Numéro n°188
2017.11.26.
Posted on 11.26.17
Numéro parisの最新号が届きました!
テーマは『Sauvage』
「野生」という意味ですね。
ちなみに、日本で昔流行った「ソバージュ」という髪型も、最初はフランスで流行した髪型で日本に入ってきた時にこのフランス語の名前がついています。
先日、ケリンググループの筆頭ブランドであるGUCCIが今後リアルファーを使わないということを表明しましたが、今、ファッション界でもセクハラやジェンダーなどの性関連の問題とともに、今回のファー使用禁止といった動物愛護問題などに積極的に取り組むブランドが増えてきました。
そういうことを今まで儲けてナンボでやってきたラグジュアリーブランドがやっても「良いことやってます」という企業のコンプライアンスアピールに写るところもあるので多少冷めた目で見てしまう部分もあるのですが、しかしファッション界のトップにいるブランドがこういった今世界中の人々の間で反対の声が上がってるものごとに対して肯定的な行動をとるということは、たとえ腹の底には別の思惑があったとしても良いことだと思います。
しかし、そんな情勢の中で表紙にドンッと毛皮のコートを持ってくるNuméro parisの心意気もとても格好良いです。
そして、これだけ技術開発が進んでフェイクファーでも見た目の遜色が全くないところまで出せるようになった現代でも、やはりリアルファーには本物の持つ圧倒的な差というのが未だにあると思います。
ちょっと話が逸れますが、僕は“最高級のリアルファー”を使っておきながら「これはリアルファーではない」と当たり前のように嘘の主張をするような今の日本の体制が心底嫌いです。
(そんなバカなことがあるかと思った方は、国会中継を観てみてください。与党は難しい言葉ばかり使って国民に関心を持たれないように分かりにくく答弁して、野党は国民に伝わりやすくわかりやすい言葉でときに無茶苦茶なことを言ってます。このままでは日本は将来脳内にお花畑を作って幸せに暮らしていくか方法はないかも知れません。)
そんなしょーもないことは置いといて、素晴らしいポートフォリオをご紹介します。
どれも美しいです。
ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください。