100 Years of Fashion
2012.04.13.
Posted on 04.13.12
ウィメンズウェア100年史
Cally Blackman著
1901年から現在までのウィメンズウェアの歴史を網羅した本書。
ハイソサエティー、ボヘミアン、クチュリエ、デニムとスポーツ、ミニマルデザインから各時代の女優,モデルなどスターのファッションを踏まえて紹介。
表紙はオードリー・ヘップバーン。
ヘップバーンが自身のファッションに対して全幅の信頼を寄せていた人物といえば、ユベール・ド・ジバンシィである。
彼の服により、ヘップバーンの魅力は最大限に引き出される。
彼女自身も「ジバンシイが長年にわたって私を創り出してきたって言っていいんてじゃないかしら」と語っている。
そして、「ティファニーで朝食を」でヘプバーンが着用した黒いドレスによって、ジバンシィの知名度も飛躍的に高まることになる。
形は違うが、ティム・バートンとジョニー・デップのそれとよく似ている。
デザイナーとファッションアイコンの素晴らしいコンビネーションである。
話は戻るが、この100年、ファッションは理想の世界の象徴的存在でありえたのか?
作家オスカー・ワイルドは、自身の小説『ドリアン・グレイの肖像』の中で、独特の皮肉を込めてこういう言葉を残している。
「人を見た目で判断しないのは愚か者だけである」
ご興味のある方は待ち時間にどうぞ!