German Army – Territory In Name
2021.12.15.
Posted on 12.15.21
Posted on 12.15.21
Posted on 12.14.21
Posted on 12.14.21
Tortoise のギタリストとしても有名なJeff Parkerによる新作『Forfolks』
いや、今回も素晴らしいです。
Jeff Parkerは本当に外さないですね。
ギター一本で奏でられる、ミニマルで美しいアンビエント・ジャズ。
彼がストイックに音を突き詰めるほど、その音は対照的に益々洒脱さを増していく。
これは買わなきゃ、と心の中の悪魔が囁く。
Posted on 12.14.21
フランカ・ソッツァーニが亡くなって5年が経ち、フランカを失った最近のイタリアンヴォーグが少し不甲斐ないので、86年にフランカが作った書籍『A Noir』を購入しました。
各国ヴォーグ誌における歴代の錚々たる編集長たちの中でも、個人的にはフランカ・ソッツァーニが頭ひとつ抜けて好きでした。
本誌もその存在を知ってからずっと探してたのですが、なかなか見つけられなかったり価格が高騰してたりでずっと買えずにいたのですが、最近ようやく手に入れることができました。
“A Noir”のタイトル通り、カラーは一切使われず、モノクロで表現された書籍です。
モード誌のエディターという職業は、大前提として読者に共感されるような誌面を作って一定の売り上げは確保しなければならないという使命があるので、一般的には“デザイナー気質”な人よりも“スタイリスト気質”な人の方が向いてる職業であるし実際にそういうタイプの人が多く働いていると思いますが、そんなエディターの中でフランカほどデザイナー的な感覚を持った人物はそうそういないと思います。
フランカが手掛けた本誌は、オシャレ好きな人からしても“アクが強く”感じるような写真もたくさん掲載されています。
そして、そういうものほど面白いです。
おそらくヴォーグの編集長で最も有名なアナ・ウィンターは黒が嫌いなことでも有名ですが、(ファッションエディターなのに)一冊丸ごと黒で統一してくるフランカ・ソッツァーニのそのセンスにただただ脱帽します。
なかなか見ることのできない本だと思いますので、ご興味のある方は待ち時間などに遠慮なくご覧になってみてください。
Posted on 12.14.21
Posted on 12.14.21
Posted on 12.12.21
Posted on 12.12.21
Posted on 12.12.21
Posted on 12.11.21
Arcaが『KICK』シリーズの最新作が4枚同時で発表されました。
ちょっと早いクリスマスプレゼントを貰ったくらい嬉しいです。
ジャケだけで言うと、個人的には『KICK ii』のフリーメイソンに入会した千手観音みたいなやつか、『kiCK iiiii』のロープレで回復呪文が間に合わずに死んでしまったナポレオンっぽいやつが好きです。
サプライズ&矢継ぎ早に発表されたので、まだまだ聴く方が追いついてないのですが、内容的には『kiCK iiiii』が一番今の気分に合っててよく聴いています。
年末はお店も忙しいのですが、Arcaが癒してくれそうです。
Posted on 12.11.21
Posted on 12.11.21
Posted on 12.11.21
Posted on 12.11.21
Posted on 12.10.21
先日のお休みは、再びテアトル梅田へ今度は雨が降ってなかったので得意の自転車で出向いて、ヴィム・ヴェンダース監督のディレクターズカット版『夢の涯てまでも』を観てきました。
今、テアトル梅田では“ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ”特集が組まれており、『ベルリン・天使の詩』や『パリ、テキサス』などの名作がレストア版にて映画館で観ることができます。
パンフレットも洒落ています。
僕はヴェンダースの作品はだいたいは観ているのですが、本作『夢の涯てまでも』はまだ未見で、しかも今回はディレクターズカット版ということで、その上映時間は驚異の5時間弱!
観に行く心が折れないように、今回は前売り券を購入していました。
しかも嬉しいポストカード付き!(別の作品のやつでしたが)
『夢の涯てまでも』は上映時間が鬼長なので、前売り券は2枚必要でした。
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僕自身、5時間もある映画を映画館で観るのは初めてだったので、事前にコンビニで(テアトルで水を買うと220円もするという衝撃の事実を先月知ったところなので)水とコーヒーと(10分休憩の間に手早く外に出て食べられるように)おにぎりと(頭の糖分補給に)フィナンシェを買ってカバンに詰め込み、さらに念の為家から頭痛薬も持ち込んで万全の体制で臨みました。
お尻に筋肉も脂肪もあまりついていないという体型的な不利も抱えているのですが、そこは金魚すくい名人の華麗なポイ捌きの如く、お尻にかかる体重の重心の場所をこまめに移動させることでダメージを分散させることでなんとか耐え切りました。
案の定、後半には頭痛が発生しました。
備えあれば憂いなしです。
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本作は、近未来SF作品。
1999年。軌道を外れたインドの核衛星の墜落が予測され、世界は滅亡の危機に瀕していた。そんな中、ヴェネツィアからあてもなく車で旅に出たクレアは、お尋ね者のトレヴァーと運命的に出会う。正体も明かさず目的不明の旅を続けるトレヴァーに惹かれたクレアは後を追い、東京でようやく追いつく。そして、トレヴァーが父親の発明した装置を使って世界中の映像を集め、その映像を盲目の母の脳に送り込もうとしていたことを知る。
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オープニングのTalking Headsに始まり、シーンに合わせたサントラのセレクトが見事でした。
映像もバチコンと決まっております。
前半の大陸跨ぎの追いかけっこ劇から、後半の博士のアシッド感漂いまくりの実験やアボリジニーとのふれあいまで、「たとえ尺が長くなろうとも全部入れたいんや!」と言わんばかりのヴェンダースの溢れる想いが壮大に伝わってくるような作品でした。
ティコを中心とする仲間やアボリジニー達との即興演奏も、グルーヴ感満載で最高でした!
退廃的なSF作品でありつつ、ヴェンダースらしいロードムービー作でもありました。
体力的には疲れましたが、作品は素晴らしいカットが満載で、長くても全然観てられるし映画館で鑑賞することができて良かったです。
ヴィム・ヴェンダースは素晴らしい映画監督ですので、まだ作品を観たことがないという方は他の作品共々ぜひご覧になってみてください!