Posted on 06.09.23

King Kruleの通算5作目となる最新作『Space Heavy』

 

 

King KruleことArchy Marshallがデビューアルバム『6 Feet Beneath the Moon』を発表したのが2013年。

独特のしゃがれたバリトンボイスの歌い手は、瞬く間に世界中の音楽ファンの心を掴み、一気にスターダムへと駆け上がりました。

 

僕も彼の音楽にすぐに魅了されましたが、あるエピソードを聞いてそれまでの3倍くらいファンになりました。

デビューアルバムで成功を収めたとは言え、まだ一塊の若手アーティストに過ぎなかったマーシャルは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった(どころか大統領選に出馬までしてしまった)大物ミュージシャン, カニエ・ウエストから受けたコラボオファーを断わりました。

若き日の浜田雅功もビックリの見上げた度胸ですし、暗に「自分は“そっち側”じゃないんだ」というメッセージをファンに伝えてくれているようにも思えました。

僕の心にもグサリと刺さりましたね。

 

 

本作もマジで素晴らしい。

良い歳して「マジで」とか使ってることにキムタクくらいのダサさがあることを理解してる上で使ってしまうくらい良い作品です。