Vogue Italia N.783
2015.11.26.
Posted on 11.26.15
Posted on 11.26.15
Posted on 11.24.15
IN SNAPの最新号が届きました!
ラフ・シモンズがディオールを去り、アルベール・エルバスがランバンを去っても、IN SNAPは発売されています。
当然です。
モードという点では関係していても、全く別の問題ですから…
現在のモード界は、デザイナーの評価をそのクリエイションではなく売り上げの伸び率などの業績で判断されているというきらいがあります。
もちろん会社を継続していく上で利益を完全に無視するわけにはいきませんが、そこに拘りすぎて本来守らないといけないものが守られてないのではないか、と自分なんかは勝手に危惧しています。
真のプロフェッショナルとは、時として利益以上に自身のこだわりを大切にしている人のことを指すと考えています。
その金額が膨大であろうが自営業レベルであろうが、存続していけるくらいの利益があるなら、それ以上の儲けを目論むよりもその利益でもっとこだわったことを成し遂げていけるような組織を構築したいと思っています。自分は。
そんなことをしてるから大金持ちになることはまず無いと思いますが、その分、人数は少なくとも顧客様には普通の美容室に通うよりもより特別なインパクトをライフスタイルの中に残せるような美容室でありたいです。
大阪W選挙に立候補してたのかと思うくらいに熱の籠った文章を恥ずかしながら書いてしまいましたが、今回のIN SNAPも面白いです。
みなさま、ぜひご覧ください!
Posted on 11.08.15
Posted on 11.06.15
コペンハーゲン発のもはや芸術の域に達している雑誌『PLETHORA Magazine』の第3号を入荷しました!
表紙もスペクタル感が半端なく素晴らしいですが、カバーの色味もとても美しいです。
今号のテーマは、『Roots & Rhizome』
Roots(ルーツ)は、音楽とかでも「ルーツを辿る」みたいに使うので、何か新しいものが産み出される原点のようなイメージがありますが、本来は、根があり幹があり、そこから枝葉が派生するという“樹”全体のような構造を意味します。
ではRhizome(リゾーム)とは何かというと地下茎のことを指します。
地面に根を張る茎は、それぞれが四方八方バラバラに成長し、どこにも繋がらずに独立しています。
この二つが何を示しているのかと言うと、系統図などに代表されるルーツ的な思考というのはこれまで自分たち人間が自然と身につけてきた考え方で、リゾーム型の思考というのは、あらゆる情報が今も溢れ続けている中で、その中から引っこ抜いてきたものを自分の持ってるものとくっつけたりして更に複雑に絡み合ったような、まさに今の時代を表しています。
今からこの雑誌に関して山ほど書こうと思っていますが、もう既にひとつ勉強になりましたね。
このお礼は、いつものカットやカラーのメニューに加えてほんの気持ち程度普段はしないトリートメントやヘッドスパをしてくださるだけでいいのですよ。
もしくはシャンプー買って帰ったり…
という姑息な話しは止めて、本題に戻ります。
この雑誌の最後のページに、リゾームをイメージした作品が掲載されています。
うん、思ってたのと全然違う…
でも深いですね。
これが美術館に展示してあったら、僕なら周りに誰も見ていなかったら1分くらいで通過しますが、誰かいてる場合は通ぶって30分は粘りたいところですね。
という冗談は抜きにしても素晴らしい作品だと思います。
話を戻してもう一度ド迫力の表紙です。
この写真は、アメリカ人のフォトグラファー, ベス・ムーンによって撮影された写真です。
彼女は、20年以上もの間、世界最古の樹々を撮影し続けてきたカメラマンです。
他にも世界中の素晴らしい樹々たちの写真が本誌の中に収められています。
アメイジング…
もう一度だけ言います。
アメイジング……
下の写真は、僕は全然知らなかったですが、ヨーロッパ諸国で何世紀も昔から伝わる祭り「WILDER MANN (ワイルドマン)」(ワイルダーちゃうんかい!)
