Posted on 04.19.19

アイルランドはダブリン出身,5人組のインディ・ロックバンドFontaines D.C. のデビューアルバム『Dogrel』

 

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アイリッシュとポスト・パンクのハイブリットはこうなるのか!というカッコ良さ&疾走感。

 

イキリのいじめっ子に「明日あのマンガ貸してほしいから持って来いよ、忘れたらシバく」とロシア側の要求みたいにギブアウト精神ゼロな一方的な命令を前日下されたのに、翌日学校に遅刻しそうな時間に目が覚めてしまって慌てて用意して家を飛び出して、急いで走ってる途中に昨日言われたマンガを忘れてきてることに気がついたのだけれど、遅刻覚悟で今さら取りに帰るという決心もつかず、かと言ってシバかれるのも絶対に嫌だから、折衷案としてイキリへの言い訳を考えながら学校へ急ぐ。

 

きっとこのアルバムは、そういう青苦い青春時代の刹那の感情を歌っているに違いない。(知らんけど)

 

春からの新生活で、今、上記のようなことが日常的で学校にあまり行きたくないと思ってる若者たち、逃げ場の少ない学生時代なんて長い人生から見ればほんの束の間。

そんな奴らのことは適当にあしらって、やるせない気持ちは勉強や他の好きなことにぶつければいい。

今嫌なことをしてくる奴らとの立場関係を、将来社会に出た時に逆転できることを想像して今をなんとか乗り切ればいい。

 

こういう音楽は、本来そういう何かしらのやるせない感情を抱える人達にとって支えになってくれるものなのだと思う。

オリコンのチャートに入ってるような音楽を聴いてカッコつてるくる奴らとは、一線を画せば良い。

そうすることで自ずと新しい仲間は現れる。