Posted on 08.15.21

いつもV:oltaをご利用いただき、まことにありがとうございます。

 

8/16(月)~20(金)の期間は、夏期休暇をいただいております。

 

21日(土)10:30より通常営業を再開いたします。

(お電話でのご予約は9:30より受付いたします)

 

ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

hang all snaps

2021.08.15.

Posted on 08.15.21

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted on 08.15.21

UK屈指のトラックメーカー, Joy Orbisonによるミックステープ『still slipping vol. 1』

 

 

 

UKガラージやダブステップ, グライムなど、UKアンダーグラウンド・ミュージック・シーンを凝縮させた至極のミックステープです。

 

Herron, James Massiah, Bathe, Léa Senなど、本作でコラボレーションしたアーティストの人選にもさすがのセンスを感じます。

 

 

Mens Hair

2021.08.15.

Posted on 08.15.21

Posted on 08.15.21

jacket fun club

2021.08.14.

Posted on 08.14.21

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted on 08.14.21

red anthem

2021.08.13.

Posted on 08.13.21

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted on 08.13.21

前回の『SHOAH』シリーズに続いて、今回はオムニバス形式でオススメ映画をご紹介させていただきます。

 

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『第三世代』  監督: ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

 

ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが描く“第三世代”のテロリストを描いた作品。

舞台は、1970年代末のベルリン。

 

テロリストにおける“第三世代”とは、それまでのテロリスト達の信念であった革命への理念を持たず、ただ目先のスリルだけを追い求めてテロを起こすようになった初めての世代のことを指します。

(もうこの時点でお笑い界の第7世代なんかよりこっちの方が俄然面白そうと思ってくれた人は、V:oltaに通い続けてください)

 

まず、オープニングの映像と表示されるクレジットが死ぬほどカッコイイです。

まだキューブリックで止まってるという人は、ぜひ本作を観て度肝を抜かれてください。

 

内容は哲学的で破壊的です。

エンタメ寄りから急にこういう作品を観るとかなり難解だと思いますが、これこそ映画におけるニューウェイヴです。

音楽でもJ-POPから、最初は洋楽のビッグネーム、そこから徐々にニューウェイヴなどアンダーグラウンドを掘り下げるようになっていった(一定のところまで進むとニューウェイヴさえオーバーグラウンドだったのだと気付く)方も多いかと思います。

自分もようやく最近になって、映画も同様なのだと気付きました。

まだ踏み出していない皆さんもぜひその第一歩を踏み出してみてください。

 

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『桜桃の味』   監督:アッバス・キアロスタミ

 

 

キアロスタミ監督の作品は、心が洗われるような優しさに包まれています。

 

本作の主人公は、自殺することを決意した中年のおじさん。

報酬と引き換えに自殺を手伝ってくれる人を車に乗って探すのですが、その道中で出会う人達との会話や人間模様が素晴らしいです。

コロナの長期化で精神的にも辛いという方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひそういう方にも観ていただきたい作品です。

世の中には、その美しさに気づけていないだけで素晴らしいものもたくさんあります。

 

 

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『ミュージックボックス』  監督: コスタ=ガヴラス

 

こちらもホロコースト関連ですが、秀逸な法廷サスペンスものです。

 

老後を迎える父親が過去にユダヤ人虐殺に関わったとされる資料が、父の母国ハンガリーで見つかり、弁護士である娘が父の疑惑を晴らす為に裁判の弁護人になるというストーリー。

 

タイトルの意味は終盤でわかります。

 

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『山椒大夫』  監督: 溝口健二

 

森鴎外の小説を基にした文芸作品。

 

人買いにたぶらかされて親子離れ離れに売られた安寿と厨子王の物語を、タルコフスキーやゴダールからも尊敬される溝口監督の素晴らしい演出で見事に描かれています。

 

現代の日本人は、過去の日本の歴史の闇の部分にはあまり目を向けたがりませんが、同じ日本人として受け止めて反省すべき汚点が本作にも描かれています。

 

表紙の入水シーンは哀しみを超えて神秘的ですらありました。

 

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『自由の幻想』  監督: ルイス・ブニュエル

 

夢から着想を得た、ブニュエルらしい不条理さとシュールさが混在する、超絶自由な発想の映画。

 

出だしのナポレオン兵が頭どつかれるまでの一連の下りは、ごっつええ感じのコントよりも面白かったです。

緊張と緩和、知的品格とお下劣な煩悩。

 

その高低差を操るには、相当な知性とユーモアのセンスが必要で、観るものの教養も試されています。

 

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『工事中』  監督: ホセ・ルイス・ゲリン

 

 

スペインはバルセロナにあるエルラバル地区の大規模再構築の様子を18ヶ月、撮影時間120時間以上に及ぶフッテージから編集したドキュメンタリー映画。

 