彼らは、動物の毛皮や植物でできた装束、鈴や骨で仮装するらしいです。
なんも知らずに旅行中に遭遇したらビビり倒しますね。
なんか最後のは勝てるとは言わないですが、一目散に逃げ出す前に一瞬「いけるかも」と思ってしまう可能性があります。
あと、ハロウィンの時にアメ村でも見かけたような気がします。
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これは、イェール大学の図書館で発見されたヴォルニッチ手稿と呼ばれるパーチメント(羊皮紙)コレクションです。
暗号作成法の歴史と暗号科学界の歴史において最もミステリアスな原稿であるとされています。
ここに記された暗号や文字は、未だに解明されていません。
その起源や描かれている膨大な植物に関しても、だれ一人知る者はいません。
マスター・キートンもビックリ…
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サブコンシャス
これは、地球の80%が水でできているというのに、科学の想像力がいつも宇宙や空に向けられているのは不可解だと考えた科学者たちが、世界の深さを探求するという危険を冒してもロマンを求めた物語の軌跡です。
こんな様子で今から潜水に挑戦しようとしている息子を見送りにきた両親は、寸前まで「やっぱりやめとき」とか言って止めたのではないでしょうか?
そして、その隣で「頑張れよ!」と励ましていた同僚や友人たちの口元は笑いを堪えるのに必死ではなかったのでしょうか。
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最後にご紹介するのが『Rugy Got Soul』
2トーンムーブメントとスカという異なる2つのカルチャーがイギリス中を席巻した時代の象徴「ルードボーイ」
そのムーブメントを牽引したザ・セレクターのポーリーン・ブラックと、スペシャルズのジョン・ブラッドベリーによるインタビューが掲載されています。
ちなみに、僕はスペシャルズ派です。
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他にも素晴らしい作品がいろいろ掲載されておりまして、日本からは草間彌生先生の名作も載っています。
お店に展示しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。
Posted on 11.04.15
Posted on 10.27.15
インディペンデント・マガジンのBorder Vol.2が届きました!
今回は、本家Big Love Records様にて別のレコードと一緒に注文させていただきました。
関西では、スタンダード・ブックストア心斎橋店にて取り扱いがあるようなので、気になる方はぜひ行ってみてください。
表紙もいいですね、前衛的かつ退廃的。
今号は、仲 真史さんによるNY&ロサンゼルスのレコードストア・ガイドということで、非常に好奇心の唆られる特集が組まれています。
ダーティ・ダート戸田さんによるカセットテープの紹介も充実してて、お店用に買ったのですが、自分用にももう一冊買えば良かったと既に後悔しております。
ただ、ネット通販にて同じ雑誌を2冊も頼もうものなら「こいつどんだけ好きやねん」みたいに思われてもちょっと恥ずかしいので、もう一冊はマスクつけて帽子被って季節外れの黒いサングラスしてスタンダード・ブックストアへ買いに行こうと思います。
アンダーグラウンドな音楽シーンは展開が早いので、この雑誌が発売された今のタイミングでは、掘り続けてる人は更に先に進んでいるような状態ですが、それでもこれ一冊読めば音楽シーンの最先端がよくわかると思います。
最初のキッカケは、こういう雑誌とかで見て「なんかカッコ良さそう」とかでもいいと思うんです。
それでも聴き始めれば、いつの間にか新しい音楽を追い求め続ける人になっているか、それともまた以前のようにミスター・ハリウッドのロングTシャツとかを買うことに夢中になっているかです。
念のために言うておきますが、ミスター・ハリウッドを買うことが悪いと言ってるのでは決してございませんよ!
