TOY – Songs of Consumption
2019.11.26.
Posted on 11.26.19
Posted on 11.26.19
Posted on 11.26.19
Posted on 11.24.19
Posted on 11.24.19
Posted on 11.24.19
gap PRESSの最新号が届きました!
gapは、今回のメンズのS/Sコレクションの発売は見送ってたので、これがポストに届いた時はじんわり嬉しい気持ちになりました。
今はネットやアプリで世界中のコレクション写真も手軽に見れる時代ですが、gapが無くなるとマジでショックです。
毎号買うので、是非頑張ってください!ファッション好きでお金に多少の余裕がある人もぜひ買いましょう!
中身と合わせて今のファッション事情も少しご紹介させていただこうと思いますが、今回はニューヨークは置いといて今勢いのあるブランドが多いミラノをご紹介いたします。
5年くらい前のミラノでは「動脈硬化」と揶揄されるくらい、トレンドを産み出し続けているパリコレとは対照的にあまりフレッシュな話題を発信できていませんでした。
そんなミラノに突如現れ、ミラノコレクションの救世主となったのが、GUCCIのデザインチームからのしあがった現GUCCIのデザイナーであるアレッサンドロ・ミケーレです。
ミケーレによるGUCCIの革新的な改革により、世界中のカッティングエッジなセレクトショップのバイヤーがミラノに戻ってきて、ミラノの他のブランドもGUCCIに続けとデザイナーの一新を行ったり、今までのブランドの歴史からすれば大胆なくらいトレンドを取り入れたりと一気に活性化しました。
ただ、それも良し悪しで、ファッションの最高峰である華やかなトレンドを生み出すパリコレと違って、ミラノコレクションはどんな時でもトレンドに流されすぎていない少し落ち着いた伝統的な大人のファッションを時代に合わせて進化させていて、自分なんかはその時代の影響を受け過ぎない伝統を大切にしているところに魅力を感じていたのですが、最近はパリとミラノの境目が曖昧になってきている感じがして、ちょっと寂しい気持ちもあります。
そんな僕のちょっとおセンチな気持ちとは裏腹に、盛り上がりをみせているミラノコレクションの近況をご紹介いたします。
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GUCCI
まずは、ミラノの現竜王, GUCCI。
今までのミケーレの天真爛漫なコレクションからすると、だいぶと大人しめなコレクションを発表しました。
今までがカプチーノの中に角砂糖8個くらい入ってるような感じだとすれば、これはミケーレでいうところのカロリーオフ。
洗練された大人のミケーレ節もとても素晴らしいです。
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Prada
ミウッチャ・プラダは、長年屋台骨のような存在でミラノコレクションを支えています。
今のGUCCIのように流行によりブランド毎にも人気の波がありますが、プラダはその波をあまり立てずにトップに近い位置をずっとキープし続けています。
ミラノコレクションがパリコレ化していく中でも、元々のミラノらしい大人のエレガンススタイルを守り続けている姿勢も素晴らしいと思います。
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Bottega Veneta
Bottega Venetaも長年、トーマス・マイヤーの素晴らしいクリエイションによって、 ミラノらしい大人のエレガンススタイルを追求してきたブランドでした。
そのトーマス・マイヤーの退任により、Bottega Venetaの経営陣はフィービー・ファイロ時代のCELINE出身の若手デザイナー,ダニエル・リーに白羽の矢を立てました。
ファッション好きの間で「フィービー・ロス」に嘆く人達も多い中、Bottega VenetaとしてもGUCCIなどのブランドのように若手デザイナーの起用によりブランドの若返りを目指す中で 、ファッション上級者にも絶大な人気があったフィービーの流れを汲むダニエルは、経営陣からしてもタイミング的にも投資に値する存在だったのでしょう。
Bottega Venetaは、もともと職人技の光る素晴らしいメゾンを持っていますが、その卓越した物作りの精神とダニエルのフィービー仕込みの革新的なクリエイションが上手く交われば、近い将来、更なるトレンドの波が訪れていても何ら不思議ではありません。
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Jil Sander
