L’UOMO N.834

2020.03.03.

Posted on 03.03.20

遅くなりましたが、L’UOMOの2月号のご紹介をさせていただきます!

 

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今号は、『THE  UTOPIA ISSUE』です。

 

現在、日本でもコロナウィルスが人々の生活を脅かしています。

マスクをはじめ、トイレットペーパーやティッシュまでが店頭から無くなるという事態になっていますが、人々の想像力は時としてパニックに繋がります。

こんな時にファッションどころではない、という意見もあると思いますが、逆に世の中が暗い時に人々に勇気や喜びを持たらしてくれるのがファッションや音楽などのカルチャーです。

 

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“ユートピア”は、理想郷。

 

 

人間の想像力は、時に悪い方へも働きますが、未来に希望を見出すことだってできます。

下のポートフォリオには、昔のフィルム写真のようにデジタル表示の日付が一緒にプリントされたような演出がされています。

そして、その日付は、今よりも遥か先の未来を表しています。

 

 

 

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未来においても、人々がファッションや芸術を楽しめるような、平和で余裕のある世の中であってほしいです。

 

本誌はお店に置いてますので、ご興味のある方はぜひご来店時にご覧になってみてください!

STREET No.320

2020.02.28.

Posted on 02.28.20

STREETの最新号が届きました!

 

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今回は、パリのストリートスタイルの1987-1996 アーカイヴです!

 

最新のファッションのトレンドは、70’s初頭のヒッピー文化が終焉を迎えた頃のムードをインスピレーションにしているものが多いように感じますが、いくら世界初のストリートスナップ・カメラマン,青木さんと言えどその時代のアメリカの写真を撮ることは不可能だったでしょうから、そこは仕方がないですね。

 

とは言え、やはりこの時代のヨーロッパのファッションは面白いです!

 

パリやロンドン、そしてここ日本でも、これくらいの時代の方がファッションに貪欲な人が多かったです。

そして、そういう人達の多くは、単なる目立ちたがり屋だった訳ではなく、反逆的な精神を持っている人が多かったように思います。

“才色兼備”という言葉がありますが、ファッションにおける才色兼備とは、ファッションにおける知識や音楽などのカルチャーへの趣向と自身のファッションのスタイリングがビシッとハマっている人達のことを指すと勝手に決めています。

そういう人達は、やはりカッコ良いです。

 

今の時代は、ファッションで着飾っていても、内心モテたいとか周りに良く思われたいというのが一番の理由なんだろうなと思うようなファッションの人達もたくさんいるように思います。

 

もちろん、ファッションは個人の自由だし、モテる為のファッションの存在自体を否定している訳ではないですが、そういう考えでオシャレをする人達が選ぶブランドにバレンシアガやヴァレンティノなどのラグジュアリーブランドだけでなくマルジェラやヨウジ・ヤマモトなどのかつてのデザイナーズブランドも普通に入っている現状がとても悲しくなります。

 

先日、ラフ・シモンズがプラダ入りし、ミウッチャ・プラダと共に共同クリエイティヴ・ディレクターに就任することが発表されましたが、ラフは去年の11月にアントワープで開催されたイベント『ファッション・トーク』で登壇し、このように語りました。

 

「メジャーブランドの場合、誰がデザイナーに就任しようとブランドはその後もずっと続いていく。そうしたブランドの多くではマーケティングや事業の成長率が重視されるが、デザインに加えてそれらの分野も得意だというデザイナーはまれだし、少なくとも私は得意ではない。

若い頃、私はLVMHが多数のメジャーブランドを擁していることや、そうしたブランドにクリエイティブ・ディレクター職があることなど知らなかった。ベルギー生まれの私は、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク、アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、ダーク・ヴァン・セーヌ(Dirk Van Saene)、 そしてマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が自分のブランドを立ち上げて自由に制作するさまを目の当たりにしてきたし、彼らのようになりたいと思っていた。ドリスとウォルターが同じビルにアトリエを構え、それぞれ全く違う作風でありながらも、デザイナー同士としてコミュニケーションを取っていたことを覚えている。当時はそうしたコミュニティーがあって、あれはとてもいいものだったと思う。私は今でも、自分のブランドのスタッフをファミリーだと思っている」

 

ラフ・シモンズは2016年,アメリカのブランド,カルバン・クラインのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任しましたが、親会社であるPVHコープ(PVH CORP)との対立が原因で、18年12月に短期間でその役職を辞任しています。

ラフが手掛けたカルバン・クラインはクリエイティヴ面では本当に素晴らしかったですが、今のケリングのようにデザイナーの入れ替えによってビジネスを拡大させることに関しては経営陣が満足いくほどの成果は上げられませんでした。

 

「もっとマス向けにヒットするアイテムを作って欲しい」という圧力が経営陣からラフに向けて送られていたことは想像に難しくありません。

 

