去年、日本でも公開された映画「イヴ・サンローラン」の中で観た、“モードの帝王”イヴ・サンローランとピエール・ベルジェの部屋の内装やインテリアが素晴らしかったので、彼らの部屋にフォーカスした写真集を取り寄せました!

こちらの写真集は、その名の通りイヴ・サンローランとピエール・ベルジェ、2人の集めた美術コレクションを掲載した写真集。

もちろん映画『イヴ・サンローラン』も素晴らしい内容で、これについてもいずれ書こうと思ってるのですが、今回は先に写真集のご紹介を!

感性抜群の2人は優れた美術品コレクターでもありました。

その様子は映画を観ても明らかです。

この本の中に出てくる美術品の数々はどれも興味深く、これらの美術品を最初に見つけた時、あまりの素晴らしさに涙を流したものも多くあるそうです。

やはりイヴは人並み外れた感受性を持ち、時にはそれがネガティヴに、そして時にはそれが万人を魅了するイマジネーションとして働いたのでしょう。

そんな作品の数々が一同に観れる作品集です。自分も覚悟を決め、脇にバスタオルと鼻セレブを用意してこの本を鑑賞したのですが、残念ながらチクとも涙は出てきませんでした…

しかし繰り返すようですが、内容は圧倒的に素晴らしいです。

これらのコレクションは、イヴの死の翌年の2月と11月に開かれたオークションで披露され、大きな話題を呼びました。

ちなみに僕のお気に入りはアイリーン・グレイのドラゴン・アームチェア。

これがいくらで落札されたか想像がつきますか?

正解は、なんと2,190万5,000ユーロ!(約27億円)

オークションの収益はすべてピエール・ベルジェ―イヴ・サンローラン財団に寄付され、エイズ撲滅の研究資金に使われるそうです。

こちらも素晴らしい…

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧ください!