Eyedress ft. The Marías – Separate Ways
2023.12.12.
Posted on 12.12.23
Posted on 12.12.23
Posted on 12.10.23
Posted on 12.09.23
gap PRESS の最新号は、2024 Spring&Summer MILANO/NY 特集号です。
表紙は、今やトレンドセッターの座を不動のものにした、ラフ・シモンズとミウッチャ・プラダによるPRADAです。
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PRADA
クラフトマンシップに焦点を当て、服を作るという行為に対して敬意を込めたという本コレクション。
スペインの建築家,アントニ・ガウディの言葉に「人間は創造することはできない(創造するのは神のみ)。人間は発見し、その発見から出発する」というのがあります。
僕は、この言葉がとても好きです。
デザイナーのラフ・シモンズは服飾学校を出ておらず、自分でデザイン画をスケッチすることも、もちろん服を作ることもできません。
ですが、カルチャーやアートなど、自身が見たものからインスピーレーションを得て、服作りに応用する才能というのは飛び抜けたものがあります。
ラフの服作りを見ていると、ガウディのその言葉を思い出します。
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GUCCI
低迷していたGUCCIの救世主となったアレッサンドロ・ミケーレがメゾンを去り、新クリエイティヴ・ディレクターにサバト・デ・サルノを迎えてのデビューコレクション。
“GICCI ANCORA”(グッチをもう一度)をコンセプトに、デコラティヴだったミケーレとは対照的なミニマルなコレクション。
ミケーレはGUCCIにとって素晴らしいデザイナーでしたが、サルノのこのコレクションも素晴らしいです。
これを“クワイエット・ラグジュアリー”とかわざわざ言い出すのは、とてもナンセンスなことだと個人的には思います。
GUCCIにミニマリズムを持ち込んだ感覚がお見事でした。
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HELMUT LANG
ミニマルと言えばこちらが元祖。
90年代、ストイックなミニマルデザインで一世を風靡したブランド, ヘルムート・ラング。
2005年にラングがデザイナーを辞任してからは、モードの一線からは離れたポジションにいましたが、今回新進気鋭の若手デザイナー,ピーター・ドゥがクリエイティヴ・ディレクターに就任して心機一転、初コレクションを発表しました。
個人的には、こんなの全然ラングじゃないやんけ、と思ってしまいました。
当時のラングと言えば、ミニマルなデザインの中にグランジ感やアンダーグラウンド性といったものがあって、とてもカッコ良かった記憶があります。
今の時代のコレクションは綺麗過ぎて、ダーティで淀むようなムードだったり, ザラついた質感やツンと鼻をつくようなキツい香りみたいな、どこか野性味を感じるような空気感というものが無くなってしまっていることを少し残念に思う今日この頃です。
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という感じのコレクション雑感でした。
本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!
Posted on 12.09.23
Posted on 12.09.23
Posted on 12.08.23
学生時代から通ってくださっている現在フォトグラファーのお客様が、この度SPURデビューを飾りました。
デビュー作にして一気にSPURの誌面クオリティの最上位につけるような、素晴らしい作品です。
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これなんかシャンタル・アケルマンの『アンナの出会い』を彷彿とさせるような、ミニマルでストイックな様式美です。
彼は、来月号のGINZAでも誌面を担当しているようです。
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彼とは音楽や映画の話をよくしました。
僕が彼にクリクリで退廃的なスパイラルパーマをかけた時、「ジーザス&メリーチェインみたいだ」って喜んでくれたのを昨日のことのように覚えています。
ファッションっていうものは、多くの人が興味を持ち, ブランドやデザイナーに対する知識もそれなりにある方もそこそこはいると思いますが、音楽や映画に対してニッチな知識を持っていてファッション界で活躍しているような人物は、日本でもそんなに多くはいないと思います。
(ヨーロッパとかにはたくさんいると思いますが)
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上に例えでアケルマンの『アンナの出会い』を出しましたが、自分はそこそこオシャレな方だと思っている人でこの作品を観たことがある方はどれくらいいるでしょうか?
おそらくは、アケルマンに興味がある人なら、自分のことをオシャレだなんてそもそも思わない筈です。
もっと自分に対して謙虚な姿勢を持っていると思います。
その対象はアケルマンでなくても、好きな器作家だったり、好きな建築家だったり、そういう“ファッションだけではない”人達にとって様々なものがあると思います。
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彼が東京に行ってから、何年もの歳月が経ちますが、東京ではカットせず、いつも大阪に戻ってきた時にカットしに来てくれます。
「東京にはオシャレな美容室がたくさんあるのに、なぜ?」と思う方も多いかも知れません。
ですが、V:oltaは、東京にもない価値観を美容室として提案しているという自負も、僕にはあります。
もちろん大したものではないんですけど。
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それでも、彼のように、東京でも輝けるような感性を持っている方が、お客様としてV:oltaを選んで通ってくださり、そこで美容師とお客様という関係で趣味の話をしたり、お互いに教養や感性を切磋琢磨し合える環境で働けているということは、自分にとって何よりの財産になっています。
頑張って今のような店づくりをしてきて、本当に良かったと思えます。
日頃より顧客の皆さまには心より感謝いたしております。
まだ出会えていないお客様も、ご興味があればぜひ一度V:oltaへいらしてください!
イム君、メジャー誌デビューおめでとう!
これからの活躍を益々期待しています。
そして、日本のまだまだ世界とは差のあるモード感度を、より世界水準なものに高めてほしいと思っています!
Posted on 12.08.23
Posted on 12.07.23
Posted on 12.07.23
Posted on 12.06.23
いつも当店のブログをご覧いただき、まことにありがとうございます。
現在、ミュージックビデオとストリートスナップの記事をほぼ毎日、もう10年は続けてきたのですが、そろそろ投稿をアップする頻度を下げ、毎日更新をやめたいと思います。
理由としましては、これはだいぶ前から思っていたことでもあるのですが、自分が本当に良いなと思うものが以前よりも少なくなったということです。
ちょっと微妙だなと思うものまで、毎日のノルマみたいに無理矢理アップしなくて良いのではないかと思いました。
僕自身のこだわりが益々めんどくさいものになっているのは間違いないです…
ということで、これからはもっと自由に伸び伸びと更新させていただきます。
一部のお客様からは、僕自身が普段思ったことや考えていることをもっと書いてほしいと言っていただいてるお声もあるので笑
僕もちょっと変わってるところがあるのかも知れないですが、僕のことに興味持ってくださる方は僕以上に変わってると思ってます笑
という感じで、よりパーソナル色の強いブログにしていければと思ってますので、それにご興味のある一部の特殊な方はぜひ今後ともチェックしてください!
どうぞよろしくお願いいたします。
Posted on 12.06.23
Posted on 12.06.23
Posted on 12.06.23
Posted on 12.05.23
Posted on 12.05.23