そして、ラフのような純粋な服好きが沢山存在していたのが、この時代でした。

 

 

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今、ラフ・シモンズやドリス・ヴァン・ノッテン, リック・オウエンス, ハイダー・アッカーマンというような一部のデザイナーズブランドが、変わりゆくモードビジネスの中で、あまり資本主義の干渉を受けずに自身の服作りを追求できてるのは、巨大資本から距離を置いており、そこに共感してくれる長年のファンが存在するからに他ならないです。

 

自分もそういうブランドを支持してきましたし、その姿勢はおそらくこれからも変わらないと思います。

そして、V:oltaをオープンさせてからも、美容室においてそれらのデザイナーズブランドのようなサロンでありたいと考えて今まで続けてきました。

 

移転前のサロンでは、途中から連日溢れんばかりの(新規の方も多く含む)お客様にご来店いただきましたが、その中で「本当にここを必要としてくださってるお客様にとって、その現状は良いことなのか?」と日々自問自答していました。

移転を決めた時、内装にもこの規模では信じられないくらいのお金をかけて、より世界観を強く出してもらいました。

そのことで敷居が高く感じられる部分もあり、新規のお客様の総数はかなり絞られましたが、ご紹介で来てくださる方が増えましたし、移転前よりもお客様とお店との絆は深まったように思います。

 

僕自身の仕事の質も、本当の意味で磨かれ出したのは、移転してからじゃないかと最近では感じています。

よりデザインを追求できる今の方が、仕事してても楽しいです。

そして、その間も今も、そこにV:oltaを支えてくださるお客様が常に存在していました。

 

資本主義の恐いところは、ビジネス面での成功をしても、また更に次のより大きな成功を目指し続けるという、人間の果てしない欲望そのものです。

もちろん、お金は多い方が良い暮らしはできますが、それが全てではありません。

 

自分とラフでは、天と地以上に差がありますが、仕事に対する考え方にも共感するところが多いので、美容室として、美容師として、本当に大切な部分は変えないで、これからも長く通ってくださっている今のお客様を失望させることがないよう、日々精進して参ります。

 

V:oltaを支えてくださってるお客様をはじめ関係者の方々には、日頃より本当に感謝しております!

 

本の紹介のつもりが自店のアピール活動みたいになってしまってスミマセン。

本誌はお店に置いてますので、ぜひご覧ください!

VOGUE ITALIA N.834

2020.02.21.

Posted on 02.21.20

イタリアンヴォーグの最新号が届きました!

 

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今月は本誌に加えて、L’Uomoと変な新聞が付いてました!

 

 

“変な”と書きましたが、英字で翻訳しながら読むのが大変そうながら、内容はイタリアのファッションにおける歴史など結構面白そうなので、また時間があり且つ心・技・体が整ってる時にでも読んでみようと思います。

 

L’Uomoはいつでも歓迎です。

 

それでは、本誌をご紹介します。

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2020年の幕開けを飾る先月号では、表紙にイラストを使用するという大胆不敵な試みがとても面白かったですが、今号も引き続き何か訴えたいことがあるらしく、モデルが何か持っとります。

 

「PROTECT VENICE」とあります。

 

これは何かというと、ヴェネツィアを洪水から守る為の募金のキャンペーンの意味があります。

こういうことをモードなファッション誌の表紙でするというのも、今の社会を表していると思います。

 

 

僕はヴェネチアにはまだ行ったことがないですが、確かにあの美しい水の都が洪水によって失われるのは哀しいです。

そして、そこには人や動物も存在します。

本来は、そういった人間を含めた生き物を守ることを第一に考えるべきだと思いますが、そこが「美しい水の都」だからこういう表紙やキャンペーンも絵になるのでしょう。

 

 

日本でも東日本大震災では、地震よりも津波の水害で亡くなった方のほうが多く存在しました。

災害の前から福島原発の防波堤など、地震や津波対策としての現状が不十分だという議題は国会でも声が挙がっていましたが、実際にその補強がされることはありませんでした。

だからと言って、有識者の代表が「福島原発を守ろう」と募金キャンペーンを行ってもほとんどお金が集まらなかったと思いますし、国民も「それは政府や国の仕事」だと考えてる人がほとんどでしょう。

 

これが沖縄のサンゴなら、もう少し寄付しようと思う人が出てくるかも知れません。

殺処分される犬や猫の為の募金ならもっと寄付しようと考える人が多くなるのではないでしょうか?