ただの解体現場, 建設現場を映し出した映像に、なぜこれほどまでに感動させられるのかというくらい素晴らしいカメラの構図。

どこにでもある日常の風景を切り取った中に、どれほどの美しさや尊さが潜んでいるのか。

都会の雑踏の中で忙しく生活しているとなかなか気付くことができないものに気づかせてくれる作品です。

 

ドキュメンタリーですが「完全に」というわけではなく、登場人物の会話など、少し作ったようなところも見受けられるのですが、むしろそれも本作の魅力をさらに引き上げているように思いました。

 

本作を観てから、外を歩いているだけで、今まで日常的に目にしてきたものの見え方まで、まるで変わった感じがします。

人生における価値観を変えてくれるような映画だと思います。

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そろそろ疲れてきたので、今回はこれくらいで終わりにさせていただきます。

また映画好きのお客様とは、映画の話をさせていただくのも毎度楽しみにしております。

 

 

Posted on 08.13.21

お盆休みをお過ごしのみなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

当店はお盆期間を避けて、少しずらして16日から夏期休暇の予定を立てたのですが、混み合うかなと思っていた(当店の)連休前の週末のご予約は、こちらの想定が見事に外れてとてもゆっくりしそうで、こうしてブログを書いている今日もそんなに忙しくないので、緊急事態宣言中でもあるので久々に最近のオススメ映画をご紹介させていただこうかと、重い腰を座り心地の良いイスにゆったりとおろしてパソコンの前に向かっている次第であります。

 

コロナ当初は、緊急事態宣言とオススメ映画紹介ブログはセット、というくらい緊急事態の度にステイホーム中に観れる映画の紹介ブログを書いていたのですが、政府から国民への支援もほぼなくなりましたし、今年のG.W.前の緊急事態宣言中くらいから自分を戒めて自粛に対する意識を再度強く持つためにもクロード・ランズマン監督のホロコーストを扱った9時間30分にも渡るドキュメンタリー映画『SHOAH』を観始め、『ソビブル、1943年10月14日午後4時 Sobibor, Oct. 14, 1943, 4 p.m 』『不正義の果て』の一連のシリーズを連続鑑賞し、それに続いて『スペシャリスト』『ハンナ・アーレント』などの関連映画も観て(スペシャリストでのアドルフ・アイヒマンは、菅政権が喉から手が出るほど欲しいと思うであろう人物でした。佐川現国税庁長官が小粒に見えました)、極めつけにはヴィクトール・E・フランクルによるドイツ強制収容所の体験記録に基づいた書籍『夜と霧』を読み終えた頃には、精神的にかなり参ってしまって、なかなかオススメ映画の紹介も書く気にならない状態になっていました。

ですが、これらの作品も人間として現代に産まれたからには観ておくべき素晴らしい作品でした。

クロード・ランズマン監督の作品はBeautiesというサイトでもペーパービューすることができますので、ご興味のある方は、ぜひご視聴してみてください。

 

『SHOAH』では、散髪屋のおじさんのインタビューが出てくるのですが、生き残って現在の仕事として働いている職場で客をカットしながら当時の様子を語っていたのが、似た職種の自分としては特に印象に残っています。

 

 

彼は強制収容所でユダヤ人女性たちのカットを命じられていました。

一人のカットにかけられる時間はごく僅か。カットする前に女性達は服を全て脱がされています。

服を脱がされ髪の毛をカットされた後、彼女達はガス室へと押し入れられ、殺されます。

なぜ髪の毛をカットするかと言うと、ナチスが髪の毛を売ってお金に変える為です。

(女性だけカットするのは、女性のほうが髪の毛が長いからです。)

女性達はこれから殺されるとは伝えられていません。

しっかりと働いてもらうためにもチフスなどの伝染病の蔓延を予防する為、服を脱いで髪の毛を切った後、消毒すると伝えてガス室に送られるのです。

散髪屋達に求められた仕事は、髪の毛を手早く切りつつも普通にショートヘアにカットされたと思わせることです。(急に丸坊主にしたら、ただごとではない印象を与えてしまうからです)

インタビューに答えていた散髪屋のおじさんは、当時の様子を語りながら、目に涙を浮かべていました。

本当に辛い経験だったと思います。

 

他の民族や人種を、自国民よりも蔑んで見ることはあってはならない。

これは現代に生きる人間、自分達にも言えることです。

 

今回は長くなったので、本編とは分けてご紹介いたします。

(本編に続く)

コペンハーゲン出身のBirk GjerlufsenとSebastián Santillanaによるユニット, Vanessa Amaraの2016年から2020年までの未編集のライブ音源を収録した作品集『Music for Acoustic Instruments & Feedback』

 

 

マイク、スピーカー、テープマシンなどを駆使して、アコースティック・フィードバックを利用したシステムを構築した彼らですが、本作を通じても彼らがライブを通じて行ってきた実践実験の過程が伝わってきます。

 

音作りは実験的な音楽そのものですが、その過程を通じて出来上がった音楽は、何よりも自然そのものを映し出しているようにも感じます。

 

非常に美しい音楽です。

 

Vanessa Amaraからのコメントも面白かったので、ご紹介します。

「フィードバックの自律性は、音の形成に即興的な関係を要求するものであり、非常に重要です。私たちは、認識を強要する完全な1onを拒否する能力を誘発したいと思っています。私たちの願いは、即興演奏が持つ透明性が、私たちや観客の人生における集団的、個人的な労働の中で、またその間で、動きや継続性を誘発し、同時に連帯感を養うことができると信じています。」

 

weekend navigation

2021.08.13.

