Posted on 12.19.17

光陰矢の如しと言いますが、そろそろ矢くらいのスピードでは負けるんじゃないかと思うくらい一年が早く感じる今日この頃ですが、拙くて恐縮ですが年間ベストアルバムを発表させていただこうと思います。

 

《年度代表盤  》

Björk – Utopia

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店名にV:oltaとつけててBjörkにこれ程の作品を作られたらベストアルバムに選ばない訳にはいきません。

まさにビョークのアーティストとしての集大成と言える作品だと思います。

ビョークはレディオヘッドなどと共に、リアルタイムで作品を楽しんできたアーティストで初期の頃から好きでしたが、このアルバムがビョークの最高傑作ではないかと思うくらい素晴らしかったです。

50歳を超えた今でも常に新しいことにチャレンジし続け、「ユートピアは幻想じゃなくて必需品」と語るBjörkの今後にも益々期待したいです。

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No,2

Kirin J Callinan – Bravado

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夏場聴きまくったアルバムです。

ビョークとは全然タイプが違いますが…

現在、電子音楽の世界でもトランスを新しい形で構築した音楽が流行っていますが、このキリンJ.のアルバムにもトランスが取り入れられてます。前者は文句なしにカッコイイ曲が多いですが、このキリンJ.のアルバムは意図的に昔のトランスを使ってるところもあって一見とてもダサい感じを出してるのに凄くクールなのが最高です。

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No,3

King Krule – The Ooz

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カニエ・ウエストからのプロデュースのオファーを断ったというだけでも好感を覚えるまだ若干23歳の青年は、歴代のUKの偉大なアーティストに並ぶべく着実な成長を遂げています。

というかまだこの年齢で既にこれだけエモーショナルな部分が成熟されてきてるのが凄いです。

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No,4

Slowdive – Slowdive

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このまま何もしないでいても不動の地位は約束されていたであろうバンドSlowdiveによる実に22年ぶりとなる新作は、Slowdiveというバンドへの懐古主義でもなく、今新しく出てくるバンドと比較しても何ら劣らない音の新鮮さを感じるアルバムでした。

先日の大阪でのライブに行かなかった僕は大バカ者です。

 


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No,5

Trailer Trash Tracys – Althaea

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フィリピンの映画Althaeaのサウンドトラックも兼ねている同名の本作は、Washed Outの名作“PARAGOSM”も顔負けのトロピカルな浮遊感がとても心地よいです。

日本の80年代のトロピカル・ミュージックやフィリピンのカーニバル・ミュージックに影響を受けたという楽曲は、アレッサンドロ・ミケーレがもしエディ・スリマンばりに音楽に精通していたならGUCCIのコレクションやキャンペーンビデオで積極的に使われていたであろうと思うくらいのナードでトロピカルな世界観でした。

 

 

という感じの2017年でした。

来たる2018年も良い音楽にたくさん出会いたいです。