mufflers
2024.12.03.
Posted on 12.03.24
Posted on 12.03.24
Posted on 12.03.24
gap PRESSの最新号は、MILAN/NEW YORK 2025 Spring & Summer コレクション特集号です。
表紙は、マチュー・ブレイジーによるボッテガ・ヴェネタです。
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BOTTEGA VENETA
今期のテーマは“WOW!”
子供時代の自由な感覚と、思春期を経て変容し何者かになった自分自身をリンクさせ、過去と現実が夢の中で入り混じるような遊び心溢れるコレクションを披露しました。
秋頃に帰国してカットしに来てくださったアントワープ王立アカデミーを卒業したお客様が、エディがセリーヌを辞めるならマチューのいるボッテガ・ヴェネタに行きたいと言っていましたが、それだけマチューは面白い服作りをしているのだと思います。
ボッテガ・ヴェネタは、前任のダニエル・リーの時に一躍トレンドセッターのポジションへとブランドを導きましたが、その後を引き継いだマチューも素晴らしいクリエイションを続けており、ボッテガとしてはダニエルが去った危機を見事に乗り越えさらにブランドの価値を高め続けることに成功しています。
マチューも素晴らしいですが、経営陣の手腕も素晴らしいのでしょう。
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PRADA
プラダもラフ・シモンズの電撃的な加入以来、現在のモード界において常に注目を集める存在であり続けています。
「無限の現在」を意味する“INFINITE PRESENT”が今期のテーマ。
“有限のプログラムで構成された情報社会の構造と対をなす、人々の持つ無限の選択肢にフォーカス”しているらしいです。
近年のテクノロジーの進化や、なんだかちょっと量子学っぽさも入ってそうな考察ですね。
粒子のようにも波のようにも振る舞う不思議な性質を持つ素粒子やニュートリノなどを扱う量子学の世界では、“人々の持つ無限の選択肢”から選択した答えさえも遥か昔にその行動を起こすことが決まっているとも言われています。
2002年の映画『マイノリティ・リポート』では、犯罪を起こす人物を3人の予知能力者たちに事前に割り出させ、犯行前に拘束する犯罪予防局という仮想未来が描かれていました。
これは2054年を舞台にした作品ですが、もしかしたら現実には2054年に未来の犯罪者を割り出す役目をしているのは予知能力者ではなく最先端の量子コンピュータを搭載したAIかも知れません。
話が逸れてますが、このコレクションでラフが訴えたかったのはそんな未来の難しい話ではなく、SNSなどインターネットのアルゴリズムによってコントロールされた今の”有限”(マジョリティ)の領域から抜け出して、もっとみんな恐れずに自分の個性や感性を出すことでファッションに多様性や意外性を出して楽しんでほしいというような率直な思いなんだと感じます。
それは僕も共感するところがあります。
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Jil Sander
ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻がJil Sanderのクリエイティヴ・ディレクターに就任した2017年は、長年セリーヌで唯一無二の素晴らしいクリエイションを続けていたフィービー・ファイロがブランドを去った年でもありました。
当時のセリーヌは、世界だけでなく日本のアパレルブランドの中にもセリーヌのパターン(型紙)を真似るところが多くありました。
今の時代だと、ザ・ロウやこのジル・サンダーなどがそういう参考にされやすいブランドだと思います。
日本のファストファッションブランドのユニクロも近年、クリストフ・ルメールやクロエなどで活躍したクレア・ワイト・ケラーなどと契約を結び、それぞれのラインからコレクションを展開しています。
これらのデザイナーに共通するところは、そのクリエイションの根底が“ベーシック”であるということです。
モードの世界には、一部のファッション上級者にしか好まれなかったり着こなせないような洋服も毎シーズンたくさん発表されます。
その一方で、一般的な日常のベーシックファッションをアップデートさせたような洋服を作り続けているデザイナーもたくさんいます。その“ニュー・ベーシック”な服作りのトップにいるのが上に挙げたようなデザイナーたちです。
彼(彼女or LGBTQ+)らの作る洋服は、細部までこだわって作り込まれていますが、一般人の多くは(値段が高くなる代償として)そこまで望んでいなくて「もう少し手の届きやすい価格帯で同じようなデザインの服」を求めているわけです。
