Posted on 08.06.14

gap MEN’S COLLECTIONS 2015 S/S 入荷しました!

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表紙は、パリ・ロンドン号がドリス・ヴァン・ノッテンで、ミラノ号がエルメネジルド・ゼニアです。

 

僕、個人的には今回はゼニアが一番良かったです!

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サン・ローランを去ったステファノ・ピラーティがゼニアのクリエイティヴ・ディレクターに就任して以来、「さすが」と思わせる素晴らしいコレクションで魅了してくれていましたが、今回は更にもう一段階覚醒した印象。

色使いも素晴らしかったです。

 

一方ドリスは、バレエダンサーのルドルフ・ヌレエフと振付師のアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルを着想源としたセンシュアルなコレクション。

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レオタードやショートパンツ、レギンスといったアイテムをメンズで発表するというのが現代的。

 

オートクチュールなどのウィメンズで発揮させているメゾンの持つ高い技術をメンズにも応用させたクリエーションをしているヴァレンティノや、ブランドの名産品であるファーをメンズでも積極的に取り入れることで成功しているフェンディなどのように、今のメンズで成功しているブランドは、メゾンのストロングポイント(この

表現は、ちょっと前にワールドカップを観てて学習しました)をメンズにおけるクリエーションでも積極的に発揮しています。

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全体的に見れば、正直、今シーズンのメンズは商業性を重んじさせられる時代の流れの中で混沌とした印象でしたが、そんな中でもドリスなどの“けっして時代に流されることのないブランド”は今シーズンも光るものがありました。

 

他では、ランバンが提案した、自転車にも乗れる「動けるスーツ」スタイルというのもとても興味深かったです。

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全体のシーズン・トレンドとしては『90’s リヴァイバル』

“ミニマリズム”,“レイヤード”,“スポーティ” などのキーワードをストリートとミックスさせて“進化した”90年代風のストリートスタイルを創り上げています。

レイヤードは、「同系色」ではなく「単一色」(白が多かった)でのレイヤードがトレンド。

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Neil Barrett

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今号の雑誌 EYESCREAMで、『ファッションスナップの新潮流』という大変に興味深い特集が組まれてて、表紙だけ見てすぐ買ったのですが、インターネットの普及によって海外のスナップなどもリアルタイムに見られるようになり、現代のモードは「ランウェイ」ではなく「ストリート」からも多くが産み出されるようになりました。

 

その代償として、デザイナーは自分の直感による「純粋なクリエーション」がし難い時代になっているのかも知れません。

そんな時代の中で、自身の「こだわり」を追求しつつも「商業性」を両立させているデザイナーは素晴らしいとしか言いようがないです。

 

そんな感じの今シーズンのコレクション雑感でした。

 

ご興味のある方は、ご来店時にぜひご覧になってみてください!