – Blurrr

 

 

こんなに美しい音楽はなかなか無いです。

Joanne Robertsonのつぶやくような歌声とミニマルなギター。

無駄なものを削ぎ落とした彼女の美学がここにはあります。

 

 

 

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3rd.

Lust For Youth & Croatian Amor – All Worlds

 

今年の2月、コペンハーゲンのレーベル,Posh Isolationの終了が発表されました。

ここからリリースされるアーティストや作品は大好きだったので、このニュースを知った時は本当に残念でした。

レーベルは16年続きました。

僕が独立して美容室をオープンしたのと、ほぼ同じくらいの時期にスタートしたレーベルでした。

その頃から比べると、今はテクノロジーも人々の感覚も何もかも、全く違う時代になったなと感じます。

(本質的な部分は)ずっと変わらないで貫いた姿勢で継続していってほしい、というのはコアなファンであればあるほど願うものですが、今の時代はそんな甘い考えは許してもらえない時代なのかも知れません。

でも、多くの人から振り向いてもらえるようなものじゃなくとも、一部の人の心にはグサッと刺さるようなことをしているレーベルやお店って、やはり唯一無二な魅力を放っていると思うんです。

僕は、そういうものの方が魅力的に感じますし、応援したいです。

このアルバムは、Posh Isolationのラストを飾るに相応しい作品だと思います。

 

 

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2nd.

Elias Rønnenfelt – Speak Daggers

 

先ほどのPosh Isolationと繋がりますが、このElias Rønnenfelt率いるIceageが世界のインディシーンを震撼させた時、所属していたレーベルがPosh Isolationでした。

Posh Isolationが終わっても、そのDNAはこのエイリアスなどによって受け継がれていきます。

イケメンだし、もっと売れようと思えばいくらでも道はあったと思いますが、彼はずっと自分の信じた道を開拓し続けています。

ビッグスターやお金持ちになることよりも、自身の信念を大切にして生きる人だってたくさんいます。

その上でお金が稼げたら言うことないのでしょうが、これがなかなか難しいんですね。

でも、そんな不器用な生き方こそ、人間の一番の魅力だと思います。

 


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1st.

Big Thief – Double Infinity

 

Big Thiefとエイドリアン・レンカーの歌声は、近年悪化している世界情勢や世の中への不満に満ち溢れた世間の声など、目にしたり耳にするだけで疲れてしまいそうになる心に穏やかな安らぎの風を吹き込んでくれます。

歌声のないアンビエントやドローンも良いですが、ヴォーカルがある曲は直接的に感情に伝わりやすいです。

今の時代、ヴォーカルがAIの曲だって作られていますが、やはりその歌い手が発する歌詞や感情のこもった歌声には人でしか伝えられない魅力を感じます。

僕も美容師を通じて、お客様にそう感じていただけるような仕事がしたいです。

 

 

 

 

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ベスト5と少ないですが、今年はこんな感じのランキングでした。

来年もまた素晴らしい作品に出会えることを期待しています。

 

それでは、みなさま今年も最後まで頑張りましょう!

Apple Music playlist “v:olta”を更新いたしました。

 

 

 

本当に早いもので、今年ももう12月に入りました。

歳を重ねるごとに益々月日が経つのが早く感じるような気がするのですが、年末にはいつもこの1年のことを振り返っています。

今年は初日の出を見に行ったことから始まり、キーファー展や東京のパティ・スミス展に行ったり、ブライアン・イーノの映画を観に行ったり、万博に行ったりと、まだ知らない文化や新しく生み出されているものに触れて、それを楽しみながらも仕事に活かせるような体験をたくさんしてきました。

これもひとえに、そういった感性に共感してくださるお客様がいてくれてこそできていることでもあります。

みなさま、今年も1年ありがとうございました!

 

年末はご予約がかなり取りづらくなることが予想されますので、年末のご予約は少しでもお早めにいただけますと助かります。

今年も最後まで、どうぞよろしくお願いいたします!