 

 

イタリアも現在、国の財政においては厳しい状況です。

一部の先進国では、これから先、どうしても国の予算だけでは全てを賄うのが困難な状況になっていきます。

日本の場合は、その中でも更に状況が深刻です。

 

このイタリアンヴォーグの今号の試みのように、共感してもらえて実際にお金を出してくれる人が多くいそうなところは募金などを募る形で賄い(募るが募集はしない by シンゾウ)、税金はどうしても国の力じゃないと難しいところだけに投入するようなことができるようになれば、将来の財政への少しばかりの緩衝材になり得るかも知れません。

今のふるさと納税のように、所得税などの国税の納税額の一部の使途も国民一人ひとりが選択できるようにするという政策ができれば(もちろん返礼品とかは無しで)、今の政治家だけに決定権がある現状よりは遥かに国民の為になる税金の使い方ができるんじゃないかとも思います。

 

 

眠たくなる話はこれくらいにして、中身も少しご紹介します。

 

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この圧倒的なポートフォリオ群を見せられるだけでも、ヴェネツィアに寄付しようかという気にさせらそうになるから、イタリアンヴォーグは素晴らしいです。

 

本誌はお店に置いてますので、ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!

 

VOGUE ITALIA N.833

2020.01.18.

Posted on 01.18.20

イタリアンヴォーグの最新号が届きました!

 

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2020年もイタリアンヴォーグはメチャメチャ攻めてます!

 

この表紙をご覧の通り、表紙にはモデルの姿はなくイラストが使われています。

 

創刊56年目を迎えるVOGUEにおいてこのような初の試みが行われた背景には、表紙の写真撮影にかかる『環境への負担』を訴える為でした。

Vogue Italia編集長のエマニュエレ・ファルネティは、先日、2019年9月号を完成させる為にかかった「人的資源」「天然資源」を明らかにしました。

彼のコメントによると、150人の関係者がかかわり、飛行機20便、電車20本以上、60件以上の国際宅配便を利用した。現場の照明は少なくとも10時間以上連続で点灯し、ガソリンを燃料とした発電機もあったほか、40台の車がスタンバイしていた。さらに、ケータリングサービスから出るプラスチックゴミに、カメラの充電のための電力……挙げればきりがない。

ということでした。

2019年12月、25ヵ国のヴォーグ各編集長は共同声明で、「次世代のために自然環境を守ること」を約束しました。

 

言ってることは、大変前向きで素晴らしいですが、ファッションの世界は人々の生活に彩りや幸せを届けてきた代償として、実際かなりの“資源の無駄使い”もしてきたと思います。

ファストファッションなどの低価格ブランドでは「低賃金重労働による人的負担」や「環境に配慮しない素材選び」「在庫の大量廃棄」などが大きな問題点で、ハイファッションはエマニュエレ・ファルネティのコメントの内容を見てもわかるように、全てにおいて「贅沢な使い方」が常套手段です。

例えば世界を代表するようなラグジュアリー・ブランドでは、デニム1アイテムを作る過程において、最初のデニム生地から生産過程を踏んで、最終的に店頭に並ぶことができるのは、使用された全ての生地のうち20~30%くらいです。請け負った工場が納品した完成形の中からも「クオリティに見合う出来ではない」ものは厳選され、全て返品されます。工場にはそれでも十分な報酬が支払われますが、当然依頼を受けて完成させたものの2次的使用は禁止されていますので、それらの返品商品は廃棄せざるを得ません。十分使えるのに、です。

 

ハイファッションとは、いくら綺麗ごとを並べても、元々そういうものなんだと思います。

そういった背徳的な過程を踏んで完成された洋服だからこそ、そこに他にはない感動や高揚感を憶えるほどの芸術的な洋服が作られるのも事実です。

 

ファストファッションやファッションビルに入ってるようなブランドにもまた違った問題はあるし、ファッションにおいて最も環境に優しいのは、洋服のアイテム数を限りなく絞って着回しながら少しでも長く使い続けることです。

それは、ファッションに興味のない人がする行動に近く、ファッションが好きな人ほど、環境対策とはどうしても矛盾してくることが多くなってきます。

自分も含めて、ファッションに関心が高い人たちは、少なくともそのことを理解しておく必要はあると思います。

 

エマニュエレ・ファルネティによる今回の本誌の試みも、きっとそういう思いが込められているのではないかと思います。

 

長くなってしまいましたが、本誌の中身も少しご紹介いたします。

誌面にも8人のイラストレーターやアーティストが手掛けたイラストがズラリと並んでいます。

 

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3枚目のイラストは、「ファイナル・ファンタジー」を手掛けたことでも知られる日本人イラストレーターの天野喜孝さんの作品です。

 

自分がVogue Italiaを購読しているのは、数あるモード誌の中で一番撮影された写真のクオリティが高いと感じるからです。

そのVogue Italiaが率先してこういう斬新な試みをするところが、やはり素晴らしいなと思います。

 

自分たちも、普段の生活の中でサスティナビリティな選択を実践できるところから意識して、少しずつでも行動に移していくようにしましょう!

 

本誌はお店に置いてますので、ご興味のある方はご来店時にぜひご覧ください。

 

VOGUE ITALIA N.832

2019.12.20.

Posted on 12.20.19

イタリアンヴォーグの最新号が届きました!

