Posted on 04.20.12

Deborah Turbeville(デボラ・ターバヴィル)のアーカイヴ写真集“The Fashion Pictures”

今ではファッションフォトで有名ですが、彼女のもともとの仕事はマドモアゼル誌のファッション・エディター。

サックス・フィフス・アヴェニューのスタイリッシュなポートフォリオがきっかけでファッション写真界で注目を集めます。

その後、70年代にヴォーグ誌に登場して以来、ファッション写真界の中心人物として長きに渡り活躍してきました。

ターバヴィルは、フィルム・プリントに、傷、皺、折れなどの様々な手を加え、ロマンチックかつ絵画的なイメージを作り上げた先駆者として知られています。また従来のかわいい女性ではなく、自立した女性像を持つモデルを好んで起用し、彼女たちに自分の写真世界に入り込むことをを求めました。
パーソナルな感覚を重視してファッション・イメージ作り上げた最初の写真家の一人で、 ファッションとアート写真との境界線をなくす役割も果たしています。

本書の作品セレクションとレイアウト・デザインもターバヴィル本人が行っています。

ダーフファンタジーな中にもどこかリアリティにある世界観をぜひ体験してみてください!