ここの商品はシルエットも綺麗で着心地も良いので、僕もかつては持っていました。
ま、今は全然買いませんどころか、あの背中のNハリ着てます感が抜群に出てしまうタグみたいなやつのせいで外で着たくはないですけども…
マルジェラの4ツ打ちステッチやもっと若く言えばヴィヴィアン・ウエストウッドのオーヴにしてもそうですが、若い頃はそのシンボルに憧れの気持ちと高い服買うからには気づいて欲しいという気持ちから、それらが付いていることがステイタスに思いますが、ブランドではなくアイテムとして本当に優れた商品を選んで買うようになるとその誇示してる感じが逆に付いてなかったらもっと良いのにと次第に変わっていきます。
今の僕の立ち位置は、リック・オウエンスとかダークシャドウとかに付いてる長いビロンとした布は邪魔なので躊躇なくハサミで切り落としますが、マルジェラのステッチに関しては生地によっては逆に小さい穴が4つできるという大惨事になる可能性があるので、邪魔じゃないし、まっいいか…と今も切れずにいます。
5年後には、それも躊躇なく切れるオッサンになっていたいです。
量よりも質を優先させれば、お金さえ出せばもっと素材にこだわってて着心地が良い服もたくさんあります。
話は逸れましたが、音楽の良いところは、聴くことに関しては庶民でもセレブでもほぼ平等に楽曲を楽しむ機会を確保できるという点です。
ご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。
Posted on 10.24.15
ニック・ナイトのインタビューが掲載されてるということでSTUDIO VOICEを買ってきました!
今号のテーマは『クールの定義』
カッチョイイですね!
ページを捲ってるとインクの香りがクンとしました。
それは、この雑誌に掲載されれいるそれぞれの著名人のインタビューから溢れてくるものなのかとも思いました。
絶対に違うと思いますけども。
スタジオボイスは日本の雑誌なので、インタビューもしっかり読めるので、見応えがあります。
ニック・ナイトの他にも、スパイク・ジョーンズやワンオートリックス・ポイント・ネヴァーことダニエル・ロパティン~坂本慎太郎など、多種多様な人物のインタビューが掲載されています。
ご興味のある方は、待ち時間などにぜひご覧ください。
Posted on 10.23.15
イタリアン・ヴォーグ最新号が届きました!
カッコイイ表紙です。
ちょっとGivenchyのプリントみたいな感じもしますが…
僕は、今のGivenchyにはビタ一文払ってなるものかと思っております。
ちなみに4つ折りみたいになってて、実際はこんな感じになっています。
今号のテーマは“youth”
近年ファッション界のトレンドになっているのは「ノー・ジェンダー」や「ラグジュアリー・ストリート」など、主にユース・カルチャーから発祥したものが中心となっています。
でも僕はもう大人なので、この辺りで凄くいいなと感じたのはアレッサンドロ・ミケーレ体制になってガラリと一新された最近のグッチぐらいです。
そして、そのyouthをテーマにしたポートフォリオが素晴らしかったです。
このあたりまで見て「ハハン」と思いましたね。
ブルーアイに始まり、この流れ。
youthを青春の色である『青』と関連づけてるな、と。
僕の目は節穴じゃないのですよ、と続くページもどれどれと見てみると…
なるほど…
全然、青関係ないですね。
青を気にするあまり、途中あたりからちゃんと写真を見れない心境に陥っていたので、もう一度しっかりと見直しました。
エディ・スリマンとかもユース・カルチャーな写真をよく撮ってますが、これはまた違った感じでとてもカッコイイです。
右下の青年の下着は完全にノージェンダーですね。
この左の人はもはやyouthを卒業してる感あります。
他にもカッコイイ写真が沢山ありました。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 10.13.15
フランス版 Numéro 最新号が届きました!
今号の見どころは、何と言ってもモデルにクロックスを履かせたポートフォリオです!
あの皆さんお馴染みのクロックスが…
まるで水を得た魚のように…
躍動しております…
多大なスポンサー料を払ったのでしょうか…
それともヌメロ・クリエイティヴチームの一時の気まぐれか…
フランス版Numéroといえば、どちらかというと正統派ハイファッションでこんなアヴァンギャルドな発想はしない筈なのに。
これを見て「今年の秋はクロックス買おうかしら…」と思いを巡らすパリジェンヌが何人いるのでしょう?