 

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表紙はN.Y.出身のモデルRebecca Leigh Longendykeです。

彼女の個性は「そばかす」

高校生の頃にモデルとしての活動を始めながらも、生物医学工学の学位を取得している才色兼備なモデルです。

 

フォトグラファーは、Mert and Marcus。

ファッションフォトグラファーである彼らが撮影の際、最も大切にしているのはモデル自身のルックスで、撮影において大半の時間をヘアメイク室で費やすほど、モデルのヘアメイクにこだわっています。

かと言って、ヘアメイクコンテストとかでよく見かけるような奇想天外な作品を作るのではなく、この表紙のようにあくまでモデル自身の個性を活かした世界観を作り上げるのがとても上手で、素晴らしいフォトグラファーだなと思います。

 

服を作るのも実際はデザイナーではなくクチュリエ、撮影のヘアメイクもこういう場合は主にヘアメイクアップアーティストが行いますが、モードの世界ではそれらの職人による高い技術に支えられながらも、特異性のあるディレクションの感性を持った者の方がより希少性が高く、業界でも特に重宝されます。

カメラマンには、撮影の技術はもちろんのこと、そういった感性にも優れた人物が多いように思います。

そんなことを考えながら作品を見ると、より一層興味深く写ります。

 

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他では、この作品の撮り方が面白かったです。

 

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ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!

 

STREET No.319

2019.12.19.

Posted on 12.19.19

STREETの最新号は、Paris Fashion Week 特集です!

 

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この前の2冊が、コリア・ファッションウィークのストリートスナップと80’s~90’sのロンドンのストリートスナップだったので、久々に真打登場という感じで嬉しいです。

 

パリコレでは、ビッグトレンドを生み出したストリートは台風一過という感じで天気が変わったようにコレクションも変わってきましたが、街ではまだストリートも残り火があるようです。

その服がトレンドの真っ只中にいる時は「欲しい」と思って買ったものでも、トレンドが過ぎ去ると「もういらない」と思うものもあると思います。逆にそのトレンドが過ぎ去っても「ずっと大切にしたい」と思えるものこそ本来の『モード』という本質に近いものなのだと思います。

 

日本では、最近のマルジェラのタビブーツのように、モードでも流行るアイテムはとことん流行るという傾向にあります。

高価な値段を出して買うからこそ失敗したくない気持ちや、皆に気付いて欲しいという気持ちもあるのだと思いますが、本当にオシャレな人はまだ誰も気付いてないような高価なものにこそ投資の価値を見出しています。

海外のスナップでは、一見ありがちなスタイリングに見えても、少しの工夫や組み合わせ方で、絶対的なバランスの違いを見出しています。

日本はまだまだそういう感覚の人が絶対的に少なく、むしろ若年層を中心に減ってきてるようにも思うので、必死にタピオカ店巡りしてインスタ上げてるような人たちは、早く催眠から目を覚まして、自分の思うままにファッションもヘアスタイルも楽しんでほしいです。

STREETを見れば、世界基準のオシャレがどういうものかというのが、多種多様あらゆるテイストで掲載されています。

 

V:oltaは、そういう世界基準のファッションを好むような、限られた層の人達の受け皿となるようなヘアサロンであれるように頑張っています。

 

 

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本誌はお店に置いてますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧ください!

Posted on 12.04.19

gap PRESSの最新号はパリとロンドンの特集号です!

 

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表紙は、ROKH(ロック) という韓国人デザイナーのブランドのコレクションが掲載されています。

デザイナーであるRok Hwagn(ロック・ファン)は、CELINEで経験を積んだ経歴があります。

 

日本でもsacaiをはじめbeautiful people, Mame Kurogouchiなど、パリコレに拠点を移して活躍している日本人デザイナーもいますが、日本からもこのROKHのように世界的なラグジュアリー・メゾン出身のデザイナーでパリコレで活躍するような人が出てきてほしいです。

 

では、掲載されているコレクションの一部をご紹介させていただきます。

 

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VALENTINO

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巷の女子達には、バレンティノよりもクリスチャン・ディオールの方が魅力的に写ってる方が多いかと思いますが、同じ「クラシック」でもマリア・グラツィア・キウリの“遊び心をくすぐる”ようなクリエイションよりも、ピエールパオロ・ピッチョーリのオートクチュール向きの“厳格な”クリエイションの方が個人的には好きです。

メンズで変な『VLTN』のロゴを使うようなクリエイションをするのは心底やめてほしいですが、ピエールパオロが本気を出せばバレンシアガ時代のニコラ・ジェスキエールくらい素晴らしいクリエイションができると信じています。

ストリートブームや「インスタ映え」させるようなクリエイションのトレンドが落ち着いてきた今からの時代において、ピエールパオロには更なる高みに昇っていってほしいです。

 

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DRIES VAN NOTTEN

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今シーズンのドリスは、フランス人デザイナー,クリスチャン・ラクロアに声をかけ、協業で素晴らしいコレクションを完成させました。

