エレクトロニック・ ミュージックとジャズをブレンドし、独自の作品を生み出し続けるオランダ出身のアーティスト, Jameszooと、同じくオランダのコンテンポラリー・アンサンブル,Asko=Schonbergとのコラボレーション作品『Music for 17 Musicians』

 

 

このタイトル。

これはスティーヴ・ライヒによる1978年の名作『Music for 18 Musicians』に因んだものなのは間違いないですね。

 

本作におけるテーマは、「音楽から作曲者や演奏者の存在を切り離す」という大胆なもの。

MIDIとアルゴリズムを駆使し、MarkovモデルやLSTMによって設計されたルールに基づいて、まるで人間の即興演奏のように“自律的”な判断で音を紡ぐ自動演奏ピアノ。

 

Jameszoo自身のバンドメンバーやHIIITのパーカッショニストFrank Wienkらも参加した生演奏と電子音とが共鳴し合った音世界が美しいです。