VOGUE ITALIA N.851

2021.09.03.

Posted on 09.03.21

イタリアンヴォーグの最新号が届きました。

 

 

今号は、“The Napoli issue”ということで、デンマーク人のモデル, Mona Tougaardの後ろに、SSCナポリ時代の若き日のディエゴ・マラドーナが映っています。

マラドーナは去年、惜しくも亡くなられましたが、追悼の気持ちが感じられる表紙でもあります。

ご冥福をお祈りいたします。

 

撮影は、ナポリの美しい景色を舞台にしており、素晴らしいポートフォリオが並んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍で海外にもなかなか行けない現在、こういう写真を見ているだけでもその地を旅している気分にもなって、心が晴れるようです。

 

 

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私事ですが、昨日ちょうどエリック・ロメールの『クレールの膝』という映画を自宅で鑑賞したのですが、そのロケ地も“アヌシー湖”(フランス東部)という非常に魅力的な風景を持った避暑地で、映画の中ながらその景色の中での物語を観ているだけでも、良い気分転換になりました。

素晴らしい感性の映画でもあります。

 

ちなみに、監督のエリック・ロメールはアヌシー湖をロケハンで訪れた際に、青い湖と緑色の山からなるその風景から、ポール・ゴーキャンのタヒチの絵画を連想して、撮影監督にゴーキャンの絵画のイメージに色彩を似せるように伝えたらしいです。

「なんてハイソな感性なの?」と思われた方は、ぜひ観てみてください。

髭モジャモジャのアラフォーおじさんが主人公の、まさかの“膝フェチ”映画です。

 

人の感性というのは本当に様々で、『プラダを着た悪魔』みたいな映画をオシャレと思う方の方が絶対数では圧倒的に多いのだと思いますが、もっと繊細でモードに近いところで考え方や感性を磨きたいという方には、日本のヴォーグよりもイタリアンヴォーグ, 『プラダを着た悪魔』よりも『クレールの膝』をオススメしたいです。

 

 

本誌はお店に置いていますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧くださいませ。