IT’S NOT ME

2025.04.29.

Posted on 04.29.25

昨日のお休みは、レオス・カラックス監督の最新作『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』を観てきました。

 

 

今作は、「これは私ではない」と題されたカラックスのセルフポートレート映画。

カラックスが初めて自ら編集したという映像は、自身の過去作品などの映画,音楽,写真、そしてホームビデオに至るまで、めまいのようなコラージュ作品です。

 

晩年のゴダール作品に似せた作りは、22年に亡くなったジャン=リュック・ゴダールへのオマージュと追悼の意が込められているのだと思います。

でもゴダールの作るコラージュと、今作でカラックスが作った作品は似て非なるものだと思いました。

カラックスのコラージュは、内省的でロマンティックなものでした。

カッコつけてそうで、時折ちょっとおバカなチャーミングさを感じる(あえてそうしているのでしょうけど)ところはどちらにも共通する部分です。

 

後半で『汚れた血』でドニ・ラヴァンとジュリエット・ビノシュが走る印象的なシーンが挿入され、そしてラストで『アネット』の人形をデヴィッド・ボウイの『モダン・ラブ』に載せて疾走させるシークェンスは感動ものでした!

 

まだまだ若いカラックスには、これからも素晴らしい作品をたくさん撮ってもらいたいです。

 

この映画は、間違いなくカラックス、あなたでした。