こちらも数年前から、ルーシー&ルークのメイヤー夫妻のデザイナー起用によって、新たな客層を拡大してきました。
フィービー・ロスな人達の一番の退避先となっていたのも今のJil Sanderです。
もともとミニマルでパターン技術も卓越したJil Sanderのメゾンにおいて、Louis VuittonやDiorなどのラグジュアリーメゾンで経験を積んだルーシーと、シュプリームの元ヘッドデザイナーだったストリート路線のルーク・メイヤーによって、新たなクリエイションの幅がもたらされ、ミニマル,エレガンス,カジュアルのバランスが見事に調和されました。
この3つのバランス感覚を高い次元で一人で担っていたのがCELINEのデザイナーだったフィービー・ファイロですが、今のJil Sanderには時代の後押しという風も吹いていると思います。
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あともうひとつだけ、個人的に今シーズン面白いなと思ったブランドをご紹介。
Antonio Marras
かつては、ケンゾーのクリエイティヴ・ディレクターも手掛けたこともあるデザイナーです。
東洋にインスピレーションを得たコレクションで、個人的に折衷主義のクリエイションを見るのが好きというのもあるのですが、バランス感覚が同じ折衷主義でもドリス・ヴァン・ノッテンやサカイ(こちらは阿部さんが日本人だから海外では折衷主義に映っているのだと思いますが)とかとはまた違ってて面白いです。
一歩間違えたら東コレの原宿カルチャー満載ブランドになりそうなくらい大胆なクリエイションながら、コンテンポラリーとエレガンスのバランスがギリギリの位置で保たれています。
オシャレ感度の高い人は、ワンアイテム取り入れてみても面白いと思います。
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ご紹介したいブランドは他にもありますが、長くなってしまいましたので今回はこのくらいにしておきます。
またパリコレ号が届きましたら、いくつかご紹介させていただきます。
gapはお店に置いてますので、待ち時間などにぜひご覧くださいませ!
Posted on 11.24.19
Posted on 11.23.19
Posted on 11.23.19
Posted on 11.23.19
最近、個人的に気になるリリースがテクノ祭りです。
WARP RECORDS 30周年記念コンピレーションアルバム『WXAXRXP Sessions』
冒頭に収録されたAphex Twinをはじめ、Bibio, Boards of Canada, Flying Lotusと錚々たる面子が名を連ねています。
これに参加した10アーティスト以外にも、!!!, Autechre, Battles, Brian Eno, Clark, Squarepusher, Stereolabなど、素晴らしいアーティストがまだまだキラ星の如く存在しており、WARPの音楽界への功績がいかに凄まじいものだったかを改めて思い出させられました。
Mount Kimbie, Kelly Moran, Bibioに関しては、それぞれ別に周年記念のEPも発表していますので、気になる方はそちらもチェックしてみてください!
Posted on 11.23.19
Posted on 11.23.19
Posted on 11.22.19
Posted on 11.22.19
Posted on 11.21.19
Posted on 11.21.19
先日のお休みに、十三にある第七藝術劇場にて、今のメディアや政治が抱える問題を浮き彫りにしていくドキュメンタリー映画『i-新聞記者ドキュメント』を観てきました。
今年の参院選前に公開された映画『新聞記者』は、あくまでフィクション映画として今の日本の政治や報道に対して警笛を鳴らしていましたが、今回の映画はさらに突っ込んだドキュメンタリーとして伝えています。
内容的にあまり興味を示さない方も多いかと思いますが、「やりすぎ都市伝説」みたいな番組が好きな方にも結構オススメできます。
この映画の内容は、良いのか悪いのか都市伝説ではなく今の日本の“真実”ですが…
本作は、東京新聞の記者、望月衣塑子さんに密着したドキュメンタリー映画として構成されています。
望月さんと言えば、新聞記者やメディアが現政権に対して直接質問できる場である菅官房長官の定例会見において、他の媒体が政権に忖度して当たり障りのない質問を繰り返す中、一人、政権が突かれたくないような質問をストレートにぶつけてくれる、日本の報道に携わる人の中で本当に少なくなったジャーナリズムに溢れた記者です。
現政権による社会のあり方は、長い物に巻かれた方が圧倒的に徳です。
そして、今の日本の強い権力を持つ人達の多くは、モラルよりも私利私欲が大好きです。
だから僕たちのような一般的な国民のそれぞれが今の政権の動きを厳しい目でチェックしていないと、更に権力者にとって都合の良いほうに世の中は動いていきます。
多分、安倍首相始め現政権のお偉い方は、今までの行動を見ても内心、国民のことをバカで騙しやすいと思っていると思います。
だから今までの森友学園や加計学園の問題をはじめ、普通に考えて悪質な事件でも周囲に責任を取らせたり、それだけにはとどまらず担当者に責任を押し付けて自殺に追い込むことまでして、今まで切り抜けてきました。
そんなことがあって良いわけがありません。
その都度、政権は、権力に靡くメディアなどの自身の取り巻きの忖度によって、ダメージを最小限に抑えることができ、多くの国民の目を欺いてきました。
当然、政権は指示を出さずとも自身に有利な行動をとってくれるメディアや団体、人物を優遇します。
その優遇にも国民の税金が流れていきます。
そういうことがまかり通せてきた一番の原因は、投票率にも現れているように多くの国民が政治に興味を示していないという現状です。
無党派層(特定の政党を指示していない人達)が増えているのは、少子高齢化で危機的状況に向かっていく日本においてはむしろ良いことになりうると思っています。
保守とリベラルで極端な言い争いを続けるだけで進展性のない今の政治が良くないのは明らかですが、そういう現状を作ってしまっているのも我々国民です。国民それぞれも右・左両極端か無関心という3通りに分かれてきているのも大きな問題だと思います。
大切なのは、無党派層の人達を中心とする今政治に関心を持っていない国民それぞれが政治に関心を持ち、現政権や政治家の活動が正しいものであるか、自分たちの生活をよくしてくれる為のものであるか、を厳しく監視し続けることだと思います。
国のことは政治家に任せて、国民は好きなことしてても世の中が良くなるのであれば、何も心配することはないですが、現状はその逆です。
国民には納税の義務があるし消費税も上がったばかりで、多くの人が決して安くないお金を税金として自分のお給料から払っているのですから、自分たちの税金が何に使われてるか、よくない使われ方をしていないかにもっと興味を持つべきだと思います。
今、ちょうど安倍政権は「桜を見る会」において税金を個人的な政治活動に流用した疑惑で足元がグラついていますが、安倍さんにとっても、今まで隠蔽や偽装してきたもっと重大な闇に比べると、こんなことでここまで自身への風向きが変わるとは思っていなかったと思います。
増税によって国民にはさらに負担がかかっているのに、災害や社会保障よりも遥かに重要性の低いところへの予算もさりげなく上げようとしてたのだから、多くの国民感情に触れたのだと思います。
現政権は、野党やこの映画の主人公である望月さんに何か言われることよりも、国民の多くに関心を持たれること,懐疑的な目を向けられることの方をずっと恐れていると思います。
選挙権を持っているのは、自分たち国民なのですから。
もちろん、将来、今の野党が与党になるようなことがあれば、その政権に厳しい目を向けるべきです。
保守かリベラルかを選ぶ必要なんて全くなくて、ただ国民が政治に関心を持つだけで、世の中は少しずつ良い方向に向かっていくと思います。
国民が変われば、メディアや司法も変わっていく筈です。
政治記者や報道機関で働きたいと思ってその道を選んだ人の多くは、本来、上に言われた通りに情報操作するのではなく起こったことや隠されていることを正しく国民に伝えたいというジャーナリズム精神に溢れた人達ばかりだと思うので。
国会の桜を見る会問題の内閣側の答弁を見てみてください。
サンドウィッチマンの伊達さんの「カロリーゼロ理論」かってくらい、無茶苦茶な理由で野党の追求をかわしています。
伊達さんは、安倍首相のモノマネもやっているので、ぜひ安倍首相の物真似とカロリーゼロ理論を組み合わせてみてほしいです。
僕は多分、腹抱えて笑うと思います。
僕も人間なので、それも上のような設定で大爆笑してしまうくらい低俗な人間ですので、お金は多くあるほどに嬉しいし安心しますが、自分の私利私欲の為に誰かが損をしたり嫌な思いをするのなら、贅沢な暮らしができずとも自分の身の丈にあった生活の中で小さな楽しさや嬉しさを見つけて真っ当に生きていく方がずっと良いです。
そんなことをこの映画を観ながら思いました。
ご興味のある方は、ぜひ映画館まで足を運んでみてください!