憐れみの3章
2024.10.17.
Posted on 10.17.24
先日のお休みは、先日書かせていただいた空音央監督の『HAPPYEND』に続き、ギリシャ出身の映画監督,ヨルゴス・ランティモスの最新作『憐れみの3章』も観に行きました。
本作は、“R.M.F.”(Redemption(救い)・Manipulation(操作)・Faith(信仰))にまつわる3つの短編から成る作品。
その3つのエピソードの主要な登場人物は全て同じで、役柄はそれぞれのエピソードで異なります。
作風も、このままハリウッドの人気者になってしまうのかと少し心配になった前作『哀れなるものたち』よりも、ずっとランティモスらしいシュールな毒っ気が炸裂した作品でした。
全てのエピソードが奇妙で気持ち悪い。(褒めてます)
これぞランティモスの真骨頂だと思います。
今やランティモス映画のミューズとなったエマ・ストーンのこの表情もとても不気味。
こちらも毎度お馴染みとなった変なダンスも今回もキマってました。
ちなみに、今回エマ・ストーンが踊ってる曲は、スウェーデンのアーティスト,COBRAHによる“Brand New Bitch”という曲です。
日本のクラブでも、皆カッコつけてスカした感じで踊らずにエマくらいエモーショナルに踊ってほしいです。
普段クラブに行かない僕でも、そんな感じのズバ抜けたクラブが日本にあるなら一度訪れてカオスな空間をこの目と耳で体感したいと思うかも知れません。
ランティモスの作り出す奇妙でクセになる世界を堪能したい方も、エマのダンスの全貌を見たいという方も、ぜひ映画館でご覧になってください!