だから、それらのブランドのパターンを参考にしたようなブランドの洋服というのは多くの需要を見込めるので、それを真似したような服を作るブランドも多いんです。
フィービー・ファイロがセリーヌを離れた時、その顧客のうち少なくない人数がルーシー&ルークがデザイナーに就任したジル・サンダーに流れたと聞きました。
それだけ目の肥えたファッション愛好者たちを惹きつけるクリエイションだったのだと思います。
ルーシー&ルークのジル・サンダーでの仕事は、ストリートやクチュールライクな要素を積極的に取り入れるなど、これまでの“ニュー・ベーシック”の考え方にさらに多様性を持たせアップデートさせたもので、就任から7年が経過した現在においても新鮮さを失うことなく素晴らしいコレクションを発表し続けています。
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コレクション自体の説明というよりは側面的なお話が多くなってしまいましたが、今回はこれくらいで終わりにさせていただきます。
本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ。
Posted on 12.03.24
Posted on 12.01.24
Posted on 12.01.24
いつもV:oltaをご利用いただき、まことにありがとうございます。
早いもので今年も12月に入りました。
12月と年末年始の営業日についてお知らせいたします。
年内は30日まで営業いたします。
12月は第3火曜日も営業いたします。
年末年始休暇は12/31~1/3まで4日間いただきます。
1/4(土)10:30~ 通常営業いたします。
年末は混み合う時間帯が多くなってきますので、12月のご来店をお考えいただいている方は、ご予定がわかり次第お早めにご予約いただけますようお願いいたします。
寒さも日に日に増してきていますので、みなさまのどうぞお身体ご自愛くださいませ!
それでは、みなさまのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
Posted on 12.01.24
Apple Music playlist “v:olta”を更新いたしました。
いよいよ今年も12月に入りました。
今年は特に夏が長くて秋が少なかったように感じたので、あっという間の年末という感じがします。
近年、ビジネス用語として“ソフトランディング”という表現がよく使われているのを目にします。
もともとは軟着陸を意味する言葉で、飛行機が緩やかに地面に降下することを指しますが、ビジネス用語では、景気が過熱しているときに急激な景気後退や混乱を招くことなく緩やかに減速させて安定成長へと移行させる時などに使ったりします。
年の瀬の近づく12月に何が言いたいかというと、僕の毎月更新するプレイリストのソフトランディングぶりにご注目いただきたいということです。
今月なんてラスト4曲目から既に地面から10mくらいの高さまで降下しているんじゃないかってくらいのソフトランディングぶりです。
乗客が「さっきからずっと着陸しそうだけど、まだタイヤが地面につかないのか?」と内心ソワソワしだすくらいのソフティーなプレイリストをぜひご体感くださいませ!
Posted on 11.30.24
イタリアンヴォーグの最新号が届きました。
表紙はアメリカのシンガーソングライター, ラナ・デル・レイです。
何か新作が出るのかなと思って調べてみましたが、ちょっと前にコラボシングルが出てるくらいでした。
ってことは、ラナ・デル・レイはただ単に黒ずきんを被って笑っているってことですね。
表紙も素敵な笑顔を披露していますが、中のポートフォリオの表情の方が個人的にはより素晴らしいと思いました。
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この80年代のアメリカみたいな雰囲気の都市の質感も良いです。
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路上と船の構図の写真も面白かったです。
他にも素晴らしい写真がたくさん掲載されていました。
本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧くださいませ!
Posted on 11.30.24
Posted on 11.30.24
Posted on 11.29.24
Posted on 11.29.24
Posted on 11.29.24
Posted on 11.28.24
Posted on 11.28.24
Posted on 11.27.24