ラクロアは80年代のオートクチュールで輝きを放った素晴らしいデザイナーでしたが、その才能はビジネスとしては大成しませんでした。

そのラクロアの感性が今にマッチすると感じて声をかけたドリスはさすがですし、そのラクロアの感性を活かせるような数少なそうなメゾンのひとつがドリス・ヴァン・ノッテンだったと思います。

僕が気品溢れるマダムだったなら、このコレクションから何か絶対にひとつは手にしておきたいと思うようなコレクションでした。

 

 

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BALENCIAGA

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自身の才能が何もストリートに固執したのもではないことを、最近のデムナ・ヴァザリアはバレンシアガのコレクションにおいて証明しています。

デムナは、自身の立ち上げたブランド,VETEMENTSのデザイナーを離れたことが先日発表されていましたが、デムナ自身もバレンシアガというブランドにおいて、これまでのストリート寄りアプローチからメゾンのコードを進化させていくような服作りをするにあたって全力を注いていきたいという意思の現れだと思いますし、この先もこれまでのようなトレンドセッターのポジションを維持し続けていくことは決して簡単ではないと感じているのだとも思います。

 

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Chloé

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バレンシアガ時代、確固たる評価を得ていたニコラ・ジェスキエールのもとで彼を支えていたのが、現Chloéのデザイナーであるナターシャ・ラムゼイ・レヴィです。

最近、ルイ・ヴィトンにおいて、ナターシャが手元を離れたニコラ・ジェスキエールが評価を落としているのは、やはり彼女の存在というのも大きかったのでしょう。

 

ナターシャがクロエのデザイナーに就任して2年。

派手さはないですし注目度も低いですが、少しずつですが着実に自身のデザイナーとしてのクオリティを上げてきているように思います。

クロエはこれまで、ステラ・マッカートニー, フィービー・ファイロ, クレア・ワイト・ケラーなど、優秀な女性デザイナーが多く世に出てきたメゾンです。

ナターシャもさらに経験を積んで、それらの先人たちと肩を並べるようなデザイナーに成長してほしいです。

 

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SAINT LAURENT

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現在のモード界において3本の指に入るくらいのカリスマ性を持つデザイナー, エディ・スリマン(現CELINEクリエイティヴ・ディレクター)がメゾンを離れることになった時、経営陣がアンソニー・ヴァカレロを後任に選んだ判断は概ね間違ってなかったように思います。

他のメゾンが、デザイナー交代の度にクリエイション面において大きな方向転換の舵をとる中、サンローランはエディ・イズムを継承させながらもイヴ・サンローランらしいエレガンスさも兼ね揃えたアンソニーにブランドの舵取りを託しました。

世界中に熱狂的なファンを持つエディを失ったブランドは、特にメンズにおいて大きな顧客離れがありましたが、それでもアンソニーの評価が特にフランスにおいて高いのは、純粋にコレクションのクオリティが高いからだと思います。

テーラードなどの技術に優れたメゾンの強みもしっかりと生かした服作りをしているのも好感が持てます。

 

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最後にロンドン・コレクションから、BURBERRYをご紹介いたします。

 

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GIVENCHYでの活躍で、一躍トップデザイナーの一人に躍り出たリカルド・ティッシ率いるBURBERRYも、ようやく板についてきた感じがします。

ジバンシィとバーバリーではブランドの世界観が全く異なることもあり、ジバンシィの時に比べるとまだまだリカルドらしさが薄いような気もしますが、リカルド自身も徐々にバーバリーの水に馴染んできたのかも知れません。

バーバリーとリカルドとの調和が徐々にとれてきて、コレクションが洗練されてきたように感じます。

今、ルイ・ヴィトンのメンズデザイナーにヴァージル・アブローが就任しているように、近年ではラッパーなど本来ストリートファッションを好むような黒人でもモードなファッションに憧れ抱く人達も増えましたが、そのきっかけを作った人物こそこのリカルド・ティッシだと思います。

もともと黒人カルチャーとも距離が近かったリカルドがジバンシィ時代に発表した「ロットワイラー」コレクションは、カニエ・ウエストの目に留まり、ジバンシィを着たカニエに憧れを抱いた世界中の若者達がモードに興味を持ちました。

そこから10年足らずの間に、ヒップホップがパリのモード界のトップにまで昇り詰めるのだから、その影響力たるや物凄いです。

 

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今回もまだまだ紹介したいブランドもたくさんありますが、長くなったのでこのへんで終わりにさせていただきたいと思います。

 

本誌はお店に置いてますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧ください!

L’UOMO N.831

2019.12.01.

Posted on 12.01.19

今回は、イタリアンヴォーグと共に届いたメンズ版VOGUE、L’UOMOのご紹介です!

