STREET No.315
2019.03.29.
Posted on 03.29.19
スナップ誌 STREET の最新号が届きました!
長年愛読してきたSTREETがいよいよ存続の危機に立たされていそうです…
今号も当初の予定より発売が大幅に遅れ(印刷会社の繁忙期と重なったとの説明)、次号以降は不定期の発行となるらしいです(当面はこれまで通りの隔月発行の予定との説明)。
この案内を見た時は脳裏にハンター×ハンターの冨樫先生が浮かびました。。
どちらも大好きですが、冨樫先生のサボリ癖と違って、STREETはおそらく何とか続けたいけど現状は厳しいという事情なのでしょう。
STREETのスナップは、被写体を選ぶセンスがいつもピカイチだし、他のどのスナップ雑誌よりもモードです。
僕もインターネットでVOGUEなどの媒体やストリートカメラマンが掲載してくれているスナップをよくチェックしています。
それらはクオリティも高くセンスが良くて、なんと言っても無料で見ることができます。
インターネットやSNSが普及した今、STREETのようなスナップのみで誌面を構成している雑誌は、もはや多くの人にとってわざわざ買わなくてもいい存在になってきているのだと思います。
パソコンやスマホを開けばタダでも見れるストリートスナップに3000円。
僕だって高いと思います。
「カッコイイけど、どうしよかな?」
STREETの歴史を知らずに表紙を見て手に取ったファッション好きの若者にとって、買うか買わないかの取捨選択ラインに3000円はあまりにも高いハードルとなります。
僕は昔からのファンなので、それでも3000円は少し高く感じるけど、買います。
近い将来いづれ訪れそうな最後の号がたとえ5000円だったとしても、ここまで買い続けてきたからクオリティさえ落ちていなければ多分買うと思います。
そう思えるような姿勢を貫いているブランドや媒体の方が近年は苦戦を強いられる時代になってしまいました。
インターネットで調べれば、沢山のスナップが見れると書きましたが、投稿も簡単になった分、参考にすべきではないダサいスナップだってたくさんヒットします。
そういう意味では、STREETはストリートスナップの感度の高いセレクトショップみたいな存在でもあります。
ファッションが大好きで、もっと自分のセンスを磨きたい、という方は、ぜひ3000円握りしめてSTREETを買って、穴が空くほど見まくってください。
それを続けていれば、勝手にセンスは磨かれるしファッションに対するお金の使い方もずっと上手くなると思います。
高いお金出して買った何万もするアイテムで、3000円払ったら返品できると言われたら喜んで返品したいと思うようなアイテムがクローゼットにいくつ眠ってますか?
そういう無駄な買い物が確実に減ると思ったら3000円は決して高くない勉強代だし、もっと安い金額の服でも自身のセンスでオシャレにスタイリング出来るようにもなれるでしょう。
そして、何よりファッションを今以上に好きになることができる雑誌がSTREETだと思います。
また2ヶ月後に、新しいSTREETを見れることを楽しみにしています。