Posted on 08.13.21

いつもV:oltaをご利用いただき、まことにありがとうございます。

 

世間はお盆真っ只中ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

当店は来週16日(月)~20日(金)まで夏期休暇に入ります。

本格的なお盆期間となる今週末ですが、当店のご予約は今日くらいから落ちついてきました。

 

お盆休みだけど特に予定がないという方は、ぜひカットしにいらしてください。

 

感染防止対策を徹底して、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

 

 

Posted on 08.13.21

先日の休みは、朝から映画を観てきました。

現役首相を描いたドキュメンタリー映画『パンケーキを毒見する』

 

 

 

「パンケーキが好きな総理」というキャッチフレーズだけで政治音痴の若者達の支持率さえ底上げしてしまっている今の時代。

 

次々と明るみになる“政治と金”の問題やコロナ対応で現政権の頼りなさが浮き彫りになった今だからこそ、国民一人一人がしっかりと政治に関心を持ち、「そこで何が行われているのか」を注視する必要があります。

 

本作は、基本的には現政権の問題点をわかりやすく指摘している内容なので、政権批判であるとの見方もできますが、内容はこれまで実際に現政権(菅官房長官時代の安倍政権を含む)が行なってきた政権の“隠しておきたい真実”を浮き彫りにしただけの内容です。

だから与党(自民党)を批判した左向きの映画とも少し違います。

本作には自民党の石破さんも出演して、問題点を語っています。

安倍政権以前は、自民党の中でも意見を言い合える関係性がまだありましたが、現政権は自民党の中でも異論を唱えることも許されないほどの権力を持つほどになっているらしいです。

 

他にも政治経済評論家の古賀 茂明さん、元事務次官の前川喜平さんなども出演していましたが、古賀さんは報道ステーションのコメンテーターを務めていた時、安倍政権に批判的なコメントを繰り返していたことで政権側から番組に圧力がかかりコメンテーターを降板させられ、前川さんは加計学園の問題で証拠となる内部文書の存在を菅官房長官が「怪文書だ」と言い逃れを図る中、実際に官邸の意向で動いていた張本人として文書が本物だと告発した結果、自身の出会い系バー通いを新聞社にリークされました。

 

日本では先日、小山田圭吾氏の過去のいじめ問題が浮き彫りになり、世間から社会的制裁を受けましたが、政治の世界では悪事を正そう、告発しようと行動する人が政権から酷い“いじめ”に合うというあまりにも無慈悲な現実がそこにはあります。

“見せしめ”を作ることで、まだ正義感を持っている人達も、良くないと思うことに対してなかなか意見を言う勇気が出せなくなっていきます。

 

政府に今のようなやりたい放題をさせているのは、他ならぬ自分たち国民です。

(もっと言うと選挙に行かない人達です。)

 

一人でも多くの人が選挙に行って投票率が上がれば、政権がひっくり返る可能性が高くなります。

ここで大事なのは、別にひっくり返らなくても、高い投票率で浮動票が増えることで国民の政治への関心度の高さを示していれば、政権に「気を抜いてると選挙で入れ替わる」と常に危機感を持たせることができるようになることです。

 

今の政治もあまり関心を持ってない人には、とても複雑に感じると思います。

それは政権の常套手段で、複雑性をもたらすことで、普段から政治に関心のない人達により興味を持たれにくくしているのです。

国民(特に一般庶民)が無関心であってくれ続けた方が、今の政権には都合が良いのです。

 

美容師の人達の中にも、選挙に行かないという人も多くいると思います。

有名な美容師の人がなんかの賞をもらった時のインタビューで「美容師の地位向上」を掲げてるのを見たことがありますが、美容師全体の世間のイメージを変えていくには、ちゃんと投票に行ったりすることの方が大切だと思います。

 

ちょっと長くなってしまいましたが、僕にはデヴィッド・バーンみたいなことはできないので、こういう形で僅かな人にでも呼びかけたい気持ちです。

(欲を言えば、本作にもバーンまでは無理だとしても、もう少しセンスの良い伝え方をしてほしかったなと思います。)

 

投票に行こう!

 

Hair Arrange

2021.08.13.

Posted on 08.13.21

Posted on 08.13.21