 

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表紙のモデルは、映画『君の名前で僕を読んで』で一躍有名になったNY出身の俳優Timothée Chalamet(ティモシー・シャラメ)です。

 

僕はこの映画は気になりつつもまだ観れていません。

ルカ・グァダニーノ監督は、リメイク版『サスペリア』がとても好きだったので、この映画も近いうちに観ようとずっと思ってるのですが、僕は美容師という比較的拘束時間も長く休みも少ない仕事をしながらもアマゾン・プライム,Netflix,そしてU-NEXTと3つのストリーミングサービスに同時に加入していて、その次に観たいリストに登録されている映画の数たるや50作品を超えていて、『君の名前で僕を読んで』は現在そのリストの暫定20位くらいに位置しているので、なかなか順番が回って来ないのです。

ちなみに直近では、『悲しみに、こんにちは』という映画を観ました。

こちらは監督(この作品を撮るためだけに映画監督になった)の幼い頃の実話を元にした作品で、とても素晴らしかったです。

 

少し話が逸れましたが、本誌のご紹介に戻ります。

 

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まずは、ティモシーのポートフォリオから。

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これカレンダー化したら、オシャレ女子達はこぞって買うでしょ!

 

メンズでこんなブリっ子して許されるのは、日本ではオザケンとジャルジャルの後藤くらいです。

スタイリングも洒落てますね。

 

 

他の特集も少しご紹介します。

 

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ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。

VOGUE ITALIA N.831

2019.11.29.

Posted on 11.29.19

イタリアンヴォーグの最新号が届きました!

 

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今号は、ヴォーグ本誌に加え、アクセサリー別冊とメンズ版のL’UOMOまであります!

L’UOMOの中身は別にご紹介させていただこうと思います。

 

ということで、VOGUE本誌のご紹介です!

 

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何やらメッセージ性の強そうな表紙です。

 

表紙に“We still don’t need no thought control”とあります。

 

一大旋風を巻き起こしたストリートブームがモード界で終息を迎えた今、次のトレンドとなっているのがあろうことかサステナビリティです。

ストリートブームの主役の一人だったルイ・ヴィトンのメンズのクリエイティヴ・ディレクターに就任したヴァージル・アブローは自身が手掛けた最初のルイ・ヴィトンでのコレクションにおいて「ダイバーシティ」をテーマに掲げ、様々な国の様々な人種をモデルに起用してランウェイを歩かせました。

レインボーフラッグに彩られた鮮やかなコレクションは、人種や性的少数者に対する平等性を訴えかけたメッセージ性の強いものでした。

 

そこからさらに時代は進み、今のファッション界では地球環境に配慮した服づくりというのが大きなテーマとなっています。

大変素晴らしいことだと思います。が、一方でモード界のトップであるパリやミラノ、ロンドン、NY、そして東コレでも、人々の心を魅了することができるような力のあるデザイナーにはもっと思うままに創造性に溢れた服づくりをしてほしいなという思いもあります。

 

世界の企業や団体、個人がサステナビリティの精神を大切にして、それを日々実践していくというのはとても素晴らしいことだと思います。

ですが、個人的には、世界中から集められた一握りの特別な才能を持ったトップデザイナーの人達がこぞってサステナブルを意識し過ぎなくでも良いのではないかとも思っています。

今のモード界は、悪い意味で協調性があり過ぎている気がするので、もっとそれぞれに自身の個性を出してほしいです。

 

このイタリアンヴォーグの表紙に書かれている言葉も、それと同じようなニュアンスで使われているのであれば、少し嬉しいです。

 

中の特集も少しご紹介いたします。

 

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あえて色褪せた風合いに仕上げられた写真が、ノスタルジックで良い感じです。

 

 

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このヴェイパーウェイヴ感が少し入ってるコラージュも面白いです。

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あと、この柄を合わせたスタイリングもとても面白かったです。

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今、街中でも色味を抑えたシンプルなコーディネートが主流なのは、誰でも簡単に真似しやすいというところもあると思います。
こういう風に柄と柄とを合わせてオシャレにスタイリングするのは難易度が高く、なかなかセンスを問われるところではありますが、その分こういう風に上手にスタイリングできるととても華やかになります。

ご自身のスタイリングの際には、ぜひ参考にしてみてください。

 

本誌はお店に置いてますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧ください!

 

Posted on 11.24.19

gap PRESSの最新号が届きました!

 

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gapは、今回のメンズのS/Sコレクションの発売は見送ってたので、これがポストに届いた時はじんわり嬉しい気持ちになりました。

今はネットやアプリで世界中のコレクション写真も手軽に見れる時代ですが、gapが無くなるとマジでショックです。

毎号買うので、是非頑張ってください!ファッション好きでお金に多少の余裕がある人もぜひ買いましょう!

