BALOON STUDIO vol.1
2020.02.11.
Posted on 02.11.20
今回は、スタイリスト(ファッション)のお客様が主催するファッション&音楽イベントのご紹介をさせていただきます。
2020 A/W パリメンズコレクションと 2020 S/S の東京コレクションから読み解く、メンズファッションの傾向と解説をモデルやバイヤー等のゲストを迎えてインタビュー形式で行うトークセッションと、“CRUB CIRCUS OSAKA”週末のイベント“FULLHOUSE”クルーのDJ RYOTAによる音楽セッションから成るカッティングエッジなイベントです。
主催者の板倉さんは、ファッションを始めとしてカルチャー全般に物凄くお詳しいです。
いつもカットしながらファッションなどのお話をさせていただいてるのですが、自分もそれなりにコアにファッションを見てきてる方だと思っていますが、モードファッションに関する板倉さんの知識は自分なんかと比べ物にならないくらい半端ないです。
何が一番凄いなと感心するかと言うと、ラグジュアリーブランドの歴史やこれまでの歩みなどクラシックな部分など、今のモード界では古いとされてきてるような考え方にも共感できるようなファッションへの敬意を持ちながらも、最新のファッションや今の変わりゆくモード界のことも肯定的に捉えて時代にアジャストし続け、更にその中から新鮮さを見出すことができるという点です。
今のモード界において、そういったハイブリットな思考回路が備わっている人は、そうそう多くないと思います。
板倉さんから直接、今回のイベントに対する想いを聞かせてもらったのですが、理由の一つに「頑張ってモードな服を買っても、気合を入れてそれを着て行こうと思えるところやそういう機会があまりに少ない」というのがあるとのことです。
本当に素晴らしい考えだと思います。
実際、モードに魅了されて高いお金払ってお気に入りの服を買っても、「周りにはあまり共感してくれる人は少ない」という声は当店に来てくれるような若いメンズのお客様からもよく聞きます。
そういう人達だって、本当は「それカッコイイね、どこの?」みたいな会話をしたいと思う子は多い筈です。
板倉さんは、もともと関西の生まれではないですが、今関西で仕事させてもらってるから、(本人の口からは言わないですが)何か関西に恩返ししたいという想いもあるのだと思います。
大阪は90年代の頃はアメ村や南船場,堀江を中心に独自のカルチャーをたくさん産み出していました。
それは、東京の人から見ても興味深く映っていたと思います。
今の大阪は東京の下位互換をしているだけです。
関西は特に既得権益とコネクションを持ったベテラン達が各業界に居座ってて、新しい感覚を持った人達が活躍できるような場所もなかなか無いのだと思います。
そんな中で自分で努力して道を開いて、今度は関西のシーン全体を盛り上げようとしているのが本当に素晴らしいです。
本来は、そういうことは関西出身の人間がやるべきことだと思うのですが…
モードなファッションが好きで好きで堪らないという方ほど、ぜひ行ってみてください!
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2/18 tue.
19:00~
at.LINE UP-STORE
〈ENTRANCE FEE 〉 ¥1000(ワンドリンク込)