Posted on 02.26.23

先日のお休みは、シネリーブル梅田でジョージア人の映画監督,オタール・イオセリアーニの『歌うつぐみがおりました』を観てきました。

 

 

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『歌うつぐみがおりました』  1970年     監督、オタール・イオセリアーニ

 

まず、邦題がなんともチャーミングです。

 

主人公のギアは、ティンパニー奏者。

しかし、何もせずにじっとただ待っていることが苦手なギアは、自身の楽器の出番の少ない演奏の合間にスルスルとホールを抜け出してナンパしに行ったり遊びに出かけたりと自由奔放な生き方をしています。

ですが、演奏フィナーレの出番までには(なんとかギリギリ)絶対に遅れないという変な真面目さを持っていたりするので、観ていて憎めないところがあります。

 

映像や脚本も、ジョージア流ヌーヴェルヴァーグという感じで、大変魅力的な作品でした。

 

イオセリアーニ監督は、故郷のジョージアで映画を撮り始め、その後、拠点をパリに移しました。

他のジョージア時代の作品ももっと観たいですし、パリで撮った作品もぜひ観てみたいです。

 

今回の映画祭を機に、Blu-rayが発売されればいいのですが…

素敵な映画を撮る監督さんなので、ご興味が湧いた方はぜひイオセリアーニ監督の作品をご覧になってみてください!