もしいるなら実際会ってみて場合によっては連絡先を交換したいですよ。
クロックスの件は一旦置いといて、Numéroらしい作品もたくさん掲載されております!
相変わらず素晴らしい…
自分は、Numéroはあまり突拍子なことしなくても、十分どころか感動を覚える作品をたくさん作ってると思うので、あくまでさりげない意外性を楽しみにしてこれからも愛読していきたいです。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 10.10.15
Dazed & Confused の最新号が届きました。
表紙は、新作の発表が待たれるGrimesです。
半年くらい前に公開された新曲“REALiTi”は、次のアルバムの発売が楽しみになるには十分過ぎるほどのポテンシャルを持っていたように思います。
今号もデイズドらしいアヴァンギャルドな写真がたくさん掲載されています。
この最後のてんとう虫のやつなんか、モデルからしたら、先にてんとう虫なして撮って、その現像した写真の上にてんとう虫置いて撮ってくれって感じですけど、そんなのクリエイティヴじゃないって言われて終わりですよね。
僕ならてんとう虫はリアルで、首のチョーカーをあとで写真に貼り付けて撮りたいですね。
クリエイティヴじゃなくてもクレイジーですし。
という感じで、今回も見応えたっぷりです!
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。
Posted on 10.09.15
Posted on 09.29.15
Posted on 09.26.15
Another Magazineの秋冬号が届きました!
表紙はアメリカ人モデルのダコタ・ジョンソンです。
注目はジョン・ガリアーノによるメゾン・マルジェラのコレクションで発表した挙動不審モデルの再現ポートフォリオ。
ちょっと失礼ですが、東コレとかのブランド(誤解のないように言っておきますが、素晴らしいブランドももちろん存在します)がこんな感じのことをやって幼稚な感じの残念なコレクションになってるのをしばしば見かけますが、ガリアーノが描くと大人びたファンタジーでこうもロマンチックになるのかと感動いたしました。
ディオールを手がけていた頃は、オレ流ディオールといった感じのガリアーノ色満載のコレクションでしたが、メゾン・マルジェラではガリアーノ色も出しつつもしっかりとマルジェラらしいウィットに富んだコレクションでもありました。
問題を起こして、暫くの期間ファッション界から干されてましたが、前園のようにヤンチャさを謙虚さに変えてさらに素晴らしいコレクションを見せて欲しいです。
本誌は他にも素晴らしいポートフォリオで一杯です!
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!
Posted on 09.16.15
イタリアン・ヴォーグの最新号が届きました。
今回は、大小含めて4冊あります!
一番の「大なり」は、向かって右側の嫌がらせのような厚さのあるヴォーグ本誌。ガラス製のセット面の雑誌置きが壊されそうな重さ…
次がオートクチュール特集別冊。これを見ることが僕のささやかな楽しみのひとつであります。
次の黄色がアクセサリー別冊。女性の方には面白いと思いますが、僕はいつもパラパラ漫画よりも早いスピードで見終えます。
ラストの「小なり」は、バービーにラグジュアリーなブランドの洋服を着せたというあからさまに女子受けを狙ってる別冊。これに関しては見ずしてソッコー好きそうなスタッフにあげました。見たかったというお客様は、御免遊ばせ。
表紙は、前号の表紙陥落で仲違いの噂のあったスティーヴン・マイゼルがカムバックしています!
詳しい事情はわかりませんが、また表紙を飾ってくれて嬉しいです!
全身プラダに身を包んだモデルが、雑多なストリートを悠然と歩く姿がとても印象的。
今回も素晴らしいポートフォリオが目白押しですが、中身は来てからのお楽しみに。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひ!
Posted on 09.10.15