プロデューサーのFrits Wentinkと写真家のErik Madigan Heck、そして女優ティルダ・スウィントンによる共同制作のオーディオ・ビジュアル・プロジェクトSafe Passageの美しいサントラをご紹介いたします。

 

レーベル”Will&Ink”と”Bobby Donny”を運営するオランダのプロデューサー,Frits Wentinkが、国際写真センターのインフィニティ賞を受賞し、「The New York Times Magazine」やアメリカのファッション誌でカメラマンを務める写真家,Erik Madigan Heckの作品を音楽的に解釈しようとしたことから始まったという本プロジェクト。

 

そして、プロジェクトの最中、エリックの母親が乳がんの合併症のために入院した後、Covid-19に感染。

母親が安らかに死を迎えられることを目的として制作され、逝去の後に来世へ手向けたサウンドトラックとして本作を完成させました。

ティルダ・スウィントンは、本作品でエリックの詩を朗読する役割で参加しています。

喪失感と希望の気持ちが共存する本作は、閑かで優しく、天上世界から聴こえてくるかのように美しいです。