来週、待ちに待ったボブ・ディランのライヴに行ってきます。

父と一緒に。

“生きる伝説”と言われているボブ・ディランを観るのが、今から楽しみで仕方がありません。

父と一緒にライヴに行くのは初めてです。

父は僕が物心つく前からディランのファンでした。

小さい頃、家には髪の毛がボサボサでクリクリの変なオッサンのポスターが貼ってありました。僕にとって、それがディランだと認識できたのはまだまだ後のことでした。

その頃から、家にはまだ白黒だったMacがあり、僕の遊び道具でした。

今でもパソコンを買う時は必ずMacを買います。

でも、ディランの本当の良さを理解できるようになってきたのは最近の事です。

なぜなら、高校時代なんかはディランと言えば、“ライク・ア・ローリング・ストーン”、ビートルズと言えば“レット・イット・ビー”、夢中になるのはレディオヘッドやファット・ボーイ・スリムなんていう、当時の若者の現代感覚しか持ち合わせてなかったからです。

そんな父が、今年の3月に長年勤め上げた職場から退職します。

ディランの日本ツアーの情報を知った時、真っ先に父と行こうと思いました。

僕はもちろんディランを観るのは初めてですが、父もまだ観た事が無いらしいです。

このライヴは僕から父への退職祝いで、我ながらいいプレゼントだなと思ってます。

ディランのあの凛とした歌声を聴きながら、想う気持ちは皆それぞれかと思いますが、僕はこれを期に家族を支えていく立場になるべく、ディランに「喝」を入れてもらって来ようと思っています!

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Bob Dylan – Subterranean Homesick Blues