 

中身と合わせて今のファッション事情も少しご紹介させていただこうと思いますが、今回はニューヨークは置いといて今勢いのあるブランドが多いミラノをご紹介いたします。

 

5年くらい前のミラノでは「動脈硬化」と揶揄されるくらい、トレンドを産み出し続けているパリコレとは対照的にあまりフレッシュな話題を発信できていませんでした。

 

そんなミラノに突如現れ、ミラノコレクションの救世主となったのが、GUCCIのデザインチームからのしあがった現GUCCIのデザイナーであるアレッサンドロ・ミケーレです。

ミケーレによるGUCCIの革新的な改革により、世界中のカッティングエッジなセレクトショップのバイヤーがミラノに戻ってきて、ミラノの他のブランドもGUCCIに続けとデザイナーの一新を行ったり、今までのブランドの歴史からすれば大胆なくらいトレンドを取り入れたりと一気に活性化しました。

ただ、それも良し悪しで、ファッションの最高峰である華やかなトレンドを生み出すパリコレと違って、ミラノコレクションはどんな時でもトレンドに流されすぎていない少し落ち着いた伝統的な大人のファッションを時代に合わせて進化させていて、自分なんかはその時代の影響を受け過ぎない伝統を大切にしているところに魅力を感じていたのですが、最近はパリとミラノの境目が曖昧になってきている感じがして、ちょっと寂しい気持ちもあります。

 

そんな僕のちょっとおセンチな気持ちとは裏腹に、盛り上がりをみせているミラノコレクションの近況をご紹介いたします。

 

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GUCCI

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まずは、ミラノの現竜王, GUCCI。

今までのミケーレの天真爛漫なコレクションからすると、だいぶと大人しめなコレクションを発表しました。

今までがカプチーノの中に角砂糖8個くらい入ってるような感じだとすれば、これはミケーレでいうところのカロリーオフ。

洗練された大人のミケーレ節もとても素晴らしいです。

 

 

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Prada

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ミウッチャ・プラダは、長年屋台骨のような存在でミラノコレクションを支えています。

今のGUCCIのように流行によりブランド毎にも人気の波がありますが、プラダはその波をあまり立てずにトップに近い位置をずっとキープし続けています。

ミラノコレクションがパリコレ化していく中でも、元々のミラノらしい大人のエレガンススタイルを守り続けている姿勢も素晴らしいと思います。

 

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Bottega Veneta

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Bottega Venetaも長年、トーマス・マイヤーの素晴らしいクリエイションによって、 ミラノらしい大人のエレガンススタイルを追求してきたブランドでした。

そのトーマス・マイヤーの退任により、Bottega Venetaの経営陣はフィービー・ファイロ時代のCELINE出身の若手デザイナー,ダニエル・リーに白羽の矢を立てました。

ファッション好きの間で「フィービー・ロス」に嘆く人達も多い中、Bottega VenetaとしてもGUCCIなどのブランドのように若手デザイナーの起用によりブランドの若返りを目指す中で 、ファッション上級者にも絶大な人気があったフィービーの流れを汲むダニエルは、経営陣からしてもタイミング的にも投資に値する存在だったのでしょう。

Bottega Venetaは、もともと職人技の光る素晴らしいメゾンを持っていますが、その卓越した物作りの精神とダニエルのフィービー仕込みの革新的なクリエイションが上手く交われば、近い将来、更なるトレンドの波が訪れていても何ら不思議ではありません。

 

 

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Jil Sander

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こちらも数年前から、ルーシー&ルークのメイヤー夫妻のデザイナー起用によって、新たな客層を拡大してきました。

フィービー・ロスな人達の一番の退避先となっていたのも今のJil Sanderです。

もともとミニマルでパターン技術も卓越したJil Sanderのメゾンにおいて、Louis VuittonやDiorなどのラグジュアリーメゾンで経験を積んだルーシーと、シュプリームの元ヘッドデザイナーだったストリート路線のルーク・メイヤーによって、新たなクリエイションの幅がもたらされ、ミニマル,エレガンス,カジュアルのバランスが見事に調和されました。

この3つのバランス感覚を高い次元で一人で担っていたのがCELINEのデザイナーだったフィービー・ファイロですが、今のJil Sanderには時代の後押しという風も吹いていると思います。

 

 

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あともうひとつだけ、個人的に今シーズン面白いなと思ったブランドをご紹介。

Antonio Marras

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かつては、ケンゾーのクリエイティヴ・ディレクターも手掛けたこともあるデザイナーです。

東洋にインスピレーションを得たコレクションで、個人的に折衷主義のクリエイションを見るのが好きというのもあるのですが、バランス感覚が同じ折衷主義でもドリス・ヴァン・ノッテンやサカイ(こちらは阿部さんが日本人だから海外では折衷主義に映っているのだと思いますが)とかとはまた違ってて面白いです。

一歩間違えたら東コレの原宿カルチャー満載ブランドになりそうなくらい大胆なクリエイションながら、コンテンポラリーとエレガンスのバランスがギリギリの位置で保たれています。

オシャレ感度の高い人は、ワンアイテム取り入れてみても面白いと思います。

 

 

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ご紹介したいブランドは他にもありますが、長くなってしまいましたので今回はこのくらいにしておきます。

またパリコレ号が届きましたら、いくつかご紹介させていただきます。

 

gapはお店に置いてますので、待ち時間などにぜひご覧くださいませ!

