Posted on 05.18.16

Radioheadの通算9作目となるアルバム『A Moon Shaped Pool』

 

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先日、James Blakeの新作 The Colour in Anythingをご紹介しましたが、このRadioheadの新作も美しく切ないアルバムです。

 

自分にとってレディオヘッドは、OK コンピューターあたりからリアルタイムで聴きだして、そこから学生時代はずっと自分の中でナンバーワンのバンドだったのですが、ここ最近は新作が出ても当時のようには聴きこまなくなっていました。

でも、このアルバムを聴いてると、なんだか久しぶりにレディオヘッドらしいアルバムだなと思いました。

 

OK コンピューターの頃が世界や社会の悪に対して必死に訴えかけ、もがいてたのだとしたら、今作はそんな世の中の在り方を“悟った”かのようなアルバムです。

 

そして、このアルバムのラストには90’s半ばにはすでにライブでも定番だった名曲“True Love Waits”が収録されています。当時よりもより洗練されたバージョンで。

 

現代において発表されるアルバムの『名盤』たるかどうかを判断するのは、90’sの頃よりもはるかに難しい時代になりましたが、自分は少なくともここ最近のレディオヘッドの作品よりも繰り返し聴きたい気持ちになるようなアルバムでした。