 

Posted on 11.20.19

旅雑誌TRANSIT2冊同時発売写真集で、先日ご紹介した“THE LANDSCAPE”に続きもう片方、“THE PORTRAITS”もご紹介いたします。

 

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こちらも素晴らしい写真集です。

世界には多種多様な人種や民族がいて、その魅力も様々です。

 

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最後の右の女性は、一瞬、上沼恵美子さんがいると錯覚しましたが、どうやら別人っぽいです。

 

被写体になってる人達も、どの人も素敵ですね。

生き方が現れているように思います。

 

 

こちらもお店に置いてますので、待ち時間などにぜひご覧ください!

Posted on 11.17.19

硬派な旅雑誌TRANSITより、初となる写真集が各200ページのボリュームで2巻同時発売されました!

 

今回はその内の1冊、THE LANDSCAPESをご紹介いたします。

 

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本書は、2008年の第1号から2019年までに発刊された全44号分の旅の軌跡を辿る写真集の〈ランドスケープ篇〉となっております。

 

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TRANSITの写真は、どこか味わい深い感じがして癒されます。

 

ご興味のある方は、待ち時間等にぜひご覧ください!

きっと美容室にいながらも旅に出かけたような気分も少し味わえると思います!

 

Posted on 11.14.19

ストリートウェアとファッションの関連性を示した書籍『This is not Fashion: STREETWEAR』

 

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今、ファッションとなり得ているアイテムには、ファッションの最高峰であるモードから生み出されたものもあれば、音楽のスタイルやスケートといったストリートから生まれたカルチャーから派生しているものもたくさんあります。

 

この書籍には、そういった現在一般的に着られているアイテムやスタイルのルーツがわかりやすく紹介されています。

制服や作業着など、元々はファッションとしてではなく職業による機能性を重視されて作られたものもたくさんあります。

 

モードに詳しくなくても、ファッション好きならオススメの一冊となっております。

お店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧ください!

 

 

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VOGUE ITALIA N.830

2019.10.31.

Posted on 10.31.19

イタリアンヴォーグの最新号が届きました!

 

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今号は、秋冬のアクセサリー別冊と共に、今年9月3日に亡くなったドイツ生まれの写真家ピーター・リンドバーグに捧ぐスペシャル・ブクレットが付いてました!

 

ピーター・リンドバーグは、美しいモノクロ作品が印象的でした。

 

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これらの写真ひとつひとつを撮影するに当たって、たくさんの手間と時間をかけられてたのだと思います。

現代はSNSの台頭により、こだわりよりも手数やスピード,わかりやすさが求められる時代で、こういった時間をかけて綿密に考え込まれたような普遍的な作品はどんどん少なくなってきています。

しかし、人々に感動を与え、心に残るようなものは、こういった作品です。

素晴らしい作品を残してくれたピーター・リンドバーグさんに、心からのご冥福をお祈りいたします。

 

 

本誌の作品も少しご紹介させていただきます。

 

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イタリアン・ヴォーグは、今の時代においても素晴らしい作品を生み出し続けています。

僕も陰ながら応援しています。

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!

STREET N.318

2019.10.16.

Posted on 10.16.19

STREETの最新号は、80’s~90’sのロンドン・ストリート・スタイルのアーカイヴ集です!

 

STREET

 

 

 

今号は、当時のネガを焼きまわして載せてるるのではなく、プリントした写真をスキャナーを使って新たに起こしたり、新しい試みをしてるみたいです。

 

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写真の質感がとても面白いです。

ただでさえ古い時代の被写体なのに加えて、スキャナーの効果で更にシアトリカルなムードに仕上がっています。

 

この頃のロンドンは音楽も凄いバンドやジャンルが次々と出てきてて、ファッションもそれに感化されるように皆それぞれが好き勝手エッジの効いた服装をしていて、本当に面白い時代だったと思います。

この前、4000円くらいするジョイ・ディヴィジョン(70年後期に活躍したイギリスのポストパンクバンド。Vo.イアン・カーティスの死後、残されたメンバーはニュー・オーダーとして活動する)の本を買って読んだのですが、この頃のロンドンが一番尖ってたのではなくて、(新しい音楽シーンが続々と誕生してた)マンチェスターで流行ったことを次の日にロンドンが真似していたらしいです。

イギリスにはマンチェスターを始め地方それぞれに異なった伝統やカルチャーがあって、それらのカッコイイところの上澄みがロンドンに集結して新たなトレンドとなるのですね。

 

この時代のイギリスに行ってみたかったです。

 

本はお店に置いてますので、待ち時間